日本協会A級レフリー、そしてIRB TJ(タッチジャッジ)パネルレフリーである平林泰三氏が、このほど「ワールドカップセブンズ2009 ドバイ大会」(2009年3月5日~3月7日、アラブ首長国連邦)のマッチオフィシャルに選出されました。
平林レフリーの選出は、2000年に選出方法LOTAシステム(参加国から帯同)からメリットベースシステム(パフォーマンスにより選出)に変わって以来のことであり、ラグビー強豪10カ国以外からの選出は史上初の快挙です。

ワールドカップセブンズは、IRB(International Rugby Board)の主催で1993年から4年ごとに開催されている7人制のワールドカップ。今回のドバイ大会は5回目。男子は24ヶ国の代表チーム、女子は16ヶ国の代表チームが参加し、7人制日本代表は男女とも出場権を獲得しています。IRBは観客動員数10万人以上を見込んでおり、日本の企業からは三菱重工業がトーナメントスポンサーとして参加しています。

◎平林レフリー
「今大会の割り当てを頂くまでに、非常に難関が多く、また世界の強豪国レフリー達との非常に高いパフォーマンスレベルでの競争がありました。ラグビーの歴史において非常に重要な節目にアジア人レフリーとして参加できる事にとても光栄に思います。また、この過去5年間で多くのサポートを頂いた日本協会をはじめスポンサー各社様に多大な感謝をいたします」

写真は2008年11月、IRBセブンズ UAEドバイラウンドでのオーストラリア代表 vs サモア代表
平林泰三レフリー(ヒラバヤシ タイゾウ)

1975年4月24日生、宮崎出身。日本初のプロレフリーとして活躍。2006年には、日本人そしてアジア地域から初めて「IRBパネル・レフリー」に選出されている

(写真は2008年11月、IRBセブンズ UAEドバイラウンドでのオーストラリア代表 vs サモア代表)