公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:森重隆、東京都港区)は、5月6日(金)に開催されたオーストラリアンバーバリアンズ戦の参考試合記録および、試合終了後の女子日本代表アシスタントコーチ、ゲームキャプテンらのコメントをお知らせいたします。 本試合は、10-24(前半0-12)で女子日本代表が勝利しました。


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■ルイース・ダルグリーシュアシスタントコーチ

「今日の試合は、若いプレーヤーにチャンスを与え、そのチャンスを掴んでワールドカップメンバーに繋げるというチャレンジの意味があった。1日のフィジー戦もフィジカルな試合であったし、10日のオーストラリア戦も考慮してのメンバー選考だったが、様々なポジションをこなすなど選手一人一人がやるべきことをしてくれた。

突然のメンバー変更もあったが、私たちには適応力が高い選手たちが揃っており、今日に限らず柔軟性を持って状況に対応することが選手たちに十分に落とし込めていると実感できた勝利となった」

 

■鈴木実沙紀ゲームキャプテン

「きつい時間帯もフィジカルに耐えることにフォーカスして臨んだ試合だった。厳しい状況でも先制でき、後半も相手に行きかけた流れを取り戻すなど、全員でこれまで取り組んできたことが発揮できた。戦術的には、スペースを見つけて敵陣に入りプレッシャーをかけることを意識して臨み、チャレンジした上でのミスも全員でカバーできた。慣れないポジションを務めた選手、初めて代表ジャージーに袖を通した選手も、試合前からコミュニケーション取り、一つになれた結果の勝利だと思う」

 

■小牧日菜多選手

「自分らしく前に出るプレーの流れでトライを獲ることが出来て良かった。個人的には、ディフェンスでもアタックでも意識していた『Go forward』が実践出来た。 チームはどんな状況であっても常にチャレンジし、そのチャレンジを選手同士でサポートしあい、1つになり最後まで戦い続けられた。スクラムでは、バインドやセットした後の姿勢など課題も見つかったので、詳細にこだわってスクラムについて学び、スキルを上達していきたい。課題が見つかったので、ワールドカップに向けてしっかり準備して行きたい」

 

 ■細川恭子選手

「桜のジャージーを着て初めてのトライを獲れたのでとても嬉しかった。約二年、15人制の試合から怪我で遠ざかっていて久しぶりの試合でというのもあり、最高でした。個人的には、前に出るディフェンスで相手を止められたのがよかった。チームとしても、試合中にもどんどんいいチームになっていったのを感じた。特にスクラムの時に、選手間で良くコミュニケーションをとることが出来た」

 

■安尾琴乃選手

「初めて桜のジャージーを着てプレーできたことについては、嬉しい気持ちと同時に感謝している。 自分の中で反省すべき点は多数あるが、楽しんでプレー出来た。10番はチームで重要な役割を果たすので、任せていただいたチームに感謝している。視野を広くしプレーの幅をもっと増やしたい。9番では素早い球出しを目標としていたが、テンポを上げることができなかったことが次の課題。 どちらもプレーできることに感謝し、より高いレベルでプレーできるようにしたい。個人的にスペースにキックを蹴れていたことは良かったが、ハンドリングやタックルに課題を感じているので改善していきたい。今回の試合から、良いこと、反省すべきことが明確になったのでさらに練習を重ねていきたいと思う」