公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、7月15日(土)に開催されたスペイン遠征第2戦 スペイン代表戦後の女子日本代表ヘッドコーチらのコメントをお知らせいたします。 本試合は、27-19(前半 12-14)で女子日本代表が勝利しました。

 

■レスリー・マッケンジーヘッドコーチ

「今夜の結果は、私たちにとって成功となったこの遠征を前向きに締めくくるものであり、同時に私たちに素晴らしい学習の機会を与えてくれました。目標の一 つは、接戦に勝つ方法を学び、ワールドカップで示したパフォーマンスをさらに高めることでした。今夜の試合はまさにそのような試合で、選手たちはこのタイプの試合に勝つための高度な学びと成長を得ました。この数週間を成功に導いた、すべての選手とスタッフを非常に誇りに思います」

 

■公家明日香選手

「フォワードとしては高く組もうとしてきた相手のスクラムに対して、低くタイトなスクラムを組み続けられたように感じました。また、均衡した試合展開の中でゲームをマネジメントし、勝ち切る事にこだわってプレー選択ができたと思います。

(トライについて)今回の遠征ではラインアウトの中でも、よりモールにこだわって練習してきました。私のトライもラインアウトからそれぞれが正しい仕事をした結果が繋がったもので、フォワード全員で獲れたトライで、とても嬉しかったです。

今後はWXVなど自分たちよりも格上のチームと戦う事も増えてくると思います。なので、今よりも細部にこだわってスキルレベルを上げていきたいと思います」

 

■櫻井綾乃選手

「ラインアウトやスクラムが起点となった得点が多く、セットプレーに自信を持てる試合となりました。また個人としてはディフェンスで前を見て、順目に回るか残るかの判断をしてハードワークすることが出来ました。第1戦よりも第2戦は、相手のコンタクトにより重みを感じ、また相手のキックやチェイスの精度が上がったことで何度がプレッシャーを感じることがありました。私たちは第1戦よりもボールを動かすことで、相手のプレッシャーを回避することが出来ていたと思います。

スペイン遠征では練習や試合の中でチーム全体の成長を感じることが出来ました。また、スペインのカンカン照りのお日様を浴びながら、暑い中での練習を集中して乗り越える強さも身につきました。今後もこのサクラスタンダードを保ちながらより強いチームへと成長し続けていきます。最後に、日本での試合時間が遅い中、沢山の方に応援していただき勝利を掴むことが出来ました。本当にありがとうございました!」

 

■西村蒼空選手

「ディフェンスの時間が長かったのですが、左右に動いてくるアタックに対して、チーム全員がコミュニケーションをとってスペインの勢いに負けず守ることができたと思います。個人的には、アタックで常にスペースを探してプレー選択ができ、チームにモメンタムを作るきっかけとなった50:22を成功することができて良かったです。

相手のアタックの形が変わっていたり、日本のキックへの対策をしてきていたので、第1戦よりタフな試合でした。

今回のスペイン遠征では、練習で取り組んできたことを試合で実行できていましたが、内容的にはもっと良くできるところがあると思います。今後さらにスキルやコネクションの部分の精度を上げていきたいです」

 

■弘津悠選手

「今回(15人制)日本代表として試合に出られたことを嬉しく思います。沢山の思いがありますが、感謝の気持ちだけは忘れずに試合に挑みました。新しい環境や仲間たちから学ぶことも多く、もっと成長したいという気持ちでいっぱいです。これから秋に向けて、チームの重要なピースになれるように目の前のことを頑張りたいと思います。これからも応援の程よろしくお願いいたします」