Q&A (2020年9月11日更新)

Q:

レベル5.3以降のスクラム等のコンタクト練習の導入にあたって注意すべき点は何ですか。

 

A:

ステップの移行については、地域の感染状況が確認されていること、これまでの練習ステップで十分な体力がついていること、

感染者、濃厚接触者また練習当日の健康状態に問題(体温が高い、味覚・臭覚等に異常がある等)があり感染が疑われるものが参加していないこと等

を十分考慮のうえ導入の可否を判断してください。PCR検査等の実施を必ずしも条件とはしていません。

また、スクラム等のコンタクト練習、その他の練習の合間の時間においても「距離と時間」について、考慮をすることが必要です。


Q:レベル5の期間が合計8週間となっていますが、ラグビースクールから高校生、大学等すべてのカテゴリーで「8週間」は絶対に必要ですか?

A:練習頻度、練習強度等にもよりますが、十分なリコンディショニングと感染予防の観点から、8週間程度が望ましいと考えています。ただし、カテゴリーごとにリコンディショ二ングの状態を指導者が適切に見極め、重症事故を防ぐためにも、安全にプレーすることに必要となる選手の体力等の回復状況に十分配慮した再開計画の作成をお願いします。3月からの自粛による不活動の影響は個人差が大きいことにも注意してください。

 

Q:7月からコンタクト練習が可能とのことですが、ソーシャルディスタンスについても記載があります。ソーシャルディスタンスの確保とコンタクト練習自体は両立するものでしょうか?

 A:コンタクト練習以外の場、ミーティングや練習前後の着替え等の場では引き続きソーシャルディスタンスの確保をお願いします。感染症リスクの最小化のために、ディスタンス2m(4㎡)の確保を考慮いただきますが、15分未満の1m程度の距離の接触であれば濃厚接触にあたらないとされている点から、密度・時間を考慮したコンタクトプレーは可能としています。        

 

参考情報:厚生労働省のHPに掲載されている「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」の「新型コロナウイルス感染症の予防法」 の「問3 濃厚接触者とはどのような人でしょうか。濃厚接触者となった場合は、どのようなことに注意すればよいでしょう。」に以下の記述があり、時間が大きな要素とされています。

「濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、1.距離の近さと2.時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。」

 

Q:タグラグビーあるいは タッチフットをさせる予定ですが、レベル5でコンタクト練習をさせるにあたり、具体的に準備するもの(器具、薬品等)を例示していただけませんか。また、消毒の頻度などはどう考えれば良いでしょうか?

A:ボールをふくむ練習器具の消毒については、ガイドライン記載を参考に、チームごとの状況に応じた対応を行うよう配慮ください。

 

Q:高校生の県をまたいでの、練習試合、合同練習、合宿については、いつから再開になりますか?

A:県を超えた移動につきまして自治体の方針にしたがっての対応になります。練習、試合については、段階を踏んでの対応となります。


Q:消毒薬と消毒剤の違いはありますか?

A:特に違いはありません。ガイドラインのなかでの表現は「消毒薬」に統一します。

 

Q:環境・器具の消毒に「0.05%次亜塩素酸ナトリウムあるいは70%以上のアルコール」との記載がありますが手指消毒にも使用できる安定化二酸化塩素製剤を使用していいでしょうか?

A:消毒薬は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」によって医薬品、医薬部外品に分類されます。これは法律によって安全性、有効性が認められた製品であるということですが、二酸化塩素製剤はこの法律によって認可されておりません。そのため、本ガイドラインでは、現時点で安定した安全性や有効性は確立されていないものと判断し、推奨いたしません。経済産業省からのファクトシート日本学校保健会の記載もご参照ください。


Q:現段階の地域区分はどのように考えればいいですか?

