JRFU表彰制度 2022年度受賞者表彰について

 

<JRFU表彰制度について>

 本制度は、「JRFU表彰制度に関する規程」に基づき、「永年にわたり各地でのラグビーの振興、発展に寄与、貢献した個人または団体に対し、敬意及び謝意を表することを目的」として設けられているものです。

2010年度から制度が設けられており、2021年度までに延べ42の個人、及び団体が受賞されております。 

2023年3月15日に開催された日本協会理事会において2022年度受賞者が下記の通り承認され、決定されました。

今般7月9日に行われた、全国理事長会議の場において、受賞者の表彰式が執り行われました。

 

<受賞者及び受賞理由>

功労賞 
永年にわたり、各分野でのラグビーの普及、振興に寄与、貢献した個人または団体を表彰するもの。

 

藤巻 有久(ふじまき ありひさ)様 関東協会推薦

自らグラウンドドクターとして様々なカテゴリーの試合に出務されるだけではなく、若手医師を現場に派遣することにも力を注がれ、ラグビードクターの育成に貢献した。また、永きにわたり関東協会登録者傷害見舞金審査委員会の委員並びに副委員長を勤め、制度の在り方や給付金等級の見直し、さらには国内の重傷傷害のまとめ、分析等にも手腕を発揮されるなど、多大な貢献をしている。

 

田中 康憲(たなか やすのり)様 関西協会推薦

若くして兵庫県協会の理事となり、40年以上にわたり、書記長・副会長と多くの要職を経ながら同県のラグビーの普及発展に尽力され、現在も会長の要職を務める。また、組織ガバナンスの構築にも取り組み、コンプライアンスの遵守、ハラスメントの予防等にも注力し、組織改革をけん引されている。

 

八十嶋 仁(やそしま ひとし)様 関西協会推薦

40年近くに渡り兵庫県協会の医務委員を務められ、プレイヤー達への安全対策アドバイスや負傷者の応急処置等など、多様な事案に的確な対応をされるだけでなく、プレーヤーの安全確保のための環境作りにも尽力された。それらの経験から医務委員会と協会役員との橋渡し役を担い協会運営のアドバイザー的存在として多大な貢献をしている。

 

竹井 史旺(たけい ふみお)様 九州協会推薦

大学を卒業後、保健体育科の教諭として、ラグビー部を指導し、複数の高校を全国大会に導くなど、宮崎県はもとより九州の高校ラグビーの強化と充実に大いに貢献された。また、レフリーとしてもA級レフリーとして全国的に活躍されたのち、宮崎県のレフリー委員長や九州協会レフリー委員会の委員として、多数の日本協会公認レフリーの輩出に関わられ、現在も九州協会レフリーアセッサーとして、レフリーの育成に活躍されている。

 

永田 見生(ながた けんせい)様 九州協会推薦

2000年に久留米大学整形外科教授就任後より、ラグビー日本代表の各カテゴリーに帯同ドクターとして医局員を長期間派遣し、代表活動に貢献された。2006年九州ラグビー協会メディカル委員長に就任し、競技力向上のための研究、脳振盪への対応の啓蒙など、ラグビー現場の安全性向上と医療体制強化を永らく行なわれたほか、若手ドクターの発掘・育成・教育も推進されている。2016年からは久留米大学理事長となり、社会人女子ラグビーチーム設立や大学のグランドを少年ラグビー・女子ラグビー・社会人などに市民開放するなど、ラグビー振興に大いに貢献されている。

 

普及功労賞

永年にわたり、全国各地でラグビースクール、各層のクラブチーム等の指導・運営に熱心に携わり、競技人口の増加や地域でのラグビー活動の活発化、青少年の健全な育成 に関し顕著な功績を遺した個人または団体を表彰するもの

 

大阪府ラグビーフットボール協会普及育成部門 関西協会推薦

全国に先駆けて1968年に大阪ラグビースクールの設立を主導・支援し、その後、大阪府下におけるラグビースクール活動は拡大を続けており、現在ではスクール数は40スクール、登録人数も3,000人を超えている。また、協会としてスクールの活動を支援するために、様々な大会の開催しており、大阪府下のみならず近畿地区を対象とした大会なども開催し、関西地区の普及に貢献している。また、中学生プレイヤーの育成にも力を注ぎ、1998年より大阪府ジュニアスクール大会を開催し、2005年より大阪府スクール選抜を組織して関西中学生大会、全国ジュニア・ラグビーフットボール大会に参加し、2012年には第18回大会で全国優勝を果たしている。

 

魚住 俊治(うおずみ としはる)様 九州協会推薦

1985年に幼稚園から中学生までがプレーするクラブチームを創設。全国大会出場や日本代表選手を輩出するなど名門チームに育て上げ、普及育成に大きく貢献された。また、ラグビー部が無い高校に進学した子どもたちのために、2001年に「福岡ユース」を設立するなど、進学事情や環境によるプレー機会の損失を防ぐ為にご尽力され、日本代表選手並びに日本をリードするトッププレーヤーを生み出している。また、2014年から2021年まで、福岡県協会副会長をとして、後任の育成に努めるほか、普及育成体制の整備充実に貢献されている。


 

後列左から海老原関東協会会長、松原関西協会理事長、土田日本協会会長、久木元九州協会会長、岩渕日本協会専務理事
前列左から 藤巻様、田中様、八十嶋様、竹井様、永田様、南様、魚住様



以上