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11月25日(月) スコットランド8日目

試合翌日ではありましたが、朝から「ウィメンズバーバリアンズ」に合流するためにカーディフへ出発する南選手と齊藤選手をチームみんなで送り出しました。
レスリーHCから選手たちに「バーバリアンズ」について、これまでの歴史や二人が選ばれた意義が伝えられました。二人の活躍をチーム皆で期待しています!!

それ以降、夜のチームミーティングまで選手は、リカバリーやリラックスタイムとなりましたが、レスリーHC、平松S&Cコーチ、木村トレーナーとインタビュー(面談)をした選手もおり、次のステップへ進む準備も始めています。
 
夜のミーティングでは、レスリーHCから改めてツアーの振り返りと選手、スタッフへの感謝が伝えられました。
そして「ピチミノ」が登場し、ツアーでおこったハプニングを総決算。今回、疲労や気温の変化で体調不良が多くでましたが、篠原ドクターに迅速な対応をしていただき、28名全員が最後まで大きな怪我なく、乗り越えることができました。改めて1番お世話になった阿部選手から毎日の問診の御礼を伝え、選手全員から「これからも引き続きお世話になります!」とお伝えしました。
最後の締めは、鈴木彩香副将から、このメンバーで勝てたこと、そして予選、本戦に向けて更に強くなろうと誓い合って、クロージングとなりました。

今回の歴史的な勝利は、サクラフィフティーンにとって、女子ラグビーワールドカップ2021のアジア予選、そして本戦に向けた第一歩となります。今回の遠征はもちろん日頃の活動に多くの方々からのお力添えがあってこそ、私たちはフィールドに立つことができます。
また新しい仲間、戻ってくる仲間、競争がスタートします。日本女子ラグビー選手全員で、サクラフィフティーンをより多くの方々に応援していただける存在となるよう、更に努力を続けます。
 

11月24日(日) スコットランド7日目

​長い欧州遠征も、いよいよクライマックス。ラグビーワールドカップ2019日本大会で、男子日本代表「ブレイブブロッサムズ」が勝ったラグビー伝統国のスコットランドとの一戦です。
イタリアにいても、スコットランドにいても、今回のラグビーワールドカップ2019日本大会に感動した方が多く、たくさんのお声かけをいただくことで、アウェイでありながらも、私たちはパワーをもらい続けることができました。
会場は2400人近くのファンがつめかけ、在住の日本人の方、日本からいらしたご家族やチーム関係者の方など、本当に心強い応援をいただきました。心より御礼申し上げます。

LGBT差別撤廃を掲げる「レインボーレースキャンペーン」期間中の試合として、LGBTの象徴であるレインボーカラーの靴ひもを選手たちは装着して試合に臨みました。

試合は立ち上がり、スコットランドに先制されるも、すぐに取り返し、谷口選手、齊藤藤選手がトライし、すぐに10-5と反撃。日本は、相手のディフェンスがあきやすい内側を見ながら、センターの小林選手の思いきったランニングでディフェンスラインの裏に出るなど、バックス陣が躍動しました。
しかしセットプレイが不安定となり、日本は前半、非常に多くの反則を犯してしまいました。スコットランドは、そのチャンスを生かし、タッチキックとラインアウトからのモールというカタチで、何度も日本を苦しめました。
さらに、敵陣中央の10m付近、相手の反則もあり、選手たちは、平山選手にペナルティゴールを託します。残念ながら外れてしまいましたが、サクラフィフティーンが今後、海外と戦っていく上ではキッカー陣の活躍がマストになります。
 
同点の10-10で折り返し、メンバーはスターティングメンバーのまま後半に入りました。
お互いにミスも出てきたものの、スコットランドのバックスもダイナミックなランニングで、ビックゲインが増えてきました。日本は50分以降、選手をドンドン入替えますが、スコットランドに2トライを奪われ、観客からの大歓声が響き渡ります。
お互いに疲労が溜まる中、日本も相手陣深くに入ってから粘り強く攻撃を継続し、最後はゴールポスト根もとに江渕選手がトライ。平山選手がコンバージョンを決め、17-20の3点差。残りは7分でした。誰もが相手ゴールを見続けており、若干、停滞しだしたアタックで、小西選手が3連続のダウンピックでグイグイとゲイン。最後は、今遠征が初代表の大塚選手がしっかり空いたスペースを縫って逆転のトライ。きっちり平山選手がコンバージョンを決めて、24-10。残り1分をしっかり大切に終えてノーサイドとなりました。
試合後には、会場から大きな拍手をいただき、選手たちも挨拶、女子スコットランド代表の皆さんと一緒に写真撮影をしました。コーチボックスから降りたレスリーHCが選手たちとハグ、うれしい初勝利をお祝いしました。

