●6月28日(水)
フィジー戦直前合宿3日目。近鉄花園ラグビー場で午前・午後と練習を行いました。今日の大阪は真夏日。曇り空ながら気温も高く、何よりもまとわりつくような湿度の中での練習となりました。
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入念にストレッチを行う |
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ディフェンスはラインで押し上げる |
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状況によってラックのスタイルを変える |
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暑さのなか激しい練習が行われた |
午前中の練習は、久々のグラウンドでのトレーニングということで、ウォーミングアップ(以下=W-up)では入念に体を温めました。軽く体を動かしただけで、一気に汗が噴き出します。脱水症状を防ぐためにも水分をこまめに摂取しながら練習が進みました。
W-up後は、15対13のジェネラルプレーを実施。ディフェンスとアタックの方向性を確認しました。ディフェンスに関しては、サモア戦、オールブラックス・ジュニア戦でのディフェンスの精度をさらに上げ、80分間途切れないディフェンスを目指すこと。攻撃に関しては、ボールキャリアーとサポートプレーヤーとの関係、状況に応じたオプション選択を明確にすることなどを目的として行われました。
なかなか、体が思い通りに動かないにもかかわらずアタック・ディフェンス共に随所に好プレーが生まれ、より一層選手の理解度が上がっていることが感じ取れました。
午後は、選手の体調を考慮しスタート時間を30分遅らせて練習をスタート。午後もしっかりと体を動かしました。W-upでは、状況に応じてディフェンスラインを整えることを目的としたドリルも組み込まれ、体を温めながらいまや我々が世界と戦う上で生命線であるディフェンスの整備に余念がありません。
W-up後、再び15対13を実施。午前に引き続きアタック・ディフェンスの精度を上げるべく練習が行われました。
最後はユニットに分かれ、FWはスクラム、BKはキックドリルを行いました。FWのスクラムは8対8のライブで組まれ、オールブラックス・ジュニア戦でターンオーバーを勝ち取った攻撃的なスクラムをさらに進化させるため、仕掛けの早さ・8人で組むことを意識して組み込みました。BKはキックを一つのオプション、パスとして正確に使うことができるように、数種類のドリルをこなし練習を終えました。
午前・午後とも選手たちは、練習終了後にアイスバスにて疲労除去に努めました。これは、メディカルスタッフからの提案で、乳酸の除去、高くなった筋肉の温度をより早く下げ効果的なパフォーマンスを生むことを目的として行われています。この2週間の厳しい遠征で大きなけが人がなく、選手全員が練習に参加できているのは、田島ドクター、渡邉・櫻井両トレーナーのメディカルスタッフの献身的なサポートの賜物です。選手が最大限のパフォーマンスができるよう昼夜問わずケアをしてくれています。
明日は、いよいよフィジー戦のメンバー発表です。残り一試合、ホームの日本で勝利を収めたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いします。
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パスアウトと同時にプレッシャーをかける |
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ディフェンスラインはしっかりノミネート |
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スペースに走りこむ |
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インサイドブレイクに注意する |
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様々なオプションを使う |
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さらなる安定を目指し組みこんだスクラム |
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アイスバスで疲労回復に努める三宅選手 |
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