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11月11日(月)

フィジー遠征最後の練習となりました。本日は、Oceania7sのノンメンバー中心に、午前と午後にわたって7分の試合を合計8本行いました。午後は土砂降りの雨でコミュニケーションも取りづらい状況でしたが、随所で、良い連携からのトライが生まれていました。フィジーに着いてから実に17日目。たくさんの数の試合と、その何倍ものミーティング。「終わってみればあっという間」とは簡単に言えないほどの濃い遠征でした。まだまだこれからも、気持ちよい勝利も、悔しい敗戦もチーム全員で共有して、どんどん進化していきたいと思います。 


そんな本日は松井千士選手の25回目の誕生日でした。「18歳からセブンズファミリーに入れてもらって、初めてセブンズファミリーにお祝いしてもらいました。すごく嬉しいです」と嬉しそうに話してくれました。
今大会では、負傷した本村選手に代わって大会途中からキャプテンを務め、チームを引っ張ってくれました。遠征ごとに頼もしくなっていく松井選手。ケガなく、その俊足をずっと見せてほしいと思います。

チームは明日帰国し、10日間のオフを挟んでまた集合します。国内合宿を経て、今月末にドバイに出発、代表チームはワールドシリーズに、SDSはインビテーショナル大会に出場します。引き続き、男子セブンズチームへのご声援をよろしくお願いいたします。


11月10日(日)

昨日まで3日間行われたOceania7sを3位で終えました。リオ五輪以来にニュージーランドに勝利したものの、2回戦ったフィジーにはいずれも完封負けを喫しました。大会が終わってもまだ遠征は続いているため、選手たちもしっかりとレビューをしてまた次に向けて準備を始めました。

そんな大会翌日、大会メンバーはリカバリー、大会ノンメンバーは練習となりました。ノンメンバーも、大会の初日と2日目は午前中に練習試合をしながら大会のサポートをしてくれました。明日も午前午後と練習試合を控えており、今日はこれまでの練習試合から出た課題にフォーカスして最終調整を行いました。

この遠征のはじめから、Oceania7sに向けて、自分の立場やこれまでのキャリアに関係なく、全員で「勝つため」の準備をすること。そのために全員が主体的にチームに関わることを意識してきました。大会に出場した選手、出場できなかった選手それぞれに、当然、様々な思いがありますが、チームで準備を重ねてきた結果がニュージーランド戦の勝利、そして最終サモア戦の勝利につながったと思います。一方で達成できなかった部分については、まだまだチームとして足りない部分があるということ。まずは明日の練習試合も集中して臨み、良い形でフィジー遠征を締めくくりたいと思います。
Oceania7sでは、たくさんのご声援をありがとうございました。


11月6日(水)

大会前日となりました。キックオフやセットアタックの確認をして最終調整をしました。

午後はジャージープレゼンテーションをしました。今回はパウロコーチからジャージーを渡してもらいました。パウロコーチは「15人制でも7人制でも、国を代表して戦うのはとても誇らしいことです。ワンチームになって戦いましょう」と選手を激励してくれました。最後にジャージーを受け取った、今大会もキャプテンをつとめる本村選手は「ニュージーランドやフィジーを倒すためにこれまでやってきました。しかし、まず初戦。全員でしっかり集中して挑みましょう」と挨拶しました。

大会登録メンバーは以下の通り
1.ボーク  2.彦坂  3.石垣  4.津岡  5.山内  6.桑水流  7.後藤  8.松井  9.加納  10.藤田  11.林  12.本村(C)  13.吉澤
これまでのハードワークと仲間を信じて試合に臨みます。男子SDSへのご声援のほど、よろしくお願いいたします。


11月5日(火)

チームは昨日、ナンディからスバに移動しました。他国チームとホテルで会うようになると、いよいよ大会が近いことを改めて感じます。バスで4時間の移動、そして遠征はまだまだやっと折り返し、といったところですが、みんな元気です。

いつも元気な彦坂選手、後藤選手、羽野選手。リオトリオはいつも仲良く元気です。

本日は午前中はまずジムセッションでした。

 カメラを向けると何かやらずにいられない彦坂選手と、うしろにいてもずっとカメラ目線をくれる松井選手。念のためですが、もちろんトレーニングは真剣にやっています。スバは比較的過ごしやすい気候ですが、ご覧の通り、しっかり汗をかきました。

