平素は日本ラグビーの普及発展に多大なるご尽力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
7月に続き酷暑が予想される8-9月において、熱中症リスクを低減するための試合運営変更への柔軟な対応をお願いすることとします。日本協会の安全対策のホームページに、暑熱対策の基本的な情報を公開していますが、試合運営の具体的な変更に対して以下の2つの推奨事項を示すこととします。


日本協会としても、7月5日に北九州で行われた日本代表-ウェールズ代表の試合において、「ハーフタイムの延長」、「ウォーターブレイクの延長」を実施しましたが、公式戦や練習試合等の試合の形式に関わらず、全てのカテゴリーの試合運営において、主催者、チームの合意のもとに、安全・安心を優先して柔軟な試合運営をすることを推奨します。選手・レフリー・スタッフ・観客の安全の重要性に配慮し、主催者・チームが自ら判断することをお願いいたします。

なお、日本スポーツ協会が発行している「熱中症予防ガイドブック」が、本年6月に改訂されています。熱中症事故の具体例や水分補給の仕方等について有益な情報が掲載されていますので活用ください。


資料:熱中症予防ガイドブックはこちら

 


1. 運営主催者、チーム等による熱中症対策の整備の推奨

  1. WBGT(暑さ指数)計の用意(含. 熱中症予防情報サイトの活用 https://www.wbgt.env.go.jp/) 
  2. 熱中症対応の体制整備 : WBGTの計測者/安全責任者の設置、SAの配置(大会/試合は必須)
  3. 熱中症予防と発生時のための冷却手段準備 (テント、アイスバス、氷、扇風機、冷房付休憩室など)

 

2. WBGT値による試合運営変更の推奨  

  1. 休憩時間の追加 (ハーフタイム延長、ウォーターブレイク追加/延長)
  2. 試合負荷の低減 (試合開始時間変更・試合時間短縮、選手交替制限緩和)

 

 

■通達対象:都道府県協会、都道府県協会安全対策委員長、加盟チーム

■文書作成・問い合わせ先:日本ラグビーフットボール協会 安全対策委員会

■本件についてのお問い合わせ先:

公財)日本ラグビーフットボール協会

安全対策委員会委員長 齋藤(m.saito@rugby-japan.or.jp))

以上