IRBジュニアワールドチャンピオンシップ
●6月23日(月)

大会も終了し、いよいよ本日、日本へ帰国します。
長いようで短い一か月、この一月の間で6試合を行い、選手としてチームとして大きく成長しました。「Better Than Before(BTB)」U20として始まった3月の鹿児島から1つずつ成長してこられました。このチームとしてはこれで終わりですが、来年も出場資格のある者は、また来年も出られるよう努力して欲しいと思います。また、今回が最後になる者は、これですべてが終わりではなく、この経験をそれぞれのチームに持ち帰り、BTBを続けてくれるものと信じています。今後、このU20の選手たちがJAPANとしてWorld Cupで活躍する日が楽しみです。
最後のレポートはキャプテンの東海大学・マイケル・リーチ選手です。

Michael Leitch

Junior world Cup In Wales
Junior world cupは楽しかったです。みんないい経験ができたと思います。世界のチームと闘って世界の厳しさや激しさや上手さがはっきりわかりました。この大会で日本で経験できないチームと闘いました。初戦はFRANCE代表と試合をしました。この試合が終わってみんな世界の強さとはどんなものかがはっきりわかりました。一個一個のタックル、ミスボールの判断、AREA MANAGEMENTの大事さがわかりました。
FRANCE、WALES、ITALY、TONGAの試合に負けてみんな悔しかったです。PHYSICALよりMENTALの方が疲れました。最終戦USAではPRESSUREを感じながら試合をしました。この試合で勝てなかったら後輩たちが来年日本でやる世界大会に出れないかもしれないので、みんなでUSAを圧倒しようと決めました。USAに勝ってよかったです。
大会中にWALESのRUGBY FANや他の国のコーチにJAPAN強くなったねと褒められました。早いDEFENCE LINEとDRIVING MAULはよかった所でした。
この大会では相手選手はPROかSEMI-PROでJAPANは学生でした。それでもU-20日本代表は世界と闘う力はありました。
U-20日本代表はスタッフを含めて色々なことを学ぶことができました。スタッフ、チームメイト、SUPPORT頂いた方々ありがとうございました。
Michael Leitch

U20日本代表 マイケル・リーチ

成田空港に到着(集合写真)   リエゾンとスタッフ一同
成田空港に到着(集合写真) リエゾンとスタッフ一同

出発前、ヒースロー空港にて
出発前、ヒースロー空港にて

●6月22日(日)

今日は大会最終日、LIBERTY STADIUM にてニュージーランド対イングランドの決勝戦が行われました。
選手たちは午前中にWrexham からSwansea に移動し、試合を観戦しました。同年代の世界チャンピオンが決まるこの一戦。選手たちもそれぞれにいろんな思いでこの試合を観戦していたのではないかと思います。試合は終始NZペースで進み、38-3でNZが第一回Junior World Championshipの初代チャンピオンになりました。
試合後はスタジアムで参加チーム全体のレセプションが行われ、選手たちは各国の選手たちと交流を深めました。その後カーディフの宿舎へ戻り、明日の帰国に備えました。

初代チャンピオン NZ   大会中、選手たちもサインを多く求められ、サインに慣れてきたようです
初代チャンピオン NZ 大会中、選手たちもサインを多く求められ、サインに慣れてきたようです

決勝前のNZのハカ   試合を見つめる選手・スタッフ
決勝前のNZのハカ 試合を見つめる選手・スタッフ

●6月21日(土)

いよいよ今大会最終戦です。朝から生憎の雨、気温も下がり今までとは違う環境での試合となりました。
ウェールズに来てから、おおよそ一か月、このチームでの最終戦、集大成を出せる最後の機会です。
試合は、キックでのエリアマネージメント、BKを使った攻撃、セットプレーでのFWのプレッシャーと常に日本が試合の流れを握ったまま試合をリードできました。トライも今まではFWでのドライビングモールからのトライで、BKでのトライはなかなかとれなかったのですが、今日はBKを中心に試合を組立てトライをとることができました。またDFも低く刺さることができ、大きなアメリカの選手をしっかりと止め相手に流れを与えませんでした。前半19-3で折り返し、後半は吉田選手のDGも出て結果44-8で勝利することができました。
今大会はこの一勝しか掴むことができませんでしたが、選手たちにとっては非常に大きな一勝でした。
本日のレポートは早稲田大学・井口剛志選手です。

