3月4日(日)

合宿最終日、セレクションマッチが行われました。
仮想IRB2日目の午前中はスコッド3チームおよびタマリバのホールドディフェンスの試合、午後はスコッド2チームおよびタマリバのフルコンタクトによる試合が行われました。

特に午後からの試合からはIRB2日目の試合の一番体力的に辛いことを想定しながら行われました。タマリバのすばやいディフェンスに試合中に修正しながら、スコッドチームは対処します。この時点ではまだディフェンスのプレッシャーが弱く感じましたが最終ゲームのスコッド同士の試合では、全員がこの日1番のパフォーマンスを見せてくれました。若手主体GOLDチームが経験メンバーがそろうBLUEチームにどのような戦いを見せるかが注目されましたが、中でもGOLDの竹山-中園選手の関東学院コンビがよい動きを見せていました。特に、中園選手はボールを意欲的にもらい、独走トライもとるなど、すばらしいパフォーマンスを見せてくれました。

GOLD: 荻原、竹山、山本秀、ネイサン、吉田、岩本、中園
BLUE: 築城、山本英、桑水流、佐藤、小吹、ロコツイ、宇薄
RED: 甲地、荻原、篠塚、佐藤/ネイサン、山中、山本秀、長野

この日は公開試合でしたが、天気もよく、73名の方が見に来てくれました。ありがとうございます。セレクション合宿後に決まった、遠征メンバーはこのあと、3月19日から24日まで千葉エアロビクスセンターで国内合宿をし、25日に香港遠征に出発します。(総務:内田)

4日のゲームの様子
4日のゲームの様子

スクラム
スクラム

実際のIRBセブンズワールドシリーズを想定。疲れました
ゲームは実際のIRBセブンズワールドシリーズを想定。疲れました

3月3日(土)

セレクションゲームの始まりです。仮想IRBシリーズを想定して2日間で6試合を行います。体力と気力をいかに選手が見せられるかが選考のポイントとなります。スコッドを3つのチーム(GOLD、BLUE、RED)にわけ、さらにタマリバクラブを招いての総当たり戦です。ただし一つのチームはU19を主体としているため、安全を考慮しタックルなしのセブンズ独特のホールドディフェンスで行い、セブンズの知識を身につけてもらう意図のゲームになりました。怪我人や、体調不良の選手もおり、数人が2つのチームにまたがることになりましたが、適応力をみせてくれました。

GOLD: 荻原、竹山、山本秀、ネイサン、吉田、岩本、中園
BLUE: ロコツイ、山本英、桑水流、佐藤、小吹、築城、宇薄
RED: 甲地、荻原、桑水流、佐藤、山中、笹倉、長野
タマリバ: 小泉、中村、宮原、首藤、竹山、羽生、吉川、他

各選手、のびのびとプレーをしてくれて、スペースに勢いよく走りこんでゲインするなどいい点が多くみられました。また、U19組では100mを10秒台で走る長野選手の快走、ロングパスでゲームメークをする山中選手など、先輩たちと遜色のない働きを見せてくれました。DFにおいては、よりプレッシャーをかけていけば、チームとしてさらに成長するでしょう。タマリバも竹山(兄)を中心にゲームメークをし、チームとして非凡な動きをみせてくれていました。

ミーティングでは明日に向けさらにリアクションを早くすること、起き上がりを早く、動き出しを早く、ということが目標に掲げられました。明日の2日目、さらなる選手のがんばりが期待されます。

《ミーティングでハプニング!》高校3年生の山中選手と甲地選手はなんと今日が高校の卒業式でした。一生に一度の卒業式を休んでまでセレクション合宿に参加してくれている両選手に感謝をこめて、プレゼントが贈呈されました。山中選手、甲地選手本当にありがとうございます。将来のジャパンを目指してがんばってください。

さらに‥‥ミーティング終了と思いきや、築城選手の掛け声で来週誕生日である佐野監督へ感謝を込めてのケーキ贈呈。佐野監督、来週でいくつになるのでしょうか? 4?才だそうです。

仮想IRB大会では本日予選プールが終了。明日は朝1番からの決勝トーナメントということになります。ジャパンにとって必要なことは大会2日間を全力で戦いぬけるフィットネスと気力です。本番では2日目1試合目のモチベーションが重要となります。明日も辰巳は熱い戦いが繰り広げられます。どうぞお越しください。また本日観戦して下さったファンの皆様、ありがとうございました。(総務:内田)

U19の結束
U19の結束

アップ
アップ

BLUE対タマリバ
BLUE対タマリバ

ブレイクダウン
ブレイクダウン

高校生プレゼント贈呈
高校生プレゼント贈呈

佐野監督に誕生日プレゼント
佐野監督に誕生日プレゼント

3月2日(金)

コンディションを考え、午前中はオフ。選手はつかの間のリフレッシュができたようです。

午後の練習から、U19スコッドでもある7人制育成強化練習生5名が新たに加わりました。将来の日本代表を目指す彼らにとっては貴重な経験です。アップでのタッチフットでも先輩に負けじと切れのある動きを披露し、これからが頼もしい選手になりそうです。精神面でも、先輩格(?)の築城選手に指導されていたようです(笑)。

その後の練習は、チームに分かれてのチームラン、およびキックオフのボールの対処の練習が行われ、土日の試合を意識した練習が行われました。また、今季のIRBセブンズシリーズにすべて参加している平林レフリーも応援に駆けつけてくださり、今季のセブンズの勢力図、各国の情報やレフリングについて講義してくれました。

