(2025年4月24日)

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人)は、アジアラグビー(会長:カイス・アルダライ)による岩渕健輔(当協会専務理事)に対するアジアラグビー副会長職一時停止処分について、ワールドラグビー(会長:ブレッド・ロビンソン)に対し調査を要請しておりましたが、今般、ワールドラグビーが指名した独立の規律委員が、岩渕氏の行動がアジアラグビーの定款、規約、行動規範ならびにワールドラグビー競技に関する規定第18条のいずれにも違反していなかったと結論付け、ワールドラグビーより、アジアラグビーに対して岩渕氏の復職を求める声明が発表されたことをご報告いたします。

 

また、アジアラグビー執行委員会メンバーに署名が求められていた各文書の内容に関し岩渕氏がアジアラグビーへ確認を求めておりましたことについて、ワールドラグビーの担当規律委員からは、確認の要請は極めて合理的なものであり、かつ、岩渕氏の適切なガバナンス対応を示すものとして評価されております。

 

当協会は引き続き、岩渕氏がただちにアジアラグビー執行委員会メンバーとして復職することを期待しております。また、アジアラグビーのケイス・アル・ダライ会長に対して、岩渕氏への公式謝罪を求める文書を送付する予定です。

 

土田雅人 日本ラグビーフットボール協会会長コメント

「ワールドラグビー主導による今回の独立した調査を通じて岩渕氏の名誉が回復されたことを、協会として嬉しく思います。一方で、正当な手続きなく岩渕氏を一時的に職務停止処分とし、一方的なプレスリリースを発表したアジアラグビーの行動は、アジアラグビーにおけるガバナンス上の欠陥や透明性の欠如を示唆するもので、アジアラグビーの評判に悪影響を及ぼし得るものです。

ワールドラグビーが両当事者に送付した担当規律役員による報告書の中で、懲戒手続におけるガバナンスの根本原則は当該手続が対象者に対して『明確かつ透明』なことであることが強調されていましたが、アジアラグビーにおいて今回その原則を満たされなかったことは誠に遺憾です。

当協会としても、岩渕氏がただちにアジアラグビー執行委員会メンバーとして復職することを強く期待すると同時に、本件に関してアジアラグビーに対する然るべき対処も検討してまいります。

アジアラグビーの一員として、当協会は今後も引き続き、アジアラグビーのガバナンスにおける透明性と健全な運営体制の確立に貢献してまいります」

  


(2025年2月28日)

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人)は、アジアラグビー(会長:カイス・アルダライ)による今回の岩渕健輔(当協会専務理事)へ対するアジアラグビー副会長職一時停止処分およびその公表行為は、当該本人への事前の正式な連絡はなく、突然一方的に公表した行為はアジアラグビーの行動規範に反しており、また明らかに事実と異なる間違った行為を示唆する不当な内容となっており、ただちに撤回を要請する旨の文書を、2月26日付けでアジアラグビーへ送付いたしました。


また、ワールドラグビー(会長:ブレッド・ロビンソン)に対し、ワールドラグビー規定に準じてアジアラグビーの対応および本件に至った経緯を調査することを、2月27日付けで要請いたしましたことをご報告いたします。


なお、岩渕健輔氏は当協会の専務理事職およびワールドラグビー理事職を継続いたします。



(2025年2月25日)

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、アジアラグビーから2月24日に公表された岩渕健輔(当協会専務理事)のアジアラグビー副会長職における一時的な停職に関し、その判断の経緯と理由を確認中です。

当協会では、当該本人が「平等」「透明性」「説明責任」といったアジアラグビーの理念に反する行為の一切無いこと、行動規範に沿って対応していることを確認しており、引き続きアジアラグビーの発展に向け力を尽くしてまいります。


以上