井口剛志

今日の試合は最終戦、アメリカとの戦い。
朝からの強風と雨に見舞われ、室内でストレッチをしました。午後になり雨が弱まりました。
最後の試合前、ミーティングを終え選手の気持ちも高ぶってきていました。グラウンドに着くと雨が止んでいて、風も少し弱まっていました。アップを終えてロッカールームで最後の気持ちづくり。ロッカーから出てきた選手はみんな笑っていた。勝たなければならないプレッシャーを楽しむように頼もしく見えました。そして、KO。ゲームは日本が主導権を握り進んでいく。ハーフタイムをリードする形で折り返し後半がスタートする。点差が徐々に開いていく。そして松田さんのダメ押しのトライでノーサイドとなりました。
2009年は日本が主催国です。その大会に特別枠として参加するのと一般枠で参加するのとは大きな違いがあると思います。そのような意味のある試合に勝利できたということはいい成果だと思いました。
来年こそは上位にいけるよう頑張りますので応援の程よろしくお願いします。

U20日本代表 井口剛志

日本からの応援メッセージは選手たちに力を与えてくれました
日本からの応援メッセージは選手たちに力を与えてくれました

●6月19日(木)

昨日の敗戦から一夜明け、午前中はPOOLリカバリー等で昨日の疲れを蓄積しないようにし、選手たちは午後CHESTERで自由時間を過ごしました。
夕方からはホテルでBBQを行い最後のアメリカ戦へ向けて、気持を新たにしました。
本日のレポートはジェイミー・ブラッキー選手です。

JAMIE BLACKIE

トンガ戦敗戦後、チームの中には今まで以上の決意の雰囲気が漂っています。次の対戦相手はアメリカ。決して強敵ではないですが、他の試合同様、できる限りのビデオ分析、練習、心の準備、チームランをしていくつもりです。今日、フルバックの井口剛志選手が、ふくらはぎの怪我のため予定されていたスターティングメンバーから外れました。井口選手は、スコッド最年少のフルバックでありながら、今大会、素晴らしい活躍を見せていただけに、大きなショックです。今日は、フォワードとバックスのユニットに分かれてトレーニングを行い、また、個々のプレーを確認しながら練習しました。その後は、全員でディフェンスラインの確認もしました。自分のように日本語があまりわからない外国人選手にとっては、新しいプレースタイルやディフェンスラインを理解するのは、コミュニケーションの問題があって難しいことです。幸い、今回のチームは、仲間の選手もコーチもとても協力的に助けてくれました。、チームはとても結束力があり、すぐれたメンバーばかりです。最終戦は、自分達のためにも、そして、日本で応援してくれている皆さんのためにも、是非勝って、大会を締めくくりたいと思っています。
Following a disappointing defeat to Tonga, there is an air of extra determination in the camp. Our next opponents are the USA and although they may be one of the weaker teams we have faced, we treat it like any other game, doing the necessary video analysis, field training, mental preparation and team runs. Today our starting team suffered a big loss after our first choice fullback Tsuyoshi Iguchi was ruled out with a calf injury, a big shock as fullback who is the youngest player in the squad, has been exceptional all tournament. Nevertheless, the squad continued training splitting into FWD and BK units, and practicing individual passages of play. Following this the squad come together to go to through line of defense and attacking plays. For on Englishman such as myself who speaks very Japanese, it has been hard to grasp new playing styles and defense line with communication learner. Fortunately for me, I found myself in a tour squad where players and coaches a like offer help and support and with such a tight-knit and talented squad. We hope to end our Junior World Championship campaign with a win both for ourselves and everyone back in Japan.

Best Wishes
Jamie Blackie

U20日本代表 ジェイミー・ブラッキー

四人の侍   腹いっぱい食べて、気持ちを次の試合に切り替えます
四人の侍 腹いっぱい食べて、気持ちを次の試合に切り替えます

●6月18日(水)

本日からいよいよ4位グループのノックアウトマッチが始まります。対戦相手はトンガです。プール戦後の長距離の移動などがある中、気持ちの切り替え等を行い、この試合に向け準備をしてきました。
強い風に悩まされる試合となりましたが、前半に先制トライをあげ勢いに乗れるかと思いましたが、その後なかなか攻めきれず、後半からは自陣でプレーする時間が徐々に増えDFに多くの時間を割くようになってきました。攻めてもあと少しのところでミスが出てしまい。トライにつなげられませんでした。結果、前半途中に追いつかれ、後半には逆転を許し5-17で敗れてしまいました。
しかし 大会はまだ終わっていません。次のアメリカ戦に向けて中二日と短い調整期間ですが勝ちに行きます。
今日のレポートは慶応義塾大学・村田毅選手です。

