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前回に引き続き、第51回セブンズユースアカデミーを2日間に分けて4部構成で実施しました。2か月ぶりの開催となります。

 

11月27日(土)

初めは「0kcalだけど、大切な栄養素」と題して、食事セミナーが行われました。

ビタミン・ミネラルに焦点を当て、様々な情報が錯綜する中で鵜吞みにせず、考えることの大切さを学びました。簡単に情報を手にすることができる世の中であるからこそ、「○○選手が、○○を食べている」といったことを見聞きした際にも、何を目的としているのか、自身のスタイルに合うかなどを調べたうえで、自分なりの考えを持って取捨選択することが必要となることに気付くことができたことと思います。

 

 

考えるためには、基礎となることを知る必要があります。そして基礎となる情報は、日々更新されます。選手たちには積極的に学び続ける姿勢をこれからも持ち続けてほしいと思います。

 


続いてはメディカルのセッションです。大会を想定してメニューを考え、ウォーミングアップ・コンディショニングの実践を行いました。これまでにセブンズユースアカデミーで提供してきたことに加え、所属チームで普段行っているメニューも組み合わせ、課題に合わせてグループごとに発表しました。掛け声に合わせて選手全員で行い、オンライン上で離れていても一丸となって取り組むことができました。

選手それぞれの状況に合ったメニュー作成ができるだけでなく、所属チームでも引っ張ってくれる存在により成長してくれることを期待しています。

 


11月28日(日) 

2日目の最初は、コーチより8月から適用となった5つの世界的試験実施ルールについて解説を行いました。セブンズでは一部採用されていない新ルールもありますが、選手たちは図や写真を用いた説明を真剣に聞き入っており、理解を深めてくれたことと思います。

グループワークでは、世界的試験実施ルールの適用による選手自身のプレーへの影響や試合での実例を話し合いました。導入から日が浅く、適用場面に遭遇することも少ないため混乱することもありますが、ルールの内容とねらいを正しく理解し、柔軟に対応することが大切です。

 


そして最後に、東京オリンピックに出場した松井千士選手、本村直樹選手、石田吉平選手の3名に参加していただき、アカデミー選手と交流を行いました。

アカデミー選手からは、「セブンズに取り組んだきっかけは?」、「東京オリンピックで感じたことは?」、「練習で意識している点は?」など、多くの質問が上がり、それぞれに丁寧に回答していただきました。聞きたいことが多くあり、時間が足りなくなってしまうほどでした。

世界と戦った選手から直接お話を聞くことができる貴重な機会となり、アカデミーの選手たちには良い刺激となったことと思います。お忙しい中、参加していただきありがとうございました。

 

 

今回のセブンズユースアカデミーでも、2日間にわたり4つのセッションを実施しました。アウトプットの場が多く、多くのことを考えて実践してくれたと思います。オンライン形式でのアカデミーにご協力いただきました、松井千士選手、本村直樹選手、石田吉平選手、そして保護者、所属校の皆さま、ありがとうございました。