ポストマッチファクションが、スタジアムのラウンジルームで行われ、両チームともに正装のスーツでお食事をしました。スコットランド協会から記念のプレート、サイン入りジャージーをいただき、両チームキャプテンから挨拶があり、お互いの奮闘を労いつつ、また将来の再戦を誓い合いました。
これまで、サイズアップを目指し、妥協のない激しいコンタクトを続けてきたサクラフィフティーン。ハードワークの結果を勝利というカタチであらわした選手たちを、スタッフ一同、誇りに思います。
Well done,Girls!!

 11月23日(土) スコットランド6日目

​本日は、試合会場での「チームラン」です。すでに明日のテストマッチに向けて、会場のセットアップが開始されていました。チームは南主将を中心に、試合に向けた最後のトレーニングとなりました。
冷たい雨が降っていましたが、短い時間ながらも集中して終えることができました。

夕食前には、ジャージープレゼンテーションがありました。レスリーヘッドコーチは、1月から発足してから選手たちが成長し変わっていく姿が著しかったこと、それが本当に嬉しいことを伝え、選手みんなが明日の試合を楽しんで欲しいと結びました。桜のジャージーが手渡され、選手一人ひとりが自分のすべきこと、その決意を言葉で伝えました。

夜のチームミーティングでは、小鍛冶選手のお誕生日をお祝いしました。


11月22日(金) スコットランド5日目

本日は試合2日前。
チームは、午前中にポジションごとのスコットランド分析のレポートを受け、チーム全員で共有しました。それ以外は夜のチームディナーまで、自由となりました。
レスリーヘッドコーチから、チーム全体に「ラグビー以外のことをしましょう」というお題がありました。選手同士で、グラスゴーの見どころや情報交換をして、それぞれが街に繰り出しました。

11月21日(木) スコットランド4日目

本日は、午後、プレビューミーティングをしてからグラウンドへ移動し、約1時間、ディフェンスフォーカスのミニゲームとランニングメニューを繰り返すハードな練習を集中して行いました。フルコンタクトではないものの、ショルダーヒットをすること、そのための早いセットとマークアップの意識が高まっていました。
練習の写真は、まだ14時過ぎなのですが、すでに夕暮れです。

その後、屋内のマットエリアへ移動し、コンバットセッションを実施。試合前の激しい組み合いは、今回で最後となります。
 

11月20日(水) スコットランド3日目

本日は午前、午後の2部練習です。午後には試合会場での練習となりました。

イタリア戦の反省をもとに練習を行いました。チームのアタックを中心とした練習を行い、各自が自分自身の役割をもう一度再確認しました。

練習には必ず各自の課題に向き合う時間が設定されており、各々の課題練習に取り組みます。

グラウンド練習後はウエイトトレーニングを行いました。下半身と体幹のトレーニングを中心に実施しました。各選手ごとに設定された重量のもとトレーニングを行い、充実したトレーニングを行うことができました。


11月19日(火) スコットランド2日目

午前中にジムセッションを行いました。今日は昨日より気温が低くとても寒い一日でした。
午後はリカバリーを兼ねてグラスゴーの街に行きました。もうすぐクリスマスということもあり、マーケットが行われていました。
明日からスコットランド戦に向けて本格的なトレーニング開始です。しっかり準備して一回一回のトレーニングを大切にします。


11月18日(月) スコットランド1日目

朝5時30分にホテルを出発。オランダ経由でスコットランドに到着しました。
気温はマイナス1度でとても寒かったです。
明日からスコットランドでのトレーニングが開始になります。
しっかり睡眠をとって明日のトレーニングに備えます。


