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2月27日

男子セブンズユースアカデミー生にとっては初めてのオンラインアカデミーが実施されました。計19名の選手に参加いただき、4セッションの講義・ディスカッションを行いました。


はじめに、鈴木ヘッドコーチより映像等を用いて、これまでのセブンズラグビーの歴史や、15人制と7人制の違いなどをお話しいただきました。知らなかったこともたくさんあったのではないかと思います。

リオデジャネイロオリンピックやユースオリンピックでの先輩方の活躍している映像は、皆特に集中して見ていました。これからは自分たちがその場に立つんだ、代表として世界と戦うんだ、という思いでいてくれたら嬉しいです。



2セッション目は、女子セブンズユースアカデミーの兼松ヘッドコーチに参加いただき、オリンピック教育を行いました。3~4名で1つのチームとなり、皆楽しそうに取り組んでいました。

最初のアクティビティは、言葉で的確に相手に伝えるコミュニケーションの練習を行いました。選ばれた一人が絵描きとして、残りのメンバーがあるキャラクターの詳細を伝えるコミュニケーターとして、どのグループが一番的確に伝わったかを競い合いました。どのグループも素晴らしい絵描き師とコミュニケーターが多く、とても上手に描いており、スタッフもどのグループが一番か決める際、苦労しました。



続いて、オリンピックに関わる問題を7問、グループ戦で解答しました。答えを合わせる際、スタッフがサポートすることはほとんどなく選手主導で進めることができていました。‘なぜ`その回答を選んだのか、あてずっぽうではなくきちんとした理由をもとに答えを選んでいた姿はとてもたくましかったです。ちなみに、問題の難易度が高かったこともあり全問正解したグループはゼロでした。


 

昼食後の3セッション目はCOVID-19講義を、感染対策マネージャー笠間先生より行っていただきました。お昼直後という少し眠気が襲ってくる時間ではありましたが、みんな最後まで集中して聞くことができていました。選手によっては寮での生活や公共交通機関の利用といった、感染のリスクがある場面があると思います。‘感染させない(うつさない)・感染しない(うつされない)`ためにも、今回学んだことをしっかり実践して感染症対策に努めてほしいです。



これまで日本代表チームも、笠間先生の甚大なるご協力のおかげで安全に合宿が行うことができています。笠間先生、本当にありがとうございます。今後アカデミーが対面で行われるようになったときは、対策を万全にしたうえで合宿を行うことが必須になります。選手の皆さん、しっかり復習しておいてください!



最後のセッションでは、これまで選手がオンライン上で取り組んできた「ラグビースキル」「食事」「コンディショニング」の各項目を3~4名のグループに分かれて振り返りを行いました。できなかったこと、できるようになったこと、これから行っていきたいこと等、選手がそれぞれ発表することで、周りの選手にも気づきを与えることができ、とても中身の濃い内容となりました。


 

中でも印象的だったのが、環境のせいにせず自らで考え行動する姿でした。例えば、体重をコントロールすることが課題の選手に対して、お好み焼きの作り方を発表してくれる選手がいたり、緑黄色野菜が日ごろの生活で足りないと思った選手はスチーマーを使った温野菜を作っていたりと、お手本となる選手が多くお互い良い刺激になったのではないかと思います。

 

世界的に流行しているコロナウイルスという未曾有の出来事によって、これまで当たり前にできたことができない日々が続いています。選手たちも本来であれば、対面での合宿を楽しみにしていたと思います。これは選手たちだけでなくスタッフも同じ気持ちです。しかし、オンライン上であったとしても、皆がお互いの顔を合わせながらこうして活動できたこと、選手たちの成長を見ることができたことはとても良かったと思います。


またさらに成長した選手に会えることをスタッフ一同楽しみにしています。