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7月1日
女子セブンズ日本代表候補(SDS)のオーストラリア遠征から1週間が経ち、サクラセブンズ14名が再び北海道の定山渓に集まりました。前回この地に訪れたのは、2022年7月のセブンズワールドカップの事前合宿、実に2年ぶりです。
1日の夕方に宿泊先に到着し、夕食後にチームミーティングからスタートしました。オーストラリア遠征での試合を振り返り、通用した点と改善点を確認しました。また、オリンピックで対戦する相手チームの特徴について共有しました。
オリンピックまで残り27日、まだまだ進化し続けることを決意し、それぞれが翌日からの練習に備えました。
7月2日
2日の午前中、フィールド練習からスタートです。冷たい空気と暖かい日差しが心地良く、とても過ごしやすい気候です。
まずは、移動後の身体をほぐすため、いろいろな動きを取り入れたファンゲームを行いました。コーチ陣も参加したところ、終始笑いが絶え間なく、心も身体もしっかりほぐすことができました。
ムーブメントスキルやファンダメンタルでさらにラグビーの動きに近づけていき、最後にアタックムーブとユニットの確認をしました。全てのドリルで「終わり方」を大切にすることができました。
午後はフィールド練習とジムセッションを行いました。ファンダメンタルでキャリーとサポートの応用練習をした後、キックオフのキャッチを行いました。風があり、難しい局面もありましたが、互いに声をかけ合いながら、最後までボールを見てチャレンジしました。ディフェンスは、早いセットからしっかり上がり、横とコネクトし続けることが大事です。今日の午前・午後のフィールド練習を明日からの実戦練習に繋げます。
フィールドからジムに移動した後は、全身に刺激を入れるトレーニングを行いました。オリンピックにピークが来るよう、S&Cでも進化し続けます。
明日はオーストラリアSDSと合同セッションです。いいリカバリーをし、今日のフィールド練習の成果を実戦で発揮します。
7月3日
本日も定山渓は爽やかな快晴です。午前はオーストラリアSDSチームと合同セッションを行いました。
オリンピック前の貴重な実戦形式です。ラックシチュエーションやセットプレーからアタックとディフェンスを交互に行い、最後にFWのユニット練習をしました。オリンピックのレフリーに選出された桑井レフリーに笛を吹いていただき、規律の部分もしっかり守ることを意識しました。
練習後は、フィールドにいらっしゃった太陽生命保険株式会社の方からフルーツの差し入れをいただきました。
宿舎に戻った後、太陽生命保険株式会社様を囲んで会食しました。最後にサプライズで応援ムービーが流れ、映像に映るオリンピックアジア予選から今日までのサクラセブンズの軌跡を観ながら、胸が熱くなりました。太陽生命保険株式会社様、本当にありがとうございました。
午後はフルコンタクトでディフェンス中心の練習です。
タックルやジャッカルの基本姿勢を確認した後、さまざまな陣形からのディフェンス練習を行いました。どんな状況でも隣りとしっかりコネクトし、チャンスを見極めてボールを奪い返します。
明日は1日オフです。
定山渓の自然に心身ともに癒されながら、各自良いリカバリーをします。
7月5日
オフ明けの練習です。午前・午後ともにフィールドで行いました。午前はファンダメンタルや相手チームを想定したキックオフからのアタックディフェンス、最後に7対7を行いました。
初めはなかなか前に出られませんでしたが、自分たちがやるべきこと、そのためにどんなコミュニケーションが必要かを考え、後半はサクラセブンズらしいアタックができました。
午後は、ディフェンス中心の練習を行いました。午前の反省を活かし、初めから精度高くできるよう、互いに声をかけ合う姿が見られました。
フィールド練習後はジムに移動し、国内合宿最後のストレングストレーニングを行いました。セッション間で行うジャンプ測定では、それぞれ自己ベストを更新できるよう、1回1回全力で取り組みます。
今日は高強度でしっかり身体に刺激を入れながら、チームも個々も課題を再確認することができました。明日は国内最後の練習です。しっかりとリカバリーをして、14人全員で今合宿の集大成を作り上げます。
7月6日
いよいよ最終日となりました。
今日から2日間、同グラウンドでピリカモシリセブンズの大会が開催され、とても賑やかな雰囲気です。
練習初めに水谷選手から「今日は順位決定戦だと思って」という声がけがあり、大会2日目を想定して一層気持ちが引き締まりました。
スピードトレーニングでは、やりづらい動きにチャレンジしながら神経系に刺激を入れ、一本一本全力で取り組みます。
キックオフではキャッチやタップにおもいきりチャレンジできるよう、カバーの選手の安心させる言葉がけが昨日より聞こえてきました。7対7では、1人1人がしっかり前を見ておもいきりしかけ、トライまで継続する場面が多く見られました。また、ディフェンスでは全員で上がる意識、少ないフェイズでボールを奪い返す意識が上がりました。
午後は、選手・スタッフ全員で定山渓を離れ、国内最後のチームアクティビティを行いました。終始笑顔溢れる楽しい時間となりました。
あっという間に1週間の定山渓での合宿を終えました。今合宿を開催するにあたり、毎日快適に過ごさせていただきました宿泊先の錦渓の皆様、素晴らしい練習環境を提供していただきました北海道バーバリアンズの皆様に、感謝申し上げます。また、太陽生命保険株式会社様をはじめ、多くの方々に応援、ご支援をいただきました。本当にありがとうございました。