●3月30日(日) 
			 
			香港セブンズ最終日、ジャパンはボウルトーナメントで香港と戦いました。結果はご承知のように、14-19で逆転負け。1回戦敗退となりました。
			プール戦で南ア、アルゼンチン、ロシアと戦いそのすべてのチームがカップ、プレート、ボウルの決勝まで残るという非常にハイレベルなプールであったこと、そして、そのチームに全力で戦ってきた選手たちには、3日目に十分戦うだけの体力を維持できていなかったのかもしれません。 
			しかしながら、現実を受けとめる必要があります。香港のほか、台湾ではフィジーの英雄セレビがコーチに、また、中国はスコットランドに勝利するなど、躍進していますがアジアレベルで負けることは決してゆるされません。村田セブンズジャパンの船出は厳しいものとなってしまいましたが、次週のアデレードに照準を切り替え頑張りたいと思います。(総務:内田) 
			●3月29日(土) 
			 
			香港セブンズ2日目。前日の試合の反省からセットプレー安定、および自陣でのペナルティーを犯さないことを念頭に試合に臨みました。 
			アルゼンチン戦。前半、日本の有利になるようにタイムマネジメントを図ります。強豪相手に、策無しのままでは大差になってしまうため、流れを日本に持ってくるためにも試合巧者にならなければなりません。 
			前半、ワンチャンスをものにし、5-0で終了。後半に臨みます。後半半ばまでアルゼンチンを完璧に封じます。しかしながら徐々にアルゼンチンのペースになり、カウンターからトライを立て続けにとられます。日本も反撃にでますが、及ばず5-19。 
			2戦目のロシア戦。体格差があるため、極力ボールをちらす作戦にでます。マイボールがとれず、逆に1対1で劣勢になり、先制を許します。それでも前半終了間際、横山健一選手のトライで5-12で終了。後半に入り、果敢に攻めますが、ターンオーバーから、トライを許し結局12-24で終了。前半は強豪相手に互角以上に戦えますが、後半に入り、すべて突き放されています。残念ながらプールで勝利を収めることはできませんでしたが、明日ボウルトーナメントに向けて必勝を誓います。(総務:内田) 
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| 対アルゼンチン代表戦 | 
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対アルゼンチン代表戦 | 
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対ロシア代表戦 | 
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対ロシア代表戦 | 
 
  
			●3月28日(金) 
			 
			17時36分キックオフの南ア戦にむけて、緊張感が漂います。 
			11時30分すぎに、ストレッチ関係で身体をほぐし、15時にミーティングが行われました。ゲームプラン、パターンを再確認し、恒例のジャージ授与式。意思統一で、チーム全体のベクトルが一致しました。 
			スタジアムに到着し、試合前のアップ。大観衆の前でボルテージがあがってきます。村田監督、岩渕コーチは過去の大会で、この大観衆の前での緊張感、および、歓声で選手の声がかき消されることを体験しています。 
			「とにかく大きな声で、コミュニケーション。日本で12人しかこの舞台に立てない。そして、自分らはそれに選ばれていることを自覚しろ」 
			そして、キックオフ。予想以上に早い南アのプレッシャーにも対応し、終了間際に横山健一選手の独走トライで7-12で前半終了。ここまでは、タイムマネジメント、ゲームプランもほぼできていました。後半、南アのプレッシャーが増してきます。継続ディフェンスが徐々にほころびはじめタックルミスがでて、トライを献上。成田選手のブレイクなどで、再三チャンスもつくります。しかしなかなか得点できず、結果は7-40。ただし、負けはしましたが、村田監督のセブンズ初采配は強豪相手に手ごたえを感じさせました。29日はアルゼンチン、そしてロシアと戦います。(総務:内田) 
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| ストレッチング | 
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対南アフリカ代表戦を前にして | 
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ウォームアップで気持ちも高める | 
 
  
			●3月27日(木) 
			 
