公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長・岡村正、東京都港区)は、2018 年6 月1 日付で岩渕健輔氏が男子セブンズ日本代表ヘッドコーチに就任することが決定しましたので、お知らせいたします。

■コメント

■公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 専務理事 坂本典幸
「男子セブンズ日本代表は、2016 年のリオデジャネイロオリンピックで4 位に入賞しましたが、HSBC ワールドセブンズシリーズでは降格、昇格を繰り返してきました。
リオデジャネイロオリンピック後、その時点での成果や反省を経て、今年のワールドカップ・セブンズの目標であるベスト8以上、更には東京オリンピック2020 でメダル獲得を目指すには、世界で戦うために新しい知見を持っているダミアン・カラウナHC が適任だと判断し、2016 年11 月に就任してもらいました。カラウナHC は、セブンズの選手がなかなか集まらない中で、今年4 月に開催された「HSBC ワールドラグビーセブンズ2018-2019 シリーズ コアチーム予選大会」では、見事に優勝し、コアチーム昇格を達成してくれました。その功績は大きく、一定の成果を出してくれたと思います。
しかしながら、東京オリンピック2020 でのメダル獲得を視野に入れたときに、選手の所属するチームや企業のこと、日本人選手のことをより理解出来る日本人のHC が相応しいのではないかと考え、岡村会長や関係スタッフと協議した結果、セブンズにずっと携わってきた岩渕総監督に男子セブンズ日本代表HC に就任してもらうことを決めました。
カラウナHC は世界に通じるセブンズチームを作ってくれましたが、より強くするためにも、継続して世界とのネットワークを持っている岩渕新HCにチームを世界レベルに強化してもらい、そして東京オリンピック2020でのメダル獲得を託すことにしました。
ラグビーワールドカップ2019 日本大会が開催されるため、セブンズチームへの選手招集は厳しい状況が続くと考えられます。それも理解した上で、ワールドカップ・セブンズ2018 や東京オリンピック2020 で目標を達成するためには、今までのキャリアで様々な状況を知っている岩渕新HC に全てを任せたいと思います。
男子セブンズ日本代表が、岩渕新HC と共に、これから世界で躍進してくれることを期待しています」

 

■Team Japan2020 男女7 人制日本代表総監督 兼 男子セブンズ日本代表ヘッドコーチ 岩渕健輔
「2020 年東京オリンピックパラリンピ ック開幕まで、 開幕まで800 日をきりました。
カラウナ氏がチームに残してくれた 卓越した 7 人制ラグビーの見識を最大限に活かし 、さらに改善と工夫を加え、チームを表彰台にあげるよう、強い覚悟をもって取り組んでまいります」