11月17日(日) イタリア7日目

レスリーヘッドコーチから、チーム全員に対して「 今日はゆっくり休んでリフレッシュをしてください。 今すぐレビューをする必要はありません。明日にとっておきましょう。次戦の相手のスコットランドが、今日の午後4時にウェールズと対戦しますので、チェックしましょう。とにかく皆さん、頭を休ませてくださいね」というコメントがありました。
​チームドクターの篠原靖司先生、木村朱里トレーナーには、選手のコンディションチェックを念入りに行っていただいています。ノンメンバーはジムでトレーニング、その後、他の選手も合流し、プールリカバリーを行いました。次のスコットランド戦に、少しでもフレッシュな状態に戻れるよう、リカバリーへの意識を高くしていきます。
これまでお世話になったウンベルトさん、モニカさんとお別れです。お昼にホテルの前で撮影をしました。

​夕食の時には、南主将と古田選手、そして一足お先に帰ったカズ(二渡一行)さんのお誕生日を祝いました。
写真には、カズさん代理の玉井選手がケーキを持っています。

その後、スタッフも加わり、「たたいてかぶってじゃんけんぽん」大会がトーナメント形式で行われました。
レスリーヘッドコーチは、初めてのゲームだったので、選手の激しさに「あぶない、こわい」の連発でした。
決勝戦は、小西選手と玉井選手の戦い。TMO(椎名マネージャーの携帯ムービーにて、南審判長の裁定)が入りましたが、激闘の末、小西選手が勝利を収め、「第一回キャット杯」の栄誉を授かりました。

​明日は朝早くからスコットランドへの移動となるため、「片付け・掃除・パッキング」をチーム全員で仕上げました。
 

11月16日(土) イタリア6日目

きょうは、いよいよテストマッチ。相手は世界ランキング6位の女子イタリア代表です。
午前中、ノンメンバーはジムに行きトレーニングを実施。ノンメンバーは、試合前から「チーム」へのサポートを100%するために、自分のパフォーマンスをここで出しきり次戦に準備します。
ツアーメンバーは28名。それぞれが様々な状況にありますが、一人ひとりのベクトルが「一つ」になることが、チームの勝利につながります。
 
プレマッチミールを済ませ、レスリーヘッドコーチのプレビューミーティングを終えて、いよいよスタジアムに向かいました。先発隊のスタッフとノンメンバーはロッカールームのセットアップを、ゲームメンバーのために準備します。

天気は残念ながら冷たい雨。それでも2,500人の観客が詰めかけ、屋根のないバックスタンド側にも傘をさしている人のほかに日本の国旗を持っている現地の方もいらっしゃいました。
現地のラグビーキッズたちと一緒にグラウンドに入り国歌演奏。そしていよいよ14:30、フランス協会の主審・オウレリーさんの笛で試合が始まりました。

​日本代表は「ディフェンス」面で非常に自信を持って臨みました。これまで多くのコンバットセッションでお互いの体をぶつけ合い、戦う気持ちも鍛錬した成果が、きょうの試合でも多く見られました。泥臭い中でも刺さるコンタクトで、相手を向こう側に倒すシーンは数えきれないほどでした。
前半の入り、3分近くを日本代表が攻撃し続けることができたことが最初の手応えとなり、試合の一つの流れになりました。
前半7分、WTB葛西杏奈選手が先制トライを決めましたが、その後は自陣で反則を犯し20分にシンビンで一人欠く事態に。その間に連続2失トライで5−12。それでも前半の最後に、PR南早紀主将のラックサイドを突いたトライで10−12の2点差で折り返し、良い雰囲気でロッカールームに戻りました。
後半開始から3名の選手を投入。前半の流れに弾みをつけたいところ。
後半7分、相手ラインアウトからそのままモールで失点し10−17。このころから両チームとも、雨と緩くなる足場を動き続けることで、足がつる選手が出てきました。
後半14分、相手がスクラムで反則をし、クイックスタート。7フェイズ目にPR加藤幸子選手が抜け出し、サポートにきたFL齋藤聖奈選手がトライし、ゴールも決まって17−17の同点。こうなると後半20分からの勝負です。特にフル出場のメンバーが「勝ちたい気持ち」を維持するためにも、サブメンバーの「押し上げ」が必要になってきます。残り約5分、敵陣深いところでLO櫻井綾乃選手の気迫溢れるキックチャージ。もう少しのところで加藤選手がボールを押さえられるところでした。
さらに日本代表はこの後も19フェイズの攻撃(3分間)を重ねましたが、なかなかハーフウェイ付近から前進ができずターンオーバーされ、逆に2分間攻撃を継続され結局5分間の激しいインプレイとなり、最後はターンオーバー仕返しましたが¥ももののパスエラーがあり、そのまま試合終了となりました。
 
