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8月1日(日) 第5回TIDキャンプ(U20)


TIDキャンプ(U20)オンラインを実施しました。

第5回のコンテンツは「オンラインセッションⅠ:「脳振盪」、「オンラインセッションⅡ:ラグビーの考え方Ⅰ」です。



一つ目のセッションは、チームドクターの高橋先生より、昨今、頭部外傷の中でも重要視されている「脳振盪」についてお話がありました。

 

ラグビーワールドカップにおける脳振盪の傷害率を例にすると、2007年大会では7位だったが2019年大会では1位で、比率においても15.4%と群を抜いて多いケガとなっています。

それは、昔からから脳振盪はあったものの、その重篤さが経年ごとに改めて注目されるようになってきた為です。

 

昔は一過性の傷害と捉えられていた脳振盪ですが、今やスポーツ外傷において様々な研究で重要視されています。今あるガイドラインは、過去の反省と教訓、苦悩した選手、携わってきた医療従事者など関わってきた方々によって出来ています。

更に、脳振盪は軽んじてはいけない重篤なケガであると言う事を再認識し、復帰のガイドラインを遵守する必要があると学びました。

 

脳振盪でまず最初にすべき事は、頭も身体も休める「安静」であり、甘く見ないことです。

症状が「見た目は元気なので周りに理解されない」事も多く、部活や練習の義務感から自分は大丈夫と思いがちですが、「身体の異変を感じたらコーチやトレーナーに伝える」、「チームメイトの様子がおかしければ声をかける」、「プレーは中断する」と言う事を必ず意識し、自分と仲間を守る為に、お互いに声を掛け合いながら、みんなで解決をすることを学びました。



二つ目のセッションは、森田アタックコーチより「ラグビーの考え方」について行いました。

初回はU20 JAPANの攻撃的なラグビーをするためのアタックポリシー4つのうち、2つを学びました。

 

今日学んだことの共通点は「自覚」である事。学校で戦術は違えど、その意識を持てば個々でも出来る事があります。次の合宿までに意識を持って練習に励み、実際に会えるときに、良いラグビーが出来ることを目指して欲しいと伝えました。

 

また、自分たちが日本代表の選手である事もしっかり「自覚」をもって行動して欲しいと改めて伝えました。

 

最後に水間監督より改めて、日本代表としての「自覚」について話を行い、終了となりました。




最後は、当日誕生日の選手を、関西のフロントロー陣の合唱でお祝いしました!