6月8日(金)~10日(日)にフランス・パリで開催された「HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2017-2018第5戦 フランス大会」終了後のヘッドコーチ、選手のコメントを、以下の通り、お知らせします。


なお、バティヴァカロロライチェル海遥選手は「HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2017-2018第5戦 フランス大会」のドリームチーム(ベストメンバー7名)に選出されました。女子セブンズ日本代表選手が同シリーズのドリームチームに選出されるのは今回が初めてになります。


併せて、女子セブンズ日本代表は「HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2017-2018」シーズンのフェアプレーアワードを受賞しました。こちらも、初めての受賞になります。

 

<女子セブンズ日本代表 HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ フランス大会終了後コメント> 

      

■稲田仁 女子セブンズ日本代表ヘッドコーチ


「フランス大会ではトップ8入り、コアチーム残留という目標を果たせず非常に悔しく思う。大会第1日のフランス戦、アメリカ戦など、日本のレベルアップを感じた試合もあったが、パフォーマンスが継続できない、勝ち切れないという点は今後の大きな課題となった。今回のセブンズシリーズ5大会を通じて選手、スタッフ共に大きく成長することができたが、世界トップレベルで戦う厳しさと、勝つためには何が必要なのかということを改めて強く認識した。
 7月のラグビーワールドカップ・セブンズ、8月のアジア競技大会に向けてスキル、フィジカル、戦術、メンタル、意識、すべての要素をもう1段階上げられるように、選手、スタッフ一丸となって取り組んでいきたい」

 

■中村知春 女子セブンズ日本代表キャプテン


「予選プールでは、試合の入りの、相手がフレッシュな状態の時にアタック、ディフェンスともに粘りきれず、序盤の失点が後半に響き勝ち切ることができなかった。チームとしての成長を結果として残すことができず、責任を感じている。今シーズンを通して格上チーム相手にコンスタントにいい試合をできる実力がなかったため、コアチームとして残ることがかなわなかった。私たちの実力不足の結果と受け止めている。
 一方で、フランス大会ではバティヴァカロロ選手がドリームチームに選出されたように、徐々にこのチームから世界で通用するものが出てきたところだったので、このタイミングでのコアチーム降格は悔しい限り。
 しかしセブンズシリーズの舞台でしか経験できないものを得られたこと、そして特に若い選手達が、精神的にも肉体的にもタフなこの半年間を耐え抜き大きく逞しく成長してくれたことは、2020年に向けての明るい材料だと思っている。この悔しさを糧に、再来シーズンには更なる成長を経たチームとして、コアチームに復帰したい。まずは来月のラグビーワールドカップ・セブンズ、今シーズン最後の世界の舞台で一番いい結果を残したい」

 

■バティヴァカロロライチェル海遥選手


「このような賞を頂くことができて大変光栄に思う。家族をはじめ、たくさんの方々のサポートがあってこその受賞。
 今シーズンはフランス大会で終わるが、7月に開催されるラグビーワールドカップ・セブンズに向けて自分自身やチームがさらにレベルアップできるよう頑張る」