メンバー・スケジュール


7/30

7/28から3日間、2020年東京オリンピックの競技会場である、味の素スタジアムにて、大会のシミュレーションを実施しました。想定されるスケジュールに沿って試合をすることや暑熱対策はもちろん、オリンピックでは会場に入れるスタッフの数も限られるため、限られたスタッフでの準備や、会場に大音量で音楽や歓声を流して、どのくらい声が通りにくいかの確認など、様々なシミュレーションを行いました。

3日間の炎天下での試合は想像以上に過酷でしたが、セミファイナルで初黒星を喫したあとも、チームでしっかり立て直し、最後まで走りきって3位決定戦を勝利しました。本来は、ファイナルに進んで国歌斉唱のシミュレーションも予定していましたが、3位決定戦にまわったために試合前の国歌斉唱はなくし、全試合終了後に相手チームや運営スタッフも全員で円陣を組んで、君が代を聞きました。

約3週間の長いシミュレーション合宿でしたが、府中市やホテルの皆様をはじめ、サポートいただいた皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
今回のシミュレーションを受けて、来年のオリンピックを万全の準備で迎えられるように、そして1年後はスタジアムに本当に君が代が流れるように、残りの日々をより一層大事に過ごしていきたいと思います。


7/26

東京も梅雨あけし、やっと晴天となりました。

本日は石田吉平選手が取材を受けに朝日フットボールパークに来たので、先日の北海道合宿の祭に直接渡すことができなかった、男子セブンズ日本代表のワールドシリーズ2018/2019新人賞の表彰をしました。
彦坂選手より、アカペラBGM付きで表彰された石田選手は「早く復帰して、もっと強くなれるように頑張ります」とスピーチ。石田選手がまたラグビーができる日を、私たちも焦らずに楽しみに待っています。

明日はいよいよキャプテンズランとなります。練習の最初に岩渕ヘッドコーチから「明後日はシミュレーションではなくオリンピックだと思って臨むこと」と話があったように、チーム全員で、自分たちがするべき準備を考えて、改めて集中して臨みたいと思います。


7/23

本日はノルディック複合のメダリストで、現在は同代表のヘッドコーチをされている河野孝典さんにお越しいただき、ご自身のメダル獲得のご経験や、コーチとしてのチーム強化のお話などをしていただきました。
河野さんご自身はアルベールビル大会での団体金メダル、リレハンメル大会での団体金メダル、個人銀メダルの3つのメダルを獲得されています。選手の時から探求心があり、自分で道を切り拓いて来た方という印象を受けました。さらに、現在のチーム強化の取り組みなどもざっくばらんに話してくださり、大変興味深かったです。
暑いところを転戦するセブンズと、寒いところを転戦するコンバインドとで、意外に似たところもあり、コンバインドという競技にも親近感が湧きました。
河野さんにも、セブンズに親近感を持っていただけたら嬉しいです。

河野さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。


7/22

本日はチームアクティビティを行ないました。現在、味の素スタジアムの近くで合宿しているので、そこから選手村予定地近くまでバスで出かけ、さらに屋形船に乗って、様々な種目の開催地を巡りました。現在建設中のそれらが1年後には完成し、多くの人で賑わっている様子をイメージすると、とてもワクワクしました。あいにくの曇り空でしたが、幸い雨は降らなかったので、デッキに上がると気持ちよく、いいリフレッシュにもなりました。合宿も折り返しを過ぎ、いよいよ試合ウィークに向けての準備に入ります。


7/21

本日は、サッカー元日本代表の戸田和幸さんにお越しいただき、「自国開催の国際大会とはどういうものか」ということについてお話していただきました。今年は日本でラグビーワールドカップが開催されますが、2002年にはサッカーの日韓ワールドカップが開催されました。他の国際大会と自国開催でどういうことが違うと感じたかなど参考にしたく、解説などでお忙しい中、お越しいただくこととなりました。

「2002年当時は開催国が予選敗退したことがなく、未だワールドカップで勝ち点を上げていなかったため、日本代表の使命が明確で、チームとしてまとまることができました。当時は日本のサッカーのターニングポイントだったと思いますが、その機会を自分が現役選手のときに迎え、その舞台に立てるということはすごく恵まれていたと思います。皆さんも、きっと同じだと思います。」

戸田さんは当時、こうして、サッカーの未来やたくさんの期待を背負っていました。そんな中で迎えたワールドカップ初戦、埼玉スタジアムはそれまでに聞いたこともないような歓声に包まれていたそうですが、ピッチに立ったときには、自分がやるべき準備をすべてやっていたので、プレッシャーに押し潰されることなく、とてもポジティブな状態でいられたそうです。東京オリンピックでのメダル獲得を目標として、それによって「日本ラグビーの今後50年が決まる」という覚悟のもと、日々練習に励んでいる私たちにとっても、代表としての覚悟や準備の大切さなどを改めて感じることができました。

非常にたくさんの注目を浴びた中でも自分を律し、目標に対してぶれることなく努力し続けて、「ワールドカップではすべてやり切りました」と語る戸田さんに、とてもいい刺激をいただきました。

戸田さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました。

 

 


7/20

本日は午後の練習の最初に府中第二中学校ラグビー部との合同練習を行いました。
練習の始めはいつもと同じく、全員で円陣を組んで「3,2,1 JAPAN」の掛け声で練習スタートしました。一緒にウォーミングアップをしてからゲームを行い、最後は全員で記念撮影しました。

府中第二中学校ラグビー部は市内で唯一のラグビー部とのこと。今日の経験が、彼らにとって良いものとなり、これからもラグビーを楽しんで続けてもらえたら私たちも嬉しいです。
府中第二中学校ラグビー部の皆さん、本日はありがとうございました。これからも、ラグビーを通して、素晴らしい仲間をたくさん作ってください。


