公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、当協会初の取り組みとして、「太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2024」 女子日本代表vs 女子アメリカ代表の試合会場にて、発達障がいなどの診断を受けている、感覚過敏等の症状のあるお子さんとご家族が安心して観戦できるセンサリールーム(※1)を設置し、観戦者を募集いたしますので、お知らせいたします。


センサリールームには、ご利用になるお子さんやご家族が安心して過ごせるように、楽しんだり、集中したり、落ち着いたりできるような感覚刺激グッズをご用意します。また、会場には母子・異性同伴で利用できる男女共用トイレ、カームダウン・クールダウン(※2)スペースも設置されます。当協会では今後も皆さまが安心してラグビー観戦をお楽しみいただけますよう、共生社会の実現に向けた取り組みに努めてまいります。

 

なお本プロジェクトは、当協会と、株式会社JTB(代表取締役社長執行役員:山北栄二郎、本社:東京都品川区)、有限会社コス・インターナショナル(代表取締役:小菅 秀泰、東京都港区)、一般社団法人キッズブーケプロジェクト(代表理事:藤本千春、東京都港区)とが共同して、発達障がいのある方だけでなく様々な障がいのある方への取り組みを拡げ、他の自治体、地域へと展開範囲の拡大を図り、誰もが暮らしやすい共生社会の実現を目指す事を目的として推進するプロジェクトとなります(※3)

 


写真はセンサリールームのイメージです

【募集要項】

  • 日時: 「太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2024」女子日本代表 vs 女子アメリカ代表

  ・2024 年8月11日(日) 18:00キックオフ 会場:ミクニワールドスタジアム北九州(福岡)

  ・2024 年8月17日(土) 18:00キックオフ 会場:小笠山総合運動公園エコパスタジアム(静岡)


  • 募集観戦者数: 各日5組

  • 参加費: 無料

  • 対象者: 以下2つの条件を満たす方とさせていただきます。

 ・発達障がい等と診断され、感覚過敏などの症状のあるお子様とそのご家族(1組あたり定員4名)

 ・ご本人やご家族が、主催者や報道機関等による撮影や掲載等に同意いただける方

  • 内容: 参加者にはセンサリールーム観戦と合わせて次のアクティビティにもご参加いただきます。

 ・ブーケを作成し、両チームへブーケの贈呈

 ・試合終了後、花火を使ったセレモニー実施

 ※大きな音が苦手な方にはイヤーマフをご準備いたします。

 ※上記アクティビティは変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 ※ブーケ作成イメージ

カラフルな花

中程度の精度で自動的に生成された説明

  • 集合場所: 詳細は別途ご案内します。

 センサリールーム担当スタッフと待ち合わせ後、センサリールームまで一緒に向かいます。

  • 申込方法:下記フォームよりお申込みください。

https://forms.gle/3c8EffUKetbzzdGu7

  • 締め切り

①2024 年8月11日(日) 観戦希望の方:  8月8日(木)23:59まで

②2024 年8月17日(土) 観戦希望の方:  8月15日(木)23:59まで

  • 参加者選定方法:厳選なる抽選の上、選定いたします。

  • 当選者の発表:当選者ご本人様へメールで通知します
    ①2024 年8月11日(日) 観戦希望の方8月9日(金)18時頃ご連絡させていただく予定です。
    ②2024 年8月17日(土) 観戦希望の方8月16日(金)18時頃ご連絡させていただく予定です。

  • 注意事項
    ・応募者多数の場合は、抽選となります。また、当選に関するお問い合わせは一切受け付けておりません。
    ・会場への交通費は自己負担となりますので、予めご了承ください。

  • 個人情報について
    個人情報は今回のセンサリールーム観戦抽選、観戦環境の整備、試合当日のお子様のサポートに必要となる限度で使用し、イベント後破棄します。

  • 報道機関への取材協力について
    取材に関してはご家族・ご本人のコンディションに十分配慮し、担当者が調整します。JRFUでは、この取り組みを社会に幅広く周知し、より多くのお子さんが参加できる環境づくりを目指しますので、取材へのご協力をお願いいたします。

 

<お問い合わせ>

(公財)日本ラグビーフットボール協会 マーケティング部門

  電話番号: 03‐5771‐5170 (9:30~18:00 /火曜定休) e-mail:jrfu_sensoryroom@rugby-japan.or.jp      

 

(※1 )センサリールームとは、明るすぎない照度と、大きな音や声などの大音量を遮る遮音が施され、人混みや周囲の視線を避けた安心できる部屋で、防音ガラス越しに試合観戦や映画などを楽しめることを目的とした部屋を指します。設置目的の前提には、見方や楽しみ方の「方法」が多数派とは違うだけで、困りごとがない人たちと同様に「観る」「楽しむ」といった思いは一緒であるとの考え方があります。

 

(※2) カームダウン・クールダウンとは、慣れない移動や、様々な人や音、光、においなどの混在により不安やストレスを感じて困っている発達障がいなど、見た目にわからない障がいのある人たちが、ストレスを減らし落ち着くことができ、パニックを防ぐことを目的としたスペースを指します。設置目的の前提には、移動や非日常的な空間において、感覚過敏の特徴に状況判断などの苦手さも伴って、不安や心配を強く感じてしまう発達障がいなど、見た目にわからない障害のある子どもたちの安心安全を、スペースの存在で担保する考え方があります。

 

(※3) 今回事前および当日に、株式会社JTBによるセンサリールームに関わる関係者への「心のバリアフリー」研修を実施します。センサリールーム内では、一般社団法人キッズブーケプロジェクトによる「だれかを応援することが、夢を探すきっかけになる」を合言葉に、子どもたちが自ら制作したブーケを、両代表選手に贈呈し、尊敬や感動などの気持ちを届ける取り組みを実施いたします。また、有限会社コス・インターナショナルの協力を得て、障がいのある方々も受容しやすい視覚、聴覚、 触覚、嗅覚などの感覚刺激を与えるスヌーズレン機器を設置したカームダウンスペースを設けます。

 

                                                                                   以上