村田毅

今日のトンガ戦は最後の10分の集中力というのが問われたホントに悔しい試合となりました。今大会初の先制トライということで流れに乗っていきたいところで取りきれず、守り切りたいところで守れなかったことが敗因なのではと思います。
試合の前日、前々日に二回もFITNESS TESTをやり、あんなにキツイ思いをして勝ち取ったリザーブだったのに5分ぐらいしか出れなかったことが何よりも悔しかったです。
次はUSAとの最終戦です。やっぱりラグビーは勝たなきゃ面白くないし、最後の試合こそは勝って笑って帰りたいです。そして試合に出た時には爆発します。

U20日本代表 村田毅

●6月17日(火)

明日はいよいよトンガ戦です。チームは成長しています。まずは一勝これが欲しい。
そのためにも今日はしっかり明日への準備を行うことが大切です。
今日のレポートは 早稲田大学・中田英里選手です。

中田英里

朝7時に起床し、朝ご飯を食べ、9時30分からのミーティングで明日対戦相手のトンガの分析ビデオを見てから練習に出発した。
明日、試合ということもあり、ATの確認を一つ一つ行い、コミュニケーションをとりながら練習が進められた。
午後は16時20分にミーティングルームに集合し、明日のメンバー発表をした。そしてホテルの駐車場でアップをし、試合会場のグラウンドで最終確認の練習をした。多少のミスもあったが終始良い雰囲気で試合の準備ができた。トンガ戦は最初の10分が鍵となるので、はじめから集中し圧倒したいと思う。

U20日本代表 中田英里

練習
練習

●6月16日(月)

Wrexhamに一日かけての移動から一夜明け、今日からまた明日への試合に向けて気持ちを入れ替えてやり直しです。
ホテルも変わり環境も変わったので、ここからまた戦いに挑んでいきます。
午前中はミーティングを十分に行い、今までとこれからのチームを確認し、午後のトレーニングに挑みました。
本日のレポートは慶応義塾大学、加藤豪也選手です。

加藤豪也

本日のレポートは加藤豪也が担当させて頂きます。トーナメントもフランス戦、ウェールズ戦、イタリア戦の3試合が終り、いよいよ終盤にさしかかっています。薫田監督がよく「チームののびしろ」という言葉をくちにしますが、チームは試合を重ねていくうちにレベルアップしていて「チームののびしろ」の意味を理解すると共に実感できています。レベルアップにかかせないのはミーティングで毎回のミーティングではチームコーチや監督とプレーヤーがディスカッション形式で行うことで、プレーヤー全体の意思が統一でき、とても充実したミーティングを行うことができています。インターナショナルの試合では勝負所での駆け引き、薫田監督は「ゲームのあや」という言葉をつかいますが、それがとても重要であり一つのセットプレーでも様々な駆け引きが行われます。そのためユニットに費やす時間もたくさんあります。残り2試合、次の相手はトンガですが入念な準備と万全のコンディションで次こそ勝ちます。

U20日本代表 加藤豪也

スクラムでは激しいヒットを   練習
スクラムでは激しいヒットを 練習

●6月15日(日)

昨日の試合から一夜明け、本日は次の会場Wrexhamへ移動となりました。5時間ほどになる長旅の為、途中、昼食会場のホテルでプールセッションを行い、昨日の疲れをとりながらの移動となりました。
Wrexham到着後は、地元のPUBにて選手たちと団長をはじめとしたコーチ・メディカル陣によるBBQを行いました。途中からPUBに来ていた地元のラグビークラブの方たちとも盛り上がり、楽しい時間をすごせました。
これで選手たちも気持ちを入れ替えられ、トンガ戦へ挑みます。
本日の報告は埼玉工業大学、ロトアヘア・ポヒヴァ選手です。

ポヒヴァ

今日は朝からホテルを移動しました。途中でランチを取るため豪華なホテルへいきました。そこでプールリカバリーもしました。そのあとまたホテルに向かいました。ついてまず、プレーヤーでトンガのビデオを見ました。そしてごはんに行きました。BBQでした。
斎藤コーチの誕生日を祝いました。地元のひとたちもいっしょにたのしみました。
明日からトンガ戦に向けて頑張ります。

U20日本代表 ロトアヘア・ポヒヴァ

地元クラブよりJAPANへ歌が贈られました   おいしいです
地元クラブよりJAPANへ歌が贈られました おいしいです

じっくり、自分の肉を焼いています   スタッフの作ったトン汁は地元の方にも好評でした(左から森口トレーナー、蓮沼団長)
じっくり、自分の肉を焼いています スタッフの作ったトン汁は地元の方にも好評でした(左から森口トレーナー、蓮沼団長)

子どもに記念写真を頼まれた村田選手
子どもに記念写真を頼まれた村田選手