両チームはそろって観客の皆さんに挨拶し、「ノーサイド」の集合写真を撮影しました。
ロッカールームでも、勝つことができなかった悔しさもありましたが、これまで取り組んできた成果を随所に発揮することができたことに、選手・スタッフも手応えをしっかりつかむことができました。

試合後は、一度ホテルに戻り、ポストマッチファンクションへ。会場は、素敵なレストランが準備され、イタリア代表の皆さんとテーブルを囲み、楽しい時間を過ごしました。イタリア協会、ラクイラ協会からご挨拶があり、きょうの両チームの選手たちを称えました。ラクイラ協会からは全員にワインがプレゼントされ、さらに女性には金平糖でできたお花が配られ、最後まで温かいおもてなしにチーム一同、感謝の気持ちで一杯です。
きょうは、お世話になったイタリア協会のウンベルトさんのお誕生日をお祝いしつつ、日本語の上手なリエゾンのモニカさん、バスドライバーのクリスティアーノさんに、チームからサイン入りジャージ、サインボードをプレゼントして、これまでのツアーの謝意をお伝えしました。

 

11月15日(金) イタリア5日目

本日は、試合前日となります。
午前中はゆっくり過ごしつつも、コーチ・選手、選手同士で試合に向けた確認をところどころで実施し、試合会場に向かいました。試合会場の「Stadio Tommaso Fattori」に到着し、ロッカールームやグランドなど会場施設や導線を確認し、「チームラン」を実施しました。このスタジアムは工事中ですが、関係者の皆さんが明日の試合に向けて準備を進めてくれています。

​ホテルに戻ってきて、更にコーチ・選手や選手同士でミニミーティングがあり、プレイヤーズミーティングからジャージープレゼンテーションが夕食前に行われました。
さらに、選手からスタッフにチョコレートの差し入れがありました「GRAZIE,Girls!!」

​夕食では、レストランの方が地元の新聞記事を紹介してくれました。

​今回、久しぶりに代表にカムバックした齋藤選手、谷口選手のコメントを紹介します。

​齋藤聖奈 選手
「久しぶりに代表復帰で今シーズンから新しいポジションにチャレンジしています!ヨーロッパ遠征は前回のW杯以来です。今週末の対戦相手であるイタリアには前回のW杯では負けてしまいましたが、新しく細かい戦術とフィジカル面で強くなった、前回とはひと味違うJAPANで魅せたいです。サクラフィフティーンへのご声援よろしくお願いします!」
谷口令子 選手
「久しぶりの代表選出での海外遠征で、たくさんの刺激と学びのある貴重な時間を過ごすことができ、今とても嬉しく思います。レスリーヘッドコーチが就任してからチームは、コンタクトシチュエーションでのハードワークに比重をおいているので、私自身も、強くハードにプレーし続けられるように、努力していきたいと思っています。サクラフィフティーンへの応援を宜しくお願いします。」

イタリア戦メンバー変更のお知らせ

7:鈴木実沙紀  20:細川恭子 を
7:細川恭子  20:鈴木実沙紀 に変更します。

 

