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6月11日

合宿もいよいよ最終日を迎えました。

最終日のレポートに入る前に、まず9日以降のダイジェストをご紹介します。


その1:ど迫力!スクラムを接写してみました。

普段なかなか、近距離で見られないスクラム。中で何が起こっているのか、少しですがお見せします。


その2:ボールを持って走る選手特集。

ボールを持って走る選手等の写真をご紹介します。

3、その他の写真

走る以外のプレーをまとめてみました。

パスを受け取る中楠選手。

激しいボール争奪戦!

ブレイクダウン。

メイン平選手のキック。

ラインアウトでボールをキャッチしようとする山本秀選手。

オフロードパスを試みるメイン平選手。

ここからは何かというと・・・

みんな一列に並んで・・・

ランニングのセットをしている様子です。

福田 健太選手。

長いパスを放つ伊藤 耕太郎選手。

パスをキャッチする中楠選手。後ろの中野選手と伊藤選手は次のプレーに向けて動き出しています。

木原 三四郎選手。

ヴェティ・トゥポウ選手。


さあ、いよいよ最終日11日のトレーニングのレポートに入りましょう。

合宿中、ほとんど雨は降らなかったのですが、この日は1週間分の雨がまとめて降ったかのような土砂降りでした。

しかし、選手等のモチベーションは高く、合宿最終日も非常に濃密で、ハイレベルなトレーニングが行われました。

「最後の練習は最高の練習で締めよう」

凄い水飛沫!

紅白に分かれてのアタック&ディフェンスの合間も、とにかく選手は走ることが要求されました。

タックルを潜り抜ける岡野選手。

突進する中野選手。

雨、雨、雨。

モールでぶつかり合うフォワード。

そしてノーサイド!選手等は最後までやり切りました!

ハグとハイタッチでお互いの健闘を称え合います。

最後の円陣。全ての選手が全力を尽くしました。

こうして6月4日から始まった菅平合宿は全ての日程を終了したのです。


なお、この日(6月11日)は、合宿最終日だけではなく、竹之下 仁吾選手(左)、中野 将伍選手(右)の誕生日でした。練習後の昼食時には、チームからケーキのプレゼント。

ケーキ?と思いきや、よくみてみると、フルーツとご飯にサーモンと野菜?

はい。栄養面を考慮して、実はケーキではなくて、フルーツと野菜の盛り合わせなのでした(笑)。


さあ、大分に続いて、菅平の合宿も終了し、男子15人制は、いよいよ日本代表のメンバー発表、そして宮崎での日本代表の合宿が続きます。

果たして今回の合宿の参加選手から、どれだけの選手が、日本代表に選ばれるのでしょうか?

12日の記者会見、そして、今後の代表の合宿をぜひご注目ください!


6月8日

まずは、遡りますが、6月5日にシオサイア・フィフィタ選手と、岡野 喬吾選手が1日遅れで合流しました。

左がフィフィタ選手、右が岡野選手。エディーさんも嬉しそうです。

チーム全員が、握手、グータッチで歓迎します。

そして、この合宿は基本的に三部練習になっていることもご報告させていただきます。


まず朝に、体育館で有酸素系の運動や、ブレイクダウンの練習などを行い、その後、10時頃にグラウンドで練習、お昼を食べてから、午後にジムでワークをするというのが一般的なスケジュールです。

ここでは早朝の体育館での活動の様子を少しご紹介します。


一対一でのコンタクト。

ハットリーコーチは、実際の試合映像を見せながら課題を選手に示しています。

体幹を鍛えるトレーニング。

ブレイクダウンの練習。

中谷 陸人選手。

こちらはちょっとユニークなボクシングを取り入れた練習。といってもパンチの練習ではなく、よく見て、素早く身を交わす、という動きのトレーニングです。

真剣な眼差しのヴェティ・トゥポウ選手

岡野 喬吾選手。

北村 瞬太郎選手。

シオサイア・フィフィタ選手。

サム・グリーン選手。

新田 博昭コーチの指導の下、腰を入れた構えをとるフォワードの選手達。

そして円陣。

笑顔の福田 健太選手。

こちらも笑顔のメイン 平選手(左)。

サム・グリーン選手。

中野 将伍選手。

コーチの示す映像を見て、修正点を確認するバックスの選手達。(左から北村選手、土永選手、石田選手、グリーン選手

中楠 一期選手。

竹澤 正祥選手。


さて、既にメディアの報道でもご覧になった方も多いかと思いますが、7日(土曜日)の午後には、一般及びメディア公開練習が行われました。

ご覧の通り、素晴らしい天気に恵まれました。合宿前日には大雨が降ったということですが、有難いことに合宿が始まってから天候に恵まれて、非常に良いグラウンドコンディションで練習をさせていただいています。

この日は、一般公開練習ですが、間も無く発表される日本代表や、JAPAN XVとしてマオリオールブラックスと戦うチームのセレクションも兼ねて、選手の対応力を試す非常にハードなトレーニングが行われました。

日本代表が掲げる超速ラグビーに欠かせない素早い展開と、切り替えの早いディフェンス。攻撃していても、守っていても選手には、全く息をつく暇がありません。

激しいコンタクトも要求されます。

ブレイクダウンでの素早い寄りも重要です。

気持ちが伝わるボールアタック。

気持ちが伝わるボールアタックその2。

今回の公開練習には約400人の方に来ていただきました。来場者の皆様、暑い中、選手達に温かい応援をいただき、本当にありがとうございました!