7/18

 

本日7月18日は吉澤選手の28回目の誕生日でした。

 

 

普段のゆるいキャラクターが練習や試合になると一変、熱い気持ちでチームのために身体を張ってくれます。

「去年もセブンズファミリーにお祝いしてもらって、今年もこうして祝ってもらえて嬉しいです。今年はケガをしないように頑張ります」とコメントしてくれました。本当にケガなく、早くまた熱いプレーを見せてほしいと思います。

 

 

そんなめでたい日なので、今日は選手の笑顔の写真だけお送りしたいと思います。

 

 

そして夕食後は元日本代表の大西将太郎さんにお越しいただき、SNSについてのご自身の体験談、そしてそこから得たアドバイスを話していただきました。東京オリンピックへ向けてのシミュレーションは、練習や試合だけではなく、自分たちに起こり得る様々なことを想定して、どのような準備や対策ができるかを考えるのも目的のひとつとしています。こうして実例をもとに話していただけると、選手たちも具体的なイメージができ、とても参考になりました。大西さん、お忙しい中ありがとうございました。

 

大西さんと梅田コーチは豊田自動織機でチームメイトでした。二人の写真を撮ったあとで、「どっちが色が黒い?」とお互いに見合っていました。織機時代から二人がずば抜けて黒かったとのこと。仲の良さが垣間見えたひとときでした。どちらも真っ黒でした。

 

大西さんからも「長い合宿のようですが、最後まで頑張って走ってください」と激励していただきました。明日はオフとなります。しっかり休んで、また走ります。


7/17

1日半のオフを挟み、早朝からトレーニングを再開しました。合宿開始から涼しい日が続き、シミュレーションにならないな…と気温上昇を待っていたスタッフと、気温が上がってこのメニューをこなすのは…と気温上昇を恐れていた選手たち。
思いが届いたのはスタッフの方で、やっと夏らしい気候になりました。一層汗をかくようになり、水分補給はもちろん、リカバリーに十分に気をつけていきます。


7/15

本日は、副島選手、本村選手、松井選手が、朝日フットボールパークの「JOC競技別強化センター」の認定セレモニーに出席しました。
府中市の皆さんには、素晴らしい環境でのトレーニングに加えて、近隣学校のみなさんとの交流など、いろいろな面でサポートしていただいています。選手を代表して挨拶した松井選手も、「このようなサポートに恩返しできるのは、東京オリンピックでメダルをとること」と述べました。私たちは、たくさんの方からのサポートに恩返しするべく、感謝の気持ちを持ってトレーニングに励みたいと思います。

今合宿でも、府中朝日フットボールパークでのトレーニングはほとんどを公開しています。近隣の方はもちろん、都内近郊にお住まいの皆さまには、ぜひ1度、見学にお越しいただければ幸いです。


7/14

本日はあいにくの雨となりました。雨だからといって練習メニューが少なくなることも当然なく、本日もウエイトトレーニングをして、走ってぶつかって、その合間にスキルトレーニングやアタック・ディフェンスを入れてと、盛りだくさんの1日となりました。昨日はところどころ集中力が途切れているところも見られた選手たちですが、今日は改めてスイッチを入れ、雨の中でもよくコミュニケーションを取りながら取り組んでいました。

前回の北海道合宿から選手ミーティングの頻度も増え、全員で改めてチームのことを時間をかけて話し合っています。その成果が目に見えてくるにはたくさんの時間と経験を要すると思いますが、こうして、昨日より今日がよくなったという積み重ねを、地道に辛抱強く続けていきたいと思います。


7/13

合宿2日目です。疲労具合から、「まだ2日目なんて信じられない」と言う選手もいるほどですが、まだ合宿2日目です。朝、ジムでのトレーニング後にグラウンドに出てきて本日のメニューを確認し、憂鬱そうな顔を見せる選手たち。

 

それでもやるしかないのでスイッチオン。

走って

コーチも一緒に走って

 

ぶつかったり、すり抜けたり

 

追いかけたり、つかまえたり

今日もハードな1日でしたが、まだ2日目です。
前回からの疲労と、この合宿のまだまだ先の見えない苦しさから、時折、集中力が途切れているような場面もありました。無駄にできる時間は1秒もないという緊張感を改めて持ち、疲れているときこそ丁寧なコミュニケーションを心がけて、また明日からトレーニングに臨みたいと思います。


7/12

前回の北海道合宿から5日間の休息を挟み、本日から府中合宿をスタートしました。今回の合宿は来年の東京オリンピックのシミュレーションも兼ねています。あらゆることを想定して、本番に向けて最高の準備をしていきます。

集合後はまず、日本協会から講師をお招きしてインテグリティセッションを行いました。ラグビー界を取りまく現状を踏まえて、今一度、自分たちが日本代表として、ラグビーというスポーツの価値をどう守り、上げていくかを考える貴重な時間となりました。

その後、ユニバーシアード競技大会から帰国したばかりの鈴木コーチから金メダルの報告をしてもらいました。

「現地はとても暑く過酷な状況だったが、全員が金メダルをとるという強い覚悟で臨み、結果に結びついた。東京オリンピックに向けても、全員がメダルをとるという強い信念を持ってがんばりましょう。これまでTIDとたくさん練習をしてもらってありがとうございました。」と話してくれました。

実際に金メダルも持ってきてくれました。

それから早速トレーニングを開始しました。長い合宿となりますが、とても重要な時間となります。チーム全員で、来年の東京オリンピックでの最高の結果のために必要な準備をじっくり考えながら、来月から始まるアジアシリーズに向けてもしっかりとトレーニングしていきます。