日本ラグビーフットボール協会・競技力向上委員会が高体連と共催

  開講式
開講式

交流戦
交流戦

安全対策講習会
安全対策講習会

8月6日(金)から8日(火)までの3日間にわたり、長野県上田市の菅平高原サニアパークならびに国際リゾートセンターにおいて「High School Rugby Skillup Camp in 菅平」が、全国から39の高校が参加し開催されました。

この講習会は全国高等学校体育連盟ラグビー専門部ならびに日本ラグビーフットボール協会・競技力向上委員会Integrate Project部門の共催により、主に人数の少ない高校チーム、レベルの高い指導を求める高校チームの指導者・選手を対象として、トップコーチの指導・安全対策等の講習を通し、正しい技術・安全に対する姿勢等を身につけるとともに、日本のトップの目指すラグビーを直接伝える機会を目的としています。

講習会には萩本光威U19日本代表監督、田中克己高校日本代表監督、渡辺一郎日本協会・競技力向上委員会Integrate Project部門長などが、日本協会ユースコーチ、高体連ラグビー専門部からの派遣コーチ・参加各チームの顧問などと共に参加、充実した内容となりました。
また6日の夜からは安全対策講習会が行われ、講習会参加校のみならず、菅平で合宿を行っているチームの指導者へも公開、多数の参加者を得ることとなりました。
安全な練習計画・試合計画は指導者に取っては非常に重要なテーマであり、参加した指導者は熱心に講習を受講していました。
日中はグラウンドで各コーチから選手ならびにチーム指導者に対し、安全で正しい技術の指導が分かりやすくなされ、夜には医学的見地から安全な技術や脳振盪、熱中症など重症事故に繋がる傷害からの予防法などの講習が行われ、全日程を通して有意義な講習会となりました。

今後も競技力向上委員会ではIntegrate Project部門、コーチ部門、医学サポート部門の連携を深め、「安全なラグビーが日本ラグビーを発展させる」をモットーとし、今回のように他の関連機関などとも連携、直接指導者やチーム、選手にアプローチを行う機会を作るなど、重症事故の撲滅に向けたさらなる各種研究、啓蒙活動を続けてまいります。

◎参加選手のコメント
「全国から多くの学校が参加していろいろな刺激を受けることが出来た。普段と全く違った素晴らしい環境でラグビーをすることが出来とても嬉しかった。チームコーチの方に教えて頂いたことを今後も生かしていきたい」

◎派遣コーチ
「萩本氏や田中氏といった方々に直接教えて頂くことが出来、非常に勉強になった。選手諸君の熱心さに負けないように努力を続けたい。良い機会を与えて頂き感謝しています」

◎参加チーム顧問
「練習方法や考え方等、参考になることばかりだった。選手はもちろん、我々にとっても有意義な講習会であった。来年も是非、参加したい」