練習後には、来場者の方にファンサービス。選手達とファンの皆様との交流の時間が持たれました。

サインをするフィフィタ選手。

サインをするサム・グリーン選手。

サインをする北村選手。

一方、フロントローの選手は、練習後も残って、スクラムの組み方について議論を交わしていました。

サインする竹内選手。


さて、公開練習の後、午後には長野県の小学生を対象としたラグビークリニックが行われました。

開会式には、長野県上田市の土屋陽一市長から「上田氏として本当に歓迎しています。ラグビー合宿の聖地と言われる

ここ菅平で、代表の選考が行われるのは素晴らしいこと。どうか限られた時間ですが、菅平の空気を吸って、ラグビーを発展させてください」と述べて、チームへの激励とクリニック開催の感謝を述べていただきました。

これに対してエディー・ジョーンズHCは、「上田市のホスピタリティに感謝しています。ここの環境は素晴らしく、良い練習ができています。今日は来てくれた参加者の皆さんが一つでも何かを学んで帰ってほしい」と述べました。

クリニック参加者と記念写真。この日は、長野県内にある7つのラグビースクール(上田、上高地、三郷、高森、長野、諏訪湖、松本)から40名以上の小学生が参加してくれました。

土屋市長とエディーHCがサインジャージを持って記念写真。

土屋市長からは、ラグビーボールに似ているということから、地元のパン屋さんで作られたクロワッサンをプレゼントしていただきました。チームで美味しくいただきました。ありがとうございます!


さて、この日のクリニックには、5人の選手が参加しました。

指導は二手に分かれて行われ、グループAの担当は、中谷 陸人選手、チャーリー・ローレンス選手、奥井 章仁選手の三選手。

まずはボールのキャッチから。おにぎりの形でと説明する奥井選手。

「よく見てごらん」と子供達に笑顔で話しかける奥井 章仁選手。自らも小学1年生からラグビースクールに通っていて、その時に有名選手の指導を受けたことがあるそうで、「いつかは自分も」という思いがあったそうです。ラグビースクールに顔を見せる度に定期的に指導をしているということで、教え方も非常に的確でした。

ボールの取り方をデモンストレーションしてみせる中谷 陸人選手。

続いてタックル練習。選手がタックルを受けてくれます。いい思い出になりますね。

「ナイスタックル!」と中谷選手。

チャーリー・ローレンス選手にもタックル。

ナイスタックルです!

さて、もう一方のグループBでは、竹之下 仁吾選手と土永 旭選手がパスの指導を行いました。

ナイスパス!

ボールを受け取る土永選手。

こうやって投げるんだよ、とデモンストレーション。

子供達から質問コーナーもありました。

クリニックの最後は、奥井選手が子供達に「これからも練習を続けてほしい」とスピーチしました。

短い時間でしたが、子供達には選手達との忘れられない時間になったのではないかと思います。


ところで、練習後には、お世話になっている宿舎内にあるサウナでリカバリーを行っています。選手達もこの時間が一番の寛ぎのようです。

サウナの後といえば、水風呂。

「めちゃめちゃ冷たい」そうです。

いいリカバリーになっているようですね。


クリニックが終わった7日の夕方は、いつもの食堂ではなく、屋外に集まってみんなで特別なバーベキューを行いました。

インスタグラムでご覧になった方も多いかもしれませんが、この日は、各選手が出身校や、所属チームのジャージを着て、シャッフルして夕食を食べる親交会が行われました。

左から福岡高校(安恒選手)、慶應大学(中楠選手)、京都産業大学(土永選手)、帝京大学(青木選手)の並び。なかなか珍しい写真ですね!

奥井選手は、枚方ラグビースクールのジャージ。こだわりが見られます。

平生 翔大選手(左)は、関西学院大学、木戸 大士郎選手は明治大学のジャージです。

ヴェティ・トゥポウ選手(右)は摂南大学のジャージ。岡野選手(中央)は、同志社大学の練習用のジャージです。

左から2番目の山本秀選手が着用しているのは昨年短期留学したオーストラリアのチームのジャージ。

木原 三四郎選手(左)は専修大学、津村 大志選手は帝京大学の優勝(V12)記念Tシャツ、北村 瞬太郎選手は立命館大学、伊藤 耕太郎選手は明治大学。

竹内 柊平選手は九州共立大学、佐川 奨茉選手は日本大学、本橋 拓馬選手は帝京大学。

竹之下 仁吾選手は報徳学園高校、竹澤 正祥選手は明和県央高校のジャージ。

吉田 杏選手(左)は、大阪桐蔭高校、PJ・ラトゥ選手は大東文化大学のジャージ、チャーリー・ローレンス選手は以前所属していたトヨタのジャージ。

さあ、この中のジャージの中で、ニール・ハットリーコーチングコーディネーターが選んだベストジャージはどれなんでしょう?(注:ご覧の通り、実際にバーベキューの最後に審査が行われました)

選ばれたのは、安恒 直人選手の着用していた福岡高校のジャージでした!