A:全都道県での緊急事態解除宣言がおこなわれたため、国による「特定警戒都道府県」の指定はなくなり、都道府県が「移行期間」としてそれぞれの感染状況等の比較に応じて、「感染拡大注意都道府県」もしくは「感染観察都道府県」等を評価している状態です。(後掲の参考資料 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室長名の「移行期間における都道府県の対応について」をご参照ください。) 

また、厚生労働省のガイドでは、現在を「新しい生活様式」への移行期間として位置付け、段階的に社会経済活動のレベルを引き上げていくこととしています。(厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」より)

今回の改訂では、越県の移動を可能とする「移行期間ステップ2」となることを受けて、ラグビーの練習・試合への具体的なガイドラインを示すこととしています。

 

(参考資料)

 

事務連絡 令和2年5月25日 

各都道府県知事 殿 

内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室長 

 

移行期間における都道府県の対応について

 

令和2年5月25日から緊急事態宣言が解除されることに伴い、新型 コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針が改定され、「新しい生活様 式」の定着等を前提として一定の移行期間を設け、外出の自粛や施設の 使用制限の要請等を緩和しつつ、段階的に社会経済の活動レベルを引き 上げることとされている。各都道府県においては、移行期間において、特に下記の事項について留意されたい。8月1日以後の取扱いについては、 今後検討の上、別途通知する。

 

 

1.移行期間 

移行期間については5月25日から7月31日までの約2か月間 (感染の状況を見つつ、延長することがあり得る。)とし、この移行期間において、感染の状況を確認しつつ段階的に社会経済の活動レベルを引き上げていくこととする。 

具体的には、地域の感染状況や感染拡大リスク等について評価するための期間として3週間程度を要すると考えられることから、移行期 間中において、外出の自粛、催物(イベント等)の開催制限、施設の使用制限の要請等について、6月1日、6月19日、7月10日から、それぞれ段階的に緩和することとする。 

ただし、一部の地域で感染拡大の兆候やクラスターの発生が見られた場合は、都道府県知事は速やかに当該地域における対応を再検討することとする。また、仮に再度緊急事態措置の対象となる都道府県が生じた場合においては、具体的取扱いについて、別途通知する。 

 

2.外出の自粛等 

基本的対処方針の三(3)6)①のとおり、各都道府県は、5月31日までの間においては、引き続き都道府県をまたぐ不要不急の移動は避けるよう促すこと。6月1日から18日までの間においては、5月25日に緊急事態措置が解除された5都道府県相互間及び当該5都道府県と他の都道府県との間の不要不急の移動については慎重に検討するよう促すこと。

 (以下略)


Q:レベル5「コンタクトレーニング」はいつからおこなえますか?また、実施できるコンタクトトレーニングの内容はどのようなものでしょうか?

A:適切な期間と量のレベル4までの練習を実施して、コンタクトトレーニングを実施しても良いコンディションと判断された場合には、7月1日より段階的な導入を可能としています。ガイドラインの別紙「レベル別活動指針」にて詳細を示しています。

 

Q:県をこえた練習参加、試合はいつから可能ですか?

A:県を超えた活動については、都道府県及び教育委員会・学校のガイドラインに従ってください。

 

Q:熱中症との判別はどうつけるといいのでしょうか?

A:新型コロナウイルス感染症の初期症状と熱中症の初期症状の症状は判別がつきにくいため、練習中に症状が出た場合は、両方の可能性を想定して、慎重かつ丁寧に対応する必要があります。

また、厚生労働省の「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント等を参照して、普段の生活や練習中においての熱中症対策にこころがけましょう 

 

Q:練習中のマスクの着用は必要でしょうか?

A:練習中のマスクは必須ではありません。熱中症も心配されることから、練習時はマスクをしないようにしてください。但し、集合して話をするときなどは、マスクをしたうえで、適切なソーシャル・ディスタンスを取るようにしてください。


Q:保護者は活動時の人数に含まれますか?

A:含まれません。ただし、保護者の皆様につきましてもトレーニング中はグラウンドが離れた場所で待機、もしくはグラウンドから離れた位置で、他の保護者の方々と距離(2m以上)をとるようにお願いします。また、常にマスクを着用し、大声での声援や会話は控えるようにお願いします。

 

Q:トレーニング再開に関しての質問は、日本協会もしくは都道府県協会への問い合わせでよろしいでしょうか?その際の特定の問い合わせ先はありますか?

A:新型コロナウイルスに関する質問は以下の窓口で一括して受けさせて頂き、後日Q&Aにて、皆様と共有させて頂きます。また、すべてのご質問に回答できない場合がございますので、あらかじめご承知おきください。

https://forms.gle/devD6rwVN3GdYVeCA