快晴強風の国立競技場にて、1月7日までの花園出場チーム中34チームから選出されたメンバーと各ブロックでの好プレーヤーを中心に東軍(総勢25名)対西軍(総勢25名)の試合が行なわれた。
昨年まで西軍の3連勝となっているこの戦い、12時のキックオフから先制したのは東軍。No.8マイケル・リーチ君の突破から、CTB阿井君がフォローしてトライ。阿井君が自らゴールも決めて7対0と先制。その後も、両軍選手は、初めて一緒にプレーするメンバーに戸惑いながらも個々に好プレーを続け、前半を終えて17対19の好試合となった。後半に入って、外国人留学生の突破力が目立つ展開となり、後半29分にまたも東軍のNo.8マイケル・リーチ君がモールサイド突破からトライ。最終的なスコアは45対24で3年ぶりに東軍の勝利となった。本日の試合のメンバーの中から、2011年、2015年と行なわれるラグビーワールドカップを目指して、日本代表として活躍する選手がたくさん育ってくれることを楽しみにしたい試合であった。(冨樫正太郎)
東軍 45-24 西軍   東軍 45-24 西軍
白いジャージーが東軍

東軍の本多監督(左)、宮澤主将
東軍の本多監督(左)、宮澤主将

高校東軍 45-24 高校西軍(1月13日)
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◎【東軍】
○本多監督
「昨日、集合して練習しました。東軍が3連敗中とのことで、モチベーションが高く、西軍有利という下馬評を覆すことができました。低くタックルをいってくれたことが勝因です。高校日本代表の選手同士が意見を言い合う教育がされていて、他の選手も意思統一ができて感心しました」

○宮澤主将
「西軍の個々の力が凄くて、大変な試合でしたが、後半、自力を出すことができて勝利することができました。仲間と一層良い試合ができて、僕のラグビー人生の中で良い経験になったと思います。国立は試合を見に何度か来たことはありましたが、非常に大きいグラウンドという印象です」

東軍 45-24 西軍   東軍 45-24 西軍
赤いジャージーが西軍

西軍の田村監督(右)、杉本主将
西軍の田村監督(右)、杉本主将

◎【西軍】
○田村監督
「スピーディでとても良いゲームだったと思います。後半、サイドディフェンスが甘くなって、マイケル君にやられました。U19のセレクトを兼ねていると聞きますが、それぞれ、コーリングなど、学んだことを出してくれたら良いと思います」

○杉本主将
「セレクトメンバーの試合で、大変でしたが、西軍も東軍も熱い良い試合をすることができたと思います。これからのラグビー人生に生かしていきたいと思います。国立は初めてです。広くて、初めはびっくりしました。プレーできて良かったです」