明日からセレクション試合が始まります。公開試合ですのでどうぞ応援しにいらっしゃってください。(総務:内田)

平林レフリーによるレクチャー
平林レフリーによるレクチャー

将来のジャパン?練習生5人組
将来のジャパン?練習生5人組

3月1日(木)

合宿3日目。そろそろ疲れがピークになるころですが、午前中は横河電機ラグビー部のクラブハウスをお借りしてフィットネスチェックを行いました。

横河電機のヘッドコーチの吉田さんもお見えになり、激励の言葉を頂きました。吉田さんは第1回7人制ワールドカップ日本代表キャプテンでもあり、7人制に関しては熱い想いがあるようで、「15人制よりも早く世界のトップ8になってください。そしてこの中から15人制日本代表が出てくることを期待します」と語ってくれました。

午後の練習はアタックの反復練習が行われました。1次攻撃で大きく振りコンタクトを避けて、2次攻撃を行う場合、ポジションがどうしても浅くなりがちです。ディフェンスにプレッシャーをかけられないよう、深いポジショニングを取ることを意識し、ラインスピードを上げていく練習が行われました。

その後FW・BKでの練習が行われ、ポイントをチェックし、最後にアタック・ディフェンスを行いました。実戦さながらの練習で、ベテランが引っ張っていましたが、今回初参加の選手たちも先輩に負けじとよく反応をしていました。セブンズにおいてはコミュニケーションが大切です。瞬時に自分がどうするのか仲間に発信しなければなりません。それがないとミスにつながります。練習ではコミュニケーションの重要性も実戦されていました。コンディションも考え、明日の午前中はオフにし、午後からチームに分けての練習、そして3日および4日にかけてのセレクションマッチへの調整に移っていきます。

3月3日、4日のセレクションマッチではチームに分け、また昨年シンガポールクリケットセブンズにジャパンとともに出場し、今年の日本選手権にも出場したタマリバクラブも交えて総当たり戦を行うことになりました。竹山兄弟対決の再現にもなりそうです。タマリバクラブの協力に感謝いたします。

公開ゲームですので、今週末はぜひ辰巳にいらっしゃってください。そして、7人制ラグビーの魅力を楽しんでください。(総務:内田)

横河電機ラグビー部のクラブハウス
横河電機ラグビー部のクラブハウス

練習前ミーティング
練習前ミーティング

1対1ドリル
1対1ドリル

佐野監督自ら指導
佐野監督自ら指導

スクラム練習
スクラム練習

岩本選手目標は香港?
岩本選手目標は香港?

アタックDF
アタックDF

2月28日(水)

合宿2日目、実践的な練習が始まりました。午前はアタック、午後はディフェンスと、選手は昨日のフィットネスの疲れを感じさせない動きをしていました。

練習前には全員でミーティングを行い、練習テーマを再確認します。7sが初めての選手も多いためまずは、行うことを理解して情報共有を行い、グラウンドで実践するパターンになっています。

アタックではセブンズの戦いで多く使うサインプレーの確認およびパーツ練習が行われ、最後のセッションではゲーム形式で激しさを全面に出す練習が行われました。午後のディフェンスセッションではセブンズの基本となる1対1のタックルから始まり15mラインから15mラインまで4人で守りきるユニット4の確認が行われました。とにかくセブンズはミスが命取りになります。アンフォースドエラーをなくし、ボールをキープし続けることが勝利につながります。選手も意識を高めて練習参加してくれたようです。(総務:内田)

佐藤選手
◎日本選手権後気合を入れて髪を短くした佐藤選手

「昨日のフィットネステストの疲れもあったが、アタック、ディフェンスと久しぶりの7sの動きを楽しめました。新しい選手に負けないように、1日1日いろいろなことを吸収して、チームの柱になれるようがんばっていきたいです」

2月27日(火)

7人制日本代表セレクション合宿が始まりました。怪我人および3月2日から合流する吉田選手を除く17名が参加し、今後のIRBシリーズの香港セブンズ、アデレードセブンズ遠征メンバーのセレクションを行うことになります。

昨年、アジア競技大会にて金メダルを獲得しましたが、今年のチームの目標としてはアジアから世界へ挑戦、IRBシリーズにおいてポイントをGETすることとなります。チームのスローガンである「COOL & PASSION」(冷静に、ハートは熱く)を徹底させるためにはまず、フィットネス、タックルなどの個人スキルを向上させ、7人制独特のポジションごとの役割を理解し、戦い方を浸透させていくことになり、また、この点がメンバー選考の重要ポイントとなります。

27日はまず、フィットネステストが行われました。

 20、40m測定

 俊敏性の測定

 マルチビープテスト

 2000m走‥‥

選手にはかなり辛いメニューとなりましたが、全員が無事にクリアーしました。やはり、選手には遠征メンバーに残りたいという高いモチベーションがあります。

明日から実践的な練習を行っていき、3月3、4日にはチームに分けてのセレクションマッチが行われます。どうぞ皆さん、ヤングジャパンセブンスを応援しにきてください。(総務:内田)

40m走の測定
40m走の測定

アジリティ
アジリティ

マルチビープテスト
マルチビープテスト

正面選手(手前)は見学
正面選手(手前)は見学