			大会前日となった本日は、コンディションを重視し、練習調整日となりました。 
			試合の入り、時間ごとの戦いのシミュレーションなど各自メンタル部分を調整する一方、午後からは同時期に香港で行われている7人制国際女子セブンズを応援しに行き、共に世界と戦う者同士ということで共感しあい、また情熱を分かち合い、村田監督・岩渕コーチが分析、およびフィードバックをアドバイスしました。残念ながらフランスに惜敗してしまいましたが世界に果敢に向かっていく姿勢、闘志は、明日から戦う我々7人制日本代表選手たちのモチベーションをアップさせ、起爆剤にもなったようです。 
			夜のミーティングでは、今までやってきたことを精一杯発揮することを再確認し、各選手からの大会への意気込みを共有しました。 
			また、今回お世話になっているリエゾンのFlorenceさんが、我々が香港に到着した3月21日が誕生日ということで、選手が中心となってささやかなバースデー プレゼントが渡されました。Florenceさんも明日からの大会では日本チームの一員となって、一緒に戦っていきます。(総務:内田) 
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| 女子セブンズの試合 | 
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村田監督がセブンズ女子日本代表にアドバイス | 
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バースデーケーキ | 
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Florenceさんにケーキをプレゼント | 
 
  
			●3月26日(水) 
			 
			前日の練習試合の反省から、 
- ポジションを深くとること、
 - ミスを絶対にしない、
 - マイボールキープ、
			
  
この3点を中心に練習が行われました。
			 
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| ポジションを深くとる | 
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ラインアウト | 
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練習後のアイスバス | 
 
  
			チームを結成して間もないため若干7人制の動きに戸惑いを感じているところがあり、「パスしたら戻る」という独特の動きを練習し、とにかく、深く広い攻撃ができるよう修正に努めました。また、南ア、アルゼンチン、ロシアそれぞれの相手を想定し、それぞれの国のクセから分析したサインプレー、ムーブの確認をし、臨戦態勢に入りました。チームのキャッチフレーズは「Hard Defense」。とにもかくにもディフェンスをし続けて、攻撃のチャンスをうかがう。どれだけディフェンスできるかがカギとなります。 
			夕食は、チームディナーで日本食の「札幌」へ。店長の山田さんは香港でラグビーをしており、今回もまた、ご協力いただいております。この場を借りて御礼を申し上げます。選手も久しぶりの日本食に満足していたようです。試合まであと2日。応援お願いします。(総務:内田) 
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| チームディナー | 
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お世話になりました | 
 
  
			●3月25日(火) 
			 
			本日から第2クールの始まりです。前日は個人練習の日として、各自ウエイトや、ランニングを行っていたようです。 
			今日からは、基本スキルを習熟したうえでチームとしての完成度を高めることが目的となってきます。そのために、チームとしては、より実戦的な練習が必要と考え、午前、午後の練習の最後に、それぞれ、スコットランド、カナダと練習試合を組みました。 
			開幕戦の南アフリカに照準を合わせ、いろいろなムーブメントを実戦で使えるかどうか、また、キーとなるディフェンスと、タイムマネジメントの試合巧者になれるかどうか、練習試合で試されました。特にディフェンスは100秒間ミスなくディフェンスし続け、相手のミスを誘うということをテーマに掲げました。 
			スコットランド戦ではディフェンスは機能してきているが、全体的にアタックラインが浅い。もっと、深いところからスピードをつけてボールをもらうという、ポジショニングの再確認が必要とのフィードバックが村田監督、岩渕コーチから出ていました。 
			午後の練習では、ポジショニングを再確認し、セブンズのセオリーである、「パスしたあとに次のポジションを深くとる」ということを徹底しました。 
			はたしてカナダ戦。通算成績では拮抗している両国。先の15人制ワールドカップの試合に象徴されており、それは7人制でもお互いライバルと認めるチーム同士。 
			ただし、カナダは7人制サーキットのコアメンバー(全トーナメント出場チーム)で、11月にはこのチームが結成されており、チームの完成度においては日本よりも上でした。 
			日本チームも、経験値の差は否めませんが、スキル的には十分対抗できます。このように本戦前に世界と戦う経験を積んでおくことはチーム力向上に有意義となります。今回の試合結果はトライ数0-2で負けてしまいましたが局面、局面では互角以上に競っていました。あとは、選手がポテンシャルを試合で発揮しつづければ、本戦では期待できます。夜のミーティングを通し、自分たちが何をすべきかを話し合い、残り2日の練習に、もう1ランク実力アップを図ります。(総務:内田) 
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| スコットランド戦、DFの徹底 | 
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スコットランド戦 | 
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カナダ戦 | 
 