ジムのあとはグラウンドで、フィジー代表とアタック・ディフェンスを行いました。

フィジー代表はさすがの身体能力で、パワーでも速さでも圧倒される場面はありましたが、こちらも立て続けにトライを奪う場面も。大会での勝負を前に、とても貴重なトレーニングとなりました。

その後はチーム全員で地元の小学校を訪問。「ようこそ!」と日本語で出迎えてくれ、大大大歓迎してくれました。

選手が歩けばたくさんの人だかり。みんな次々にサインをお願いされていました。大きな目でにこにこ笑い、大きな声でたくさん話してくれる児童たちに、チーム全員、めいっぱいのパワーをもらいました。

明日はいよいよキャプテンズランとなります。


11月3日(日)

ナンディでの最後の練習となりました。試合も近づき、これまでの様々な材料を分析した結果を練習に落とし込んでいきます。課題のひとつである、同じペナルティを繰り返すところにも改めて気をつけていきました。
ナンディでの9日間、私たちはフィジーの文化に触れながら、フィジーの皆さんからたくさんの温かいサポートを受けました。また、フィジーの人たちがラグビーが大好きであることも肌で感じました。そんなフィジーで、フィジー代表と戦えることがとても楽しみです。
 
明日はいよいよスバに移動します。


11月2日(土)

2日間のオフが明け、トレーニングを再開しました。
午前中に早速ジムとグラウンドの2部練習をして、午後はSand Dunesまで出かけました。ここはいわゆる砂丘ですが、リオ五輪の男子セブンズで金メダルを獲得したフィジー代表がトレーニングすることで有名になったそうです。今日もフィジー代表のS&Cコーチがトレーニングを指導してくださいました。コーチから課せられたのは「とにかくいつでも笑顔でいること」。
しかし上って下りての繰り返しだけでも脚はパンパン、息もかなり上がります。笑顔もうっかり消えがちでしたが、みんなで声をかけ合いながら、上ったり下りたりダッシュしたり。

いよいよ最後のセッションだと言われて下までおりると、今度はスクラムを組んでのぼってきました。

もちろんコーチも一緒に上ります。

のぼりきってまたおりると、今度はスクラムの上に一人乗せています。落としたら、また最初からと言われて全員とにかく必死です。

上にいる石田選手だけは楽しそう。

次のグループは合谷選手と加納選手の2人を乗せてのぼりきりました。すべてのトレーニングを終えるとみんな達成感と疲労が入り交じった表情に。

とても疲れましたが、チームみんなで達成し、いいチームビルディングになりました。
明日はいよいよ、ナンディでの最後の練習になります。


10月30日(水)

本日もグラウンドに着いた途端にグッと気温があがりました。午前はShigatokaから1時間以上かけて「Nadroga」というチームが来てくれました。午後は昨日と同じ「First Landing」が再び来てくれました。

この2日間で、7分の試合を合計22本行いました。炎天下でのタフな2日間でしたが、ゲームで出た課題を各チームで修正し、それをチーム全体でも共有しながら、ひとりひとりが主体的にチームに関わっていく様子がよく見えました。来週のオセアニア7sにはバックアップ1名を含め13名の選手しか出場することができませんが、誰が選ばれても選ばれなくても、このチーム全員でニュージーランドやフィジーをはじめとする対戦相手に向かっていこうと話し合いました。最後に、このグラウンドを快く貸してくださっているインターナショナルスクールの校長先生にもチームでお礼をして、2日間の練習試合を終えました。

練習後はチームディナーに出かけました。フィジー出身のパウロコーチに、フィジーならではのディナーを体験したいとお願いしたところ、学校を併設した教会に連れていってくれました。まず「KAVA(カヴァ)」という、コショウ科の木の根を乾燥させて粉状にしたものから作られるドリンクを振る舞っていただきました。

