本日10月24日ワールドラグビーから公表された今後の国際大会の新しい枠組みに関し、当協会専務理事コメントを以下の通りお知らせいたします。

岩渕健輔 (公財)日本ラグビーフットボール協会専務理事コメント

「本日実施されたワールドラグビーの理事会にて、この先の国際試合カレンダーに関する新しい枠組みが決定され、ラグビー日本代表も強豪国との対戦機会がさらに増える方向となりましたことを、嬉しく受け止めています。

当協会の中期戦略計画に定めた強化、普及、プロモーションの目標達成のためには、定期的に一定レベルの試合を組んでいくことが必要であり、今回のワールドラグビーの決定を歓迎し、支持いたします。 

まず、女子に関し世界的に国際カレンダーが整えられ、日本を含む多くの国・地域が定期的な対戦を通じ強化を図ることができるようになります。今回の決定は日本の女子ラグビー界の進化をさらに加速させるものと捉えております。新設されたWXVに現在参戦しているサクラフィフティーンの活躍には世界も注目しており、当協会は引き続き女子ラグビーのさらなる成長に力を入れてまいります。 

26年以降のシックス・ネイションズとSANZAAR、そしてその他2チームが参加する国際大会の新しい枠組みは、当協会にとって世界のトップチームと競い合う大きなチャンスとなり、日本はそこへの参画に名乗りを上げてまいります。 

また、新しいパシフィックネーションズカップとしてカナダ、フィジー、サモア、トンガ、アメリカと日本が来年の夏から試合を重ねることができますことは、代表の強化および選手層拡大の観点で極めて有益です。特に日本のファンの皆様の前で、環太平洋諸国の強豪チームとエキサイティングなカップ戦を競えますことは、非常に光栄なことであり、今から来年の対戦が楽しみです。ラグビーワールドカップ後の新体制で臨む日本代表チームに引き続きご注目いただき、応援いただけましたら幸いです。

 そして、オーストラリアで開催される次のラグビーワールドカップ2027からは、参加チームが20チームから24チームに増えることも決まり、アジアの国々含めより多くの国と地域にチャンスが広がることになります。日本協会といたしましてはアジアの仲間たちと共にラグビーの普及発展、強化にさらに努めてまいります。

 ラグビーワールドカップ2023フランス大会の試合の数々を通じましても、各ユニオンの競技力向上や応援するファン層の拡大などから、グローバルスポーツとしてのラグビーの成長を体感しております。

日本協会はハイパフォーマンスユニオンとして、ラグビーの発展に向け世界のユニオンと連携し、アジア、環太平洋、そして世界における日本ラグビーのプレゼンスをさらに高めてまいりたいと存じます」

 

※ワールドラグビー公表内容

https://www.world.rugby/news/885619/historic-rugby-calendar-reform-to-supercharge-reach-and-competitiveness


 ・https://www.world.rugby/news/885602/world-rugby-confirms-new-international-mens-competition-to-launch-in-2024

 

https://www.world.rugby/news/885620/rugby-world-cup-2027-expanded-to-2



岩渕健輔 専務理事、土田雅人会長


以上