  
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| カナダ戦でのボール争奪 | 
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カナダ戦でのアタック | 
 
  
			●3月23日(日) 
			 
			前日のポルトガル戦のミーティングを行った後、午前中はウエイト、午後は課題修正を重点に練習が行われました。 
			ミーティングでは、コミュニケーションの徹底、サポートの徹底のためのコーリング、マイボール確保の徹底があげられ、そのためにはどうするのか、選手・コーチ陣の意思統一が図られました。具体的なことは割愛しますが、向かうべきベクトルは一致してきています。 
			そして遠征期間中でも、筋力を維持する必要性があるため、木村フィットネスコーチが作成したメニューの下、1時間、みっちりと行われました。最近のセブンズの傾向でも1対1での接点で勝負しなければいけない状況が多くなってきました。そのような状況を設定した上でのメニューをこなしていました。 
			午後の練習では、修正課題の1つ、コミュニケーション。とにかく1時間声を出し続ける。ただ声を出すのではなく、自分が次に何をしたいのか、相手にわからせる。このことが基本になります。このことにより、ポジションの把握、次に何をするべきなのか、意思の疎通につながることでしょう。7対7の実践的なアタックディフェンス終了後、村田監督主導の14分フィットネスで終了。かなりタフで、密度の濃い練習となりましたが、選手たちには充実感がみなぎっていたようです。 
			本日で第1クール終了し、明日はオフとなり、火曜日から練習再開となります。夕食は、チームディナーで、有名中華海鮮料理をいただきました。選手も満足していたようです。なお、本日の新聞に、昨日のポルトガルとの練習試合が掲載されており、竹山選手のしつこいタックルプレーがとりあげられていました。今後も応援お願いします。(総務:内田) 
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| 竹山選手が新聞に | 
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フィットネスを終えて | 
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チームディナー | 
 
  
			●3月22日(土) 
			 香港2日目です。小雨が降る中、午前にアタック中心の練習、また午後はポルトガルとの練習試合が行われました。 
			日本の持ち味のスピードを生かしたアタックを有効にするためにはまず広く深いラインが重要になります。 
			そのためにはポジショニングの正確さ、コミュニケーション、そしてフィットネスが求められます。前に出て仕掛ける、そしてミスを少なくして、ボールをキープし続けるということを徹底的に行いました。選手もかなりの疲労でしたが充実していたようです。 
			午後はポルトガルとの練習試合。試合予定時刻に豪雨だったため、時間と試合会場を変更し、行われました。ピッチが悪条件の中、鈴木選手の切れのよいラン、横山兄弟の快走など、グラウンドを広く使うラグビーは浸透してきています。また、ディフェンスでもインサイドブレイクさせないことを徹底して、ポルトガルの攻撃を寸断していました。さらにコミュニケーションを徹底すればもっとよいディフェンスができるという村田監督、岩渕コーチのフィードバックもありました。今後1週間で修正していく予定です。(総務:内田) 
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| 村田監督 | 
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キックオフのマイボール徹底 | 
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セットプレーの修正 | 
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サインの確認 | 
 
  
			●3月21日(金) 
			 香港・アデレードセブンズに向け、日本を発ち、香港にて現地合宿が始まりました。空路4時間で到着。香港独特のムシムシした気候が選手を迎えます。 
			当初、台湾で直前合宿を行う予定でしたが、スケジュールおよび、諸事情により中止せざるをえず、香港での現地合宿となりました。 
			前日、全専大のメンバーとして、プレーした村田監督もこの遠征に賭ける意欲がうかがわれ、香港到着早々、練習を開始。今回の遠征のキャプテンである鈴木選手とともにチームを引っ張ります。 
			練習前ミーティングでは岩渕コーチから、今年度のセブンズの傾向、前回までの反省点があげられました。 
			セットプレーにおけるマイボール獲得の重要性は15人制と同じで、近年の結果に顕著に表れています。特にキックオフからの攻防は重要なカギとなります。 
			練習ではマイボール獲得を意識したトレーニングが行われました。 
			明日は、同じく香港合宿をしているポルトガルと練習試合が行われます。応援よろしくお願いします。(総務:内田) 
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| セットプレー | 
 
  
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| 鈴木キャプテン | 
 
  
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| 村田監督と岩渕コーチ | 
 
  
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| ロコツイ選手 | 
 
  
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