それからおいしいごはんを食べ、歌って踊って、フィジーらしさ満点のチームディナーとなりました。フィジーの人々は、みんな少しシャイで、でも明るく大らかで、もてなす気持ちと感謝の気持ちに溢れた人たちばかりです。KAVAとフィジーの皆さんの温かさでばっちりリカバリーできそうです。


10月29日(火)

本日は地元のクラブチーム「First Landing」と午前午後と練習試合を行いました。これまで、遠征メンバーを2チームにわけて、それぞれのチームでミーティングを重ねてきました。その中から生まれた確かめたいことや試したいことと、その実践からさらに生まれた収穫と課題。ホテルに戻ってから、各チーム、またミーティングを繰り返していました。


試合は、一瞬の隙をつかれてトライを奪われる場面もありましたが、こちらも練習でフォーカスしてきた部分の成果が見えつつトライにつながる場面も多々ありました。相手はやはり身体能力が高く手強かったですが、何より、終始楽しそうにプレーしている姿は、大いに学ぶべきところだと思いました。



試合のあとは両チームで円陣を組んでから、記念撮影。相手チームから「ここに来てくれてありがとう。来週のオセアニアセブンズ、そして来年のオリンピックを頑張ってください。応援しています」と激励の言葉をいただきました。

明日もまた、別のチームとの練習試合を行います。しっかりリカバリーして、大会のDAY2を意識して臨みます。


10月28日(月)

現在、改めてフォーカスしていることのひとつが「トランジション」の速さ。「移行」や「変化」という意味ですが、ラグビーなどの球技では「攻守の切り替え」の意味で使われます。しかし、競技中は攻守の切り替えだけでなく、様々な場面、例えばセットや判断などにおいても速さが求められるため、改めてこの「トランジションの速さ」を意識しています。冷静に判断して、速く動く。一見、対義語であるかのような二つの動作ですが、これをきちんとプレーに活かすには、やはり練習と意思疎通を重ねるほかないのだと思います。

午後はやっとオフとなり、選手は買い物に出かけるなど、少しリフレッシュしたようでした。

そして本日1028日は中川和真選手の24回目の誕生日でした。「SDSとして遠征に来ることができてとても嬉しいです。これからもっともっと頑張りたいと思っています」とスピーチ。誰からも信頼されるであろう、誠実で穏やかな人柄の中川選手。人としてもラグビー選手としても益々の成長を期待しています。

明日は練習試合を予定しています。


10月27日(日)

昨晩、たくさんの花火の音が聞こえました。はじめはRWC2019の中継のテレビから聞こえているのかなと思いましたが、外を見るとやはり花火が打ち上がっています。聞けば、今は「ディワリ」という、ヒンドゥー教の新年を祝うお祭りの期間だそうです(フィジーにはインド系の方がたくさん住んでいます)。まさかフィジーで花火が見られるとは思ってもみませんでしたが、新年のお祝いと聞いて、何だか新たな気持ちになりました。

そんなパリッと新たな気持ちで迎えた合宿2日目。午前はジム、午後はグラウンドでの2部練習でした。グラウンドでは、スピードトレーニングやスキルトレーニングを挟みながら、キックオフやボールキャリー、セットアタックの確認をしました。

帰りのバスで、梅田コーチから「今日から食事の前にチーム対抗でクイズに答えること!」と一言。「今日はまだ簡単」と言うものの、問題の前で考え込む選手も。

高校の先輩後輩である松井選手と石田選手。松井選手は先輩としていいところを見せられたでしょうか?

頭脳派の梅田コーチから今後どんな問題が出されていくのか、少し心配ではありますが、答えられないと食事はお預けとのこと。チームで知恵を出し合って、チームワークも脳も鍛えていきたいと思います。


10月26日(土)

男子SDSは本日朝、セブンズ王国フィジーに到着しました。
ホテルに到着後はプールでリカバリーし、午後はジムでしっかり汗をかいてから早速グラウンドに出ました。選手たちは長い移動で疲れも見えていましたが、身体を慣らすためのゲームが始まると、やはり盛り上がりを見せていました。
明日からの本格的なトレーニングに向け、最後にセットアタックの確認をして初日の練習を終えました。久しぶりの長い海外遠征になりますが、たくさんの経験を共有して、ひとまわりもふたまわりも成長して帰国したいと思います。