「どれも本当にいいジャージなので迷いましたが、僕の好みでは福岡高校のジャージですね。なぜなら、ツーストライプのデザインはこれだけでとてもユニークだし(ハットリーコーチ曰く海外でもそんなに例がないらしいです)、何より漢字のロゴがあるのが日本らしくて格好いいと思う」ハットリーコーチ(談)。

ということで、安恒選手および、福岡高校ラグビー部の皆様、おめでとうございます。


・・・ということで、非常に濃密な1日が終了しました。

レポートをご覧にいただいている皆様には、一部しかお見せできないのが残念ですが、短い期間でも濃密な時間を選手達が過ごしている様子が窺えることかと思います。


菅平合宿はまだまだ続きます。皆様の引き続きの応援どうぞよろしくお願いします。


6月4日

15人制男子トレーニングスコッドの菅平合宿が6月4日よりスタートしました。

既に公式の発表でも出ていますが、この合宿の参加メンバーは6月28日(土)に行われる「リポビタンDチャレンジカップ2025 JAPAN XV vsマオリ・オールブラックス」のJAPAN XV試合登録メンバー選出対象選手となるだけではなく、この後発表される今シーズンの日本代表の選出対象選手でもあります。

選手にとっては、この前に大分で行われたJAPAN XVの合宿から続く、厳しいセレクションの第二ステージと言ってもいいでしょう。

さて、合宿地の最寄り駅となる長野県上田駅には、「ようこそ上田市へ」の歓迎バナーが。

そして多くのメディアや、地元の皆様方に集まっていただきました。上田市による歓迎セレモニーが行われたのです。

歓迎セレモニーに臨む選手達。心なしか緊張の面持ちです。

セレモニーでは、上田市の小相澤隆幸副市長から歓迎の挨拶をいただきました。

副市長の挨拶を受けて、選手を代表して竹内 柊平選手が「ラグビーの聖地、菅平でラグビーができることにワクワクしています。1週間よろしくお願いします」と挨拶しました。

応援の品として、上田市からは信州プレミアム牛肉20キロと、JA信州うえだから地元の野菜をいただきました!

本当にありがとうございます。

セレモニーの最後に記念写真。

さて、宿舎に到着すると、全体ミーティングでは、大分合宿に参加していない新規参加メンバーによる挨拶がありました。左から、本橋 拓馬、下川 甲嗣、サム・グリーン、小林 賢太、北村 瞬太郎、石田 吉平、竹内 柊平、祝原 涼介、中野 将伍、福田 健太、ファカタヴァ アマト各選手。既に代表を経験している選手もいれば、初めて召集される選手もいます。

初日から早速トレーニングです。

菅平は、標高1250メートル以上の高地です。初日はやや軽めのメニューとなりました。

ということで、フリスビー。

2チームに分かれて、フリスビーで地面に落とさずにパスした回数を競い合います。

選手達も楽しそうですね。

もちろんフリスビーはウォームアップ。

ランニングがあって・・・

最後は、コンタクト軽めで、全体練習を行いました。

パスを放っているのは、福田 健太選手。

こちらは、大分合宿から参加している小村 真也選手。

こちらは小村選手と同じスタンドオフを専門とするサム・グリーン選手です。

セレモニーで贈答品を受け取っていた中野 将伍選手。2023年には日本代表としてワールドカップのスコッドにも選出されています。

エディー・ジョーンズHCはフォワードの選手を指導。

青木 恵斗選手と木原 三四郎選手。

吉田 杏選手。後ろでエディーHCが拍手していますね。

小林 賢太選手と下川 甲嗣選手。

ヴェティ・トゥポウ選手と下川 甲嗣選手。

石田 吉平選手と、安恒 直人選手。

メイン 平 選手。

奥井 章仁選手。

ファカタヴァ アマト選手。

PRの小林 賢太選手。

ラインアウトのスローを指導する伊藤 鐘史コーチ。

初日のトレーニングはこのようにして終了しました。

菅平の環境は素晴らしく(写真を見ていただくだけで雰囲気が伝わるかと思います)、選手がプレーに集中できる最高のコンディションを提供いただいています。

この合宿で、チームとしても、選手個人としても成長できることと思われます。

6月7日(土曜日)には、一般公開のトレーニングもありますので、ご都合つく方は是非とも

応援に来ていただければと思います。


上田市、市民の皆様、チームへの支援・応援いただき、ありがとうございます。