●6月7日(水)
リポビタンDチャレンジ2006 日本代表対イタリア代表 日本代表直前合宿3日目。九州電力のグラウンドで午前・午後とトレーニングを行いました。
今日は、非常に強度の高いトレーニングとなりました。
午前の練習前には、円陣が組まれその中で、昨日のミーティングをもう一度振り返り確認しました。さらにエリサルドヘッドコーチから「ラグビーは戦術・スキルの前に一対一の勝負である。一対一でファイトしよう」との指示があり、練習がスタートしました。
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ウォーミングアップを行う選手たち |
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ストレッチでしっかり体をほぐす |
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一対一のタックル |
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意地と意地がぶつかり合う |
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ディフェンスの状況を見て仕掛ける |
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2対1から1対1へ移行する |
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FWのガチンコ勝負! |
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ジャージを掴んでブロック |
ウォーミングアップからコンタクトを含んