公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、10月11日(金)に開催された「WXV2」第3戦女子ウェールズ代表戦後の女子日本代表選手のコメントをお知らせいたします。 本試合は、ウェールズ19-10日本(前半 12-0)で女子ウェールズ代表が勝利しました。
■レスリー・マッケンジーヘッドコーチ
「学びの多い機会だったと思います。また後から振り返るべきポイントがたくさんあった大会でした。ウォーミングアップやキックオフの入りなど1つ1つの要素を振り返る必要があると思っています。
この大会でポジティブに感じられた点としては、こういった相手とワールドカップのプールフェーズで対戦していくところです。今回対戦した相手は手の及ばない相手ではなかった、勝てる可能性もあった相手だからこそ、自分たちのプレーができた感触もポジティブに感じています。プロフェッショナルでオーガナイズされた相手としっかりと戦うことができたこともポジティブに思っています」
■長田いろはキャプテン
「相手のサイズは大きかったですが、自分たちが前で止められたときは良い感触があったのでそこは続けていきたいところですが、ボールを持たれて走られたときは受け身になってしまってコンタクトで受けてしまったところがありました。
大会通して3試合戦えたことは来年に繋がる良い経験でき、チームとしての成長も感じました。しかし試合の中で勝ち切れなかったり、自分たちのミスからボールを失ってしまったところは試合の中でももっと厳しく修正して来年に繋げていきたいです」
■佐藤優奈選手
現地での応援、日本からの応援、本当にありがとうございました。絶対に勝ち切るという強い気持ちで臨んだウェールズ戦でしたが、勝ち切ることができずとても悔しい気持ちでいっぱいです。ラインアウトを上手くマネジメントすることにも個人的な目標の一つに掲げていましたが、ATの部分でイメージ通りにマネジメントすることができず、まだまだ成長が必要だと感じました。3戦を通して、攻守ともにモールのシチュエーションで自信を持ってプレーできるようになったこと、低いタックルとバックインザゲームにこだわってプレーできたことは良かったと感じています。また、ラインアウトできちんとマネジメントして支配すること、コンスタントに良いパフォーマンスを発揮し大事な局面で勝ち切る強さを身につけることは私の今の課題であると痛感しました。さらにレベルアップしてまた桜のジャージを着れるよう頑張ります。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。
■大塚朱紗選手
「本大会はコミュニケーションの部分でミスが続いていて、そこがバックスの課題でもあるので、コミュニケーションをしっかりとるようにやっていきたいです。ウェールズ戦は戦ってきた2チーム以上に自分たちに対してディフェンスで前に出てプレッシャーをかけてきました。自分たちが敵陣22mに入ってからのオプションはしっかり決まっていて、そのオプションに対して全員が役割をもってやらないとスコアまで繋げられないのでそこの部分を修正してやっていきたいです」
■松村美咲選手
「前半の部分でルーズボールやキックに対しての処理の判断の甘さが出ていたと思います。トライの部分は後半からチームとしてもスイッチ入れてやっていこうと話しており、自分としてもどこにチャンスがあるのか、どこでチームに貢献できるのか探していて、いろんなところにボールが来たので勝負することができました。
今シーズンの試合を通して、接戦やいい試合はするが勝ち切れない部分があり、そこで終わらせてはいけないと思っているので、前半から自分たちのラグビーをしてしっかり取りきれるようにすることが大事になってくると思います」
■今釘小町選手
「前半自分たちのミスから相手のペースでラグビーをさせてしまったのですが、後半ではATでもDFでも前に出てプレッシャーをかけてれてたのは良かったと思います。今後キックやラン、パスの精度を上げスペースにボールを運んで敵陣で戦い、そして、トライを取りきるところを今後に向けて修正していきたいと思います」