11月14日(木) イタリア4日目

​本日は、完全に「オフ」でした。
選手によっては、トリートメントを受けたり、ホテルの敷地内で様々の確認をしたり、選手同士でプレイについて話し合ったりする姿も見られ、オフの中にも試合に向けたメンタルレディは各々で進んでいます。
お昼の前に「Scuola Media Patini」という学校に、チームで訪問しました。
小学生・中学生のいる学校で、会場に入場した途端、子どもたち・先生や地元クラブの皆さんから、大きな歓声と拍手をいただきました。そのあと、イタリア女子代表選手も入場し、子どもたちが「君が代」と「イタリア国歌」の演奏・合唱を披露してくれました。選手・スタッフ一同、温かい歓迎・おもてなしに心から感謝しております。
チームからは、南キャプテンが「代表サイン入りジャージー」を、鈴木(彩)バイスキャプテンが「サインボード(写真と名前入り)ボール」を贈呈いたしました。さらに子どもたちからは地震復興のモチーフ、街の有名な大聖堂の窓をかたどったクッキーをプレゼントしていただきました。
※地震とは、2009年1月から4月にかけて発生した群発地震。「イタリア中部地震」と報道されている。

ランチタイムには、「ピチミノキエ」が登場し、チームを和ませてくれました。

その後、レスリーHCからイタリア戦のスターティングメンバーが発表され、緊張感も出てきました。

午後は、初めてラクイラの街を歩き、有名な大聖堂や評議会といった建物を見たり、お土産屋さんに立ち寄ったり、お茶をしたり、ヘアカットしたり・・・と、ラグビーから少し頭を切り離してリフレッシュしました。
街や建物は、地震からの復興途中ということもあり、工事中のものが多く、地震で多くの被害が出たことを物語っていました。それでも「ラグビーの街」として、「ラグビー」の力が地域・社会・教育に大きな意味があると、学校訪問でもお話がありました。

ラクイラのラグビーの像

​夜は、イタリアの家庭料理をいただけるレストランにて「チームディナー」。
席順は、名前の画数で選手・スタッフがミックスで座り、長いイタリア流のディナーを堪能しました。
今回、4名の選手が、初代表遠征となります。それぞれの選手からのコメントです。

​佐藤優奈 選手
「この度、初めて代表遠征に参加させていただき、とても貴重な経験をすることができることに喜びを感じるとともに、やっとスタートラインに立てたなと、身の引き締まる思いです。日本代表選手であるという自覚と覚悟を持ち、いつも私を応援し支えてくださる方々への感謝の気持ちを胸に全身全霊で挑んできます」
大塚朱紗 選手
「今回の遠征に向けた豊富として、体は小さいですが負けないように自分が今できることを常に考えてプレーしてチームに貢献したいと思っています。初遠征の感想は、代表としての初めての遠征で緊張していたのですが、優しい先輩方に助けられて緊張もほぐれて楽しく生活しています」
小林花奈子 選手
「初めての海外遠征参加なので緊張していますが、ATはハードキャリー、DFではハードタックルでチームに良い流れを作れるようなパフォーマンスをします」
谷口琴美 選手
「初めての遠征で不安と緊張でいっぱいでしたが、経験のある選手たちに様々なことを教えてもらいながら試合に向けて準備をしています。試合に出るときは自分の役割をしっかり果たし、少しでもチームに貢献できるように頑張ります!」

11月12日(火) イタリア2日目

こちらでの生活に、徐々に慣れてきました。ホテルのスタッフの皆さんとも、自然に「ボンジョルノ(おはよう)、スクージ(すみません)、ペルファボーレ(お願いします)、グラッツェ(ありがとう)」など、簡単なイタリア語でコミュニケーションを取れるようになりました。スタッフは、バスドライバーのクリスティアーノさんから、お食事を通してイタリア語で通して学んでいます。
食事は美味し過ぎて、ついつい食べ過ぎてしまうスタッフがチラホラ。そんなスタッフは「コーヒータイム」と称して、朝食のあとに定例ミーティングをしています。

午前中は練習がなく、自分の時間を過ごしました。

猫と会話する葛西選手

午後の練習の前に、昨日のGPSの結果について、平松S&Cコーチから説明がありました。
チームのためにハードワークするための一つの指標となります。客観的に自分の運動量を知り、更なる高みを目指します。
練習会場に移動し、先にBKとバックローがフィールド練習、FW「ビッグガールズ」はジムでトレーニング、1時間で交代となります。
BKは、様々なカタチのドリルの中で、効果的なコールをすることや、決められた動きを遂行しつつも、ディフェンスの状態を見て、素早く判断することも求められます。アタックもディフェンスも、両方とも反応や判断が上がってきているため、お互いの質を高めあうことができます。

