愛知学院大学 34-17 大阪公立大学(前半15-0)

2024/12/29 9:30Kick Off パロマ瑞穂ラグビー場

愛知学院大学 34-17 大阪公立大学

 

2年連続の出場となった愛知学院大学と校名が変わったが22年ぶりの出場となった大阪公立大学の初戦は、絶好のコンディションの下、大阪公立大学のキックオフでゲームがスタート。

序盤のキックの攻防からの相手ボールラインアウトを奪った愛知学院大学は攻撃を重ねるが、大阪公立大学は堅守により地域の前進を阻む。

それでも愛知学院大学は、前半10分、ゴール前まで地域を進めるとラインアウトモールで前進、そのまま⑥中西朝飛が中央にトライ、5-0と先制する。

さらに愛知学院大学は、中盤でポゼションを維持しながらゲームの主導権を握る。

大阪公立大学は、キックでの前進を試みるも愛知学院大学は冷静に対処、中盤での攻防が続く。

スクラムを優勢に進める愛知学院大学は、前半23分、キックカウンターを仕掛けゴール前に前進、最後は③小林赳仁が抜け出し中央にトライ、10-0とリードを広げる。

チャンスを伺う大阪公立大学は、中盤のスクラムからペナルティーを得て相手陣に進み、ラインアウトからチャンスを伺うが小さなミスで得点に繋がらない。

対する愛知学院大学は、前半40分、自陣からボールを奪うと巧みにボールを繋ぎ、⑦石田康太が左中間にトライ、15-0の愛知学院大学リードで前半が終了した。

 

後半開始早々、大阪公立大学のミスでスクラムを得た愛知学院大学は、後半2分、優勢のスクラムを押し込み前進、⑧伊藤五希が右中間にトライ、コンバージョンも成功し、22-0と幸先の良いスターを切る。

悪い流れを断ちたい大阪公立大学は、後半3分、中盤からショートパントを再獲得すると攻撃を継続、⑮民谷緑風が走り切り左隅にトライ、5-22と追撃を開始する。

被トライでも冷静な愛知学院大学は、後半7分、攻撃を重ねると⑭瀬賀真斗が右隅にトライ、27-5と優位を保つ。

離されたくない大阪公立大学は、後半13分、50-22で相手陣に進みラインアウトモールで前進、最後は⑦藤元嵩史が右隅にトライ、コンバージョンも成功し、12-27と追走する。

対する愛知学院大学は、後半27分、ラインアウトから攻撃を重ね⑬陣野瑛杜がトライ、コンバージョンも成功し、34-12と優位を保つ。

意地を見せたい大阪公立大学は終了間際の後半39分のペナルティーを得ると速攻を仕掛け⑫竹俣嘉人が左隅にトライ、17-34とする。

このままノーサイド、終始主導権を握った愛知学院大学が2回戦へコマを進めた。

(文責 品野いっせい)

 

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東京学芸大学 48-21 札幌大学(前半26-14)

