公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、5月28日(日)に開催された「女子アジアラグビーチャンピオンシップ2023」決勝カザフスタン代表戦終了後の女子日本代表ヘッドコーチ、キャプテンらのコメントをお知らせいたします。 本試合は、72-0(前半 46-0)で女子日本代表が勝利しました。


 

■レスリー・マッケンジーヘッドコーチ

「今日のアルマトイでの選手たちのパフォーマンスを非常に喜ばしく思っています。美しい山脈の見える景色の中で10日ほど、また日本でも数日ほど全体でトレーニングしてきましたが、その短い準備日数にもかかわらず選手たちは細部にこだわり、意思を明確にゲームをマネージメントできていたこと、素晴らしかったと感じています。

今日は大塚朱紗選手が優勢で、彼女のエリアマネジメントは素晴らしく、またキッキングゲームの展開では西村蒼空選手や今釘小町選手の実力も合わさり、フィールドを最大限に有効に使いながらカザフスタンにプレッシャーを与え続けることができました。フォワードの選手たちもまた、スクラムやコンタクトの接点でもスピードを保つことによりワールドカップから進化を続けています。

そして本日初キャップを獲得した5人を祝福したいです。国内の様々な大会で力を見せてくれた新しい人材を、国際大会の場に連れてくることができたこと、またワールドカップ以降も引き続き成長し、進化し続けているメンバーがいることも嬉しく思います。

アルマトイにて主催に尽力してくださった方々に感謝します。カザフスタンの皆様は今大会のもつ価値を示すため、最大限のサポートをしてくださいました。素晴らしいトレーニング環境を提供していただき、南アフリカにて開催されるWXV2に向けて最高のスタートが切れたと思います。最後に、日本からサポートしてくださった皆様に感謝いたします。ありがとうございました」

 

■長田いろはキャプテン

「応援ありがとうございました。自分たちがやろうとしていた、スペースにボールを運びモメンタムを作り続けられました。ディフェンスでも相手のモメンタムを止める良いコンタクトができていました。今後に向けての課題も見つかったので、WXVに向けていい準備をしたいと思います。

初キャプテンとして臨んだ試合で勝利できて嬉しかったです。まずはプレーで自分の仕事をしっかりする事を意識し、試合中は私たちが大事にしていることを皆に言い続けました。私だけでなく、皆がチームを引っ張ってくれたので感謝しています。これからもキャプテンとして成長していきたいです。

WXV2で戦えること大変嬉しく思います。サクラフィフティーンにとって成長に繋がる機会だと思います。サクラフィフティーンのスタンダードを更に高め、戦える武器を増やしてWXVに挑みます。応援よろしくお願いいたします!」

 

■大塚朱紗選手

「まずは、ARC2023で優勝してWXV(ディビジョン2)に出場できる事を嬉しく思います。チームとして修正すべき点はまだまだあるので、しっかり修正していきたいです。

今日の試合ではチームで取り組んできた事を出せました。チームでモメンタムを作れた時、そのモメンタムを止める事なく、スコアに繋げられました。個人としては、キックやパス、ランでスペースにアタックできたので良かったですが、まだ満足はしていないので、次に向けて修正していきたいです。

WXVではまた更に成長した姿を見せれるように、日々の努力を怠らず、頑張っていきます」

 

■パラキゆき選手

「日本代表としての初キャップを頂けたことを、心から有り難く思います。このキャップは、日本だけでなく私自身の友達、家族、所属するながとブルーエンジェルス、そしてこれまでの私のラグビージャーニーに関わってくれた皆様全てを代表するキャップだと感じます。

今日の試合では私たちが出来うることの一部しかお見せしていません。WXVをはじめとする、今後起こるすべての積み重ねで、どれだけ進化できるかが楽しみです。

私がスコアしたトライは、フォワード陣が前に出てスペースを空けてくれたことから成功したものです。幸運にもトライラインを越えることができたのは私でしたが、素晴らしいチームトライだったと感じます」

 

■西村蒼空選手

「これまでお世話になった方々のお陰で取れた初キャップだと思うので、感謝の気持ちでいっぱいです。初キャップの試合でトライが取れると思ってなかったので、凄く嬉しいです。今回の試合を経験して、まだまだ出来るところがあったと思うので、自分の強みのスキルを上げながら課題に出たところを改善し、良いパフォーマンスができるように頑張ります」

 

■峰愛美選手

「日本の代表として試合に出れたこと、とても嬉しく思います。とても緊張しましたが、自分らしいプレーができたのでよかったです。今後もこの桜のジャージーを着てプレーできるように精一杯頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします」

 

■安藤菜緒選手

「桜のジャージーを着て試合に出場できてすごく嬉しいです。目標としていたトライは取れませんでしたが、次に繋がるプレーができたと思います。この遠征に送り出してくれた人達に感謝して、これからも勇気を持ってチャレンジし続けていきます」

 

■中村沙弥選手

「憧れの桜のジャージーを着て、日本代表の一員として試合に出られて初キャップを獲得できたことを本当に嬉しく思います。自分の思い通りのプレーはできませんでしたが、勝利に貢献することができてよかったです。今の自分に満足するのではなく、フィジカルの強化などまだまだ課題はあるので、これからも切磋琢磨して取り組んでいきたいと思います」