フォワードとバックスのジムセッション

フォワードのフィールド練習は、ラインアウトを確認しました。

選手が脱いだウェアを選手がすぐに取れるよう、名前が見えるようにたたむコンディションスタッフの綱田さん・・・受け継がれる「レイコ折り」。

2時間以上のセッションを終え、「World Gym Center」へ移動。コンバットセッションを行い、選手同士で激しく闘い、追い込みました。
レスリーがヘッドコーチに就任してから、世界レベルのコンタクトを求めています。顔つき目つきが変わるほど、目の前の相手に100%の闘争心でぶつかり合う文化をサクラフィフティーンに根づかせています。

今日は、小林選手のお誕生日でした。
チームでお祝いをしました「Buon compleanno!」

イタリア協会のウンベルトさん、リエゾンのモニカさんが、私たちのリクエストに対応してくださり、とても良い環境で、遠征をすることができています。
また日本から、多くの皆様から応援していただいておりますことに、感謝申し上げます。
 

11月12日(火) イタリア2日目

本日は午前中にウエイトトレーニングとユニット練習を行いました。
午後は寝て起きての動作が入るコンディショニングとショートスペースでのアタック&ディフェンスを強度の高い状態で行いました。強度の高い中でのコミュニケーション、細かいスキル、ボールプレゼンテーション、サポートのはやさなどを意識して行いました。チーム全員、気持ちが前面に出た練習となりました。レスリーヘッドコーチからは「Winning the mind」の話もありました。

夜のミーティングでは江渕選手、山本選手、平野選手、佐藤選手の4選手が「イタリア」「ラクイラ県」の歴史をプレゼンテーションしました。
 

11月11日(月) イタリア2日目

前日の長時間の移動もありましたが、「まずこの午前中を乗り切ろう」とレスリーHCからミーティングがあり、朝9時から練習会場である「University Sports Center L'Aquila」へ移動。朝は吐く息が白く、雨も降ったり止んだりですが、美しい山に囲まれた素敵な場所です。

平松S&Cコーチ主導でコンディションを上げていくためにモビリティとサーキット系のトレーニングをジムにて行いました。
その後、グラウンドで今まで積み上げてきたチームアタックをコミュニケーションをとりながら進めていきました。午後はリカバリーの時間に費やし、明日への準備を行いました。

夜のミーティングでは谷口選手、北野選手、加藤選手、大塚選手の4選手が講師となり、日常的に使うイタリア語講座を行いました。


11月10日(日) イタリア1日目

成田空港よりアムステルダムを経由し、ローマのフェミチーノ空港に到着。そこからバスで147km離れた「ラクイラ県(アブルッツォ州の州都)」へ移動。おおよそ1日の移動を乗り越えて23時、無事に人も荷物もホテルに到着することができました。
事前にヘッドトレーナー、S&Cコーチから、時差ぼけ対策や食事・捕食や水分の摂取等に関するアドバイスを受けており、それをもとに機内を過ごしたため、全員元気です。
今回は、男子代表のワールドカップでの活躍の影響もあり、「桜のエンブレム」に気づくファンの方も多く、応援の言葉もいただきました。感謝申し上げます。


11月10日(日)

国内合宿を終え、合宿場所の流通経済大学よりチーム(選手28名、スタッフ10名の合計38名)は成田空港へ移動しました。
初めての代表遠征は、佐藤優奈選手、小林加奈子選手、大塚朱紗選手、谷口琴美選手の4名です。ワールドカップ予選突破を目指し、2021年のワールドカップ本戦でベスト8を目指すべく、前回の豪州遠征から6名が入れ替わり、
選手たちの競争も激しくなってきています。
今回、対戦する女子イタリア代表は現在世界ランク6位、女子スコットランド代表は同11位。我々サクラフィフティーンは同16位。格上の相手国ではありますが、男子日本代表のワールドカップでの活躍に刺激を受け、選手・スタッフ一同、高いモチベーションとともにラグビーの文化を感じて成長してまいります。