2024/12/29 11:20Kick Off パロマ瑞穂ラグビー場

東京学芸大学 48−21 札幌大学


昨年惜しくも準優勝と涙を飲んだ東京学芸大学と2年ぶりの出場となる札幌大学は、やや日差しを失った曇り空の下、札幌大学のキックオフでゲームが開始。

ペナルティーを得て地域を進める札幌大学は、再度ペナルティーを得るとゴール前まで地域を進める。

すると前半6分、ラインアウトから前進するとFWがサイド攻撃を重ね、最後は③三本菅一冴が右中間に押し込みトライ、コンバージョンも成功し7-0と先制する。

対する東京学芸大学は、正確な攻撃でゴール前まで地域を進めるも、札幌大学がボール奪取のチャンスを見極め堅守で応じる。

それでも東京学芸大学は、前半11分、中盤から⑫木村粋雅が巧みに抜け出し中央にトライ、コンバージョンも成功し7-7、振り出しに戻る。

さらに東京学芸大学は、前半13分、ボールを動かし⑤吉成悠斗が右中間にトライ、12-7とする。

接点で圧力をかける東京学芸大学は、前半18分、中盤でペナルティーを得るとショットを選択、惜しくもHポールには入らない。

それでも東京学芸大学は、前半24分、中盤からBKが巧みにボールを繋ぎ⑮岡田喬一が左隅トライ,コンバージョンも成功し19-7とリードを広げる。

対する札幌大学は相手陣中盤でペナルティーを得るとスクラムを選択、得点の機会を伺うが東京学芸大学は激しい接点でターンオーバー、中盤に後退する。

地力に勝る東京学芸大学は、前半37分、勢いのある攻撃でテンポ良く前進、最後は⑨北澤陽斗が抜け出し中央にトライ、コンバージョンも成功し26-7とする。

このまま前半を終わらせたくない札幌大学は、前半41分、相手ゴール前ラインアウトからFWが攻撃を重ね、⑦岡本航太が押し込みトライ、コンバージョンも成功し14-26で前半が終了した。

 

後半は、東京学芸大学が主導権を握りスタートする。

東京学芸大学はペナルティーを得てゴール前へ地域を進め、ラインアウトから攻撃を重ねるが札幌大学は堅守で対抗、地域を押し戻す。

対する札幌大学は、後半8分、相手ゴール前まで地域を進め、ペナルティーを獲得すると速攻を仕掛け、③三本菅一冴が左隅に押し込みトライ、コンバージョンも成功し21-26と並走する。

中盤の攻防に戻るが、東京学芸大学は一貫して接点で圧力をかけ続ける。

それでも札幌大学は、相手陣ゴール前へ地域を進める。

札幌大学の力強い攻撃に対し、東京学芸大学はここでも接点で優勢を保ち地域を押し戻す。

その後は双方細かなミスでゲームは膠着する。

均衡を破ったのは東京学芸大学。

後半27分、ラインアウトから巧みなサインプレーで防御を崩すと⑫木村粋雅が右隅にトライ、コンバージョンも成功し33-21と再度引き離す。

その後も東京学芸大学は、後半32分⑫木村粋雅、後半38分⑭竹内大翔PG成功を挟んで、⑫木村粋雅がトライ(コンバージョン成功)と得点を重ね、48-21と勝利した。

(文責 品野いっせい)

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東北大学 7-29 西南学院大学(前半7-17)

2024/12/29 13:10Kick Off パロマ瑞穂ラグビー場

東北大学 7-29 西南学院大学


3年連続出場の東北大学と2年連続出場の西南学院大学の対戦は、東北大学のキックオフでゲームがスタート。

中盤での攻防からチャンスを掴んだのは、西南学院大学。

前半7分、ラインアウトから攻撃を始めると左右に大きくボールを動かし、最後は⑮軽部周太郎が右隅にトライ、コンバージョンも成功し7-0と先制する。

対する東北大学はスクラムで圧力をかけて、西南学院大学の出足を鈍らせる。

中盤での攻防が続くが、徐々に西南学院大学のテンポが上がり始める。

西南学院大学はゴール前まで地域を進めるが、東北大学はスクラムの優勢を生かし地域を押し戻す。

西南学院大学は中盤から工夫を凝らしたサインプレーを見せゴール前まで迫るが、東北大学な粘り強い防御で得点を許さない。

それでも西南学院大学は、前半26分、スクラムからの攻撃を重ね⑤下川真輝が左中間にトライ、12-0とリードを広げる。

悪い流れを断ちたい東北大学は、ペナルティーを得ると相手陣ゴール前に地域を進める。ラインアウトモール、スクラムとチャンスを掴むが取りきれない。

それでも東北大学は、前半39分、相手ゴール前スクラムから前進するとペナルティーを獲得、速攻で攻めて最後は㉑星野陽紀が右中間に押し込みトライ、コンバージョンも成功し7-12とする。

ハーフタイム直前の前半43分、西南学院大学は相手ゴール前からラインアウトモールで前進、FWが攻撃を重ね②堀之内太陽が左中間にトライ、17-7と10点リードで前半が終了した。

 

後半は風上に立った西南学院大学に対し、東北大学がボールを保持する。

中盤の攻防に戻るが、スクラムで優位に立つ東北大学はボールを奪い返す。

双方細かいミスが続き、中盤で我慢の時間が続く。西南学院大学のペナルティーが重なり東北大学はゴール前で攻撃が続く。

それでも西南学院大学は、粘り強い防御で地域を押し戻す。

均衡を破ったのは西南学院大学。

後半20分、ゴール前ラインアウトモールから前進、そのまま②堀之内太陽が左隅にトライ、22-7と引き離す。

流れを引き戻したい東北大学であるが、西南学院大学の勢いに押され地域を進められない。

後半32分、再三のアドバンテージを得た西南学院大学は速攻で攻撃、最後は②堀之内太陽が中央に3つ目のトライ、コンバージョンも成功し、29-7と勝負を決定づける。

一矢報いたい東北大学は、中盤から積極的に攻撃を仕掛ける。それでも風下と西南学院大学の途切れない防御で有効な攻撃につながらない。

このまま29-7、スクラムのプレーヤーを欠きながら、我慢のラグビーで西南学院大学が2回戦に進んだ。

(文責 品野いっせい)

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広島大学 15-28 信州大学(前半0-7)

2024/12/29 15:00Kick Off パロマ瑞穂ラグビー場

広島大学 15−28  信州大学

 

風が少し強まっている天候で、9年ぶりの出場となった信州大学と3年連続出場の広島大学は、広島大学のキックオフでゲームがスタート。

風上の信州大学が積極的に攻撃を重ね、試合の主導権を握る。

それでも広島大学は一瞬の隙をつきボールを奪い、相手陣へ地域を進める。

信州大学も堅守で対抗、中盤の攻防に戻る。

一進一退の攻防が続くが、双方決定的なチャンスを掴み取れずゲームが続く。

広島大学が中盤でペナルティーを得てゴール前に進むが、ラインアウトモール、BKの攻撃で崩しきれない。

信州大学は、我慢の防御でボールを取り返す。

すると前半22分、スクラムからの攻撃でBKがラインブレイク、最後は⑫遠藤名和宏が左中間にトライ、コンバージョンも成功して7-0と先制する。

勢いのついた信州大学はさらにラインブレイクでチャンスを迎えるが、広島大学は集中力を持った防御で取り返す。

広島大学は⑮宇野豪留が抜け出し、大きなチャンスを作るも取りきれない。

膠着状態が続いた中、信州大学は、前半43分、ペナルティーを得ると中盤中央からショットを選択、風向きが難しいショットは不成功に終わり7-0、信州大学リードで前半が終了した。

 

後半直後は、ノーホイッストライでゲームがスタート。

広島大学は、前半のフラストレーションを晴らすように自陣からラインブレイク、巧みにボールを繋ぎ、最後は⑫飯田拓巳が左隅に待望のトライ、5-7と追い上げる。

勢いのついた広島大学は、後半5分、再び自陣より攻撃を仕掛けると大きく前進、⑦高田佑樹が中央にトライ、コンバージョンも成功し12-5と逆転に成功する。

対する信州大学も自陣から果敢に攻撃、相手陣に地域を進める。

チャンスになりかけるが、広島大学も譲らず地域を押し戻す。

それでも後半13分、信州大学は中盤のラインアウトからラインブレイク⑫遠藤名和宏が右中間に飛び込みトライ、コンバージョンも成功し14-12と再逆転、前半と打って変わってゲームが目まぐるしく動く。

拮抗した展開の中、広島大学は相手陣中央でペナルティーを得るとショットを選択、⑤結城光が決めて15-14と再々逆転とする。

展開が読めない中、信州大学は、後半26分、相手陣ゴール前で攻撃を継続、最後は⑨田中博理が中央にトライ、コンバージョンも成功し21-15とシーゾーゲームは続く。

さらに、後半29分、信州大学は広島大学の一瞬のミスを見逃さずルースボールを足にかけ、⑫遠藤名和宏がそのまま3つ目となるトライ、コンバージョンも成功し28-15、一つ抜け出す。

時間とも戦う広島大学は、必死の攻撃を重ねる。

双方死力を尽くした攻防はこのままノーサイド、信州大学の勝ち上がりで幕を閉じた。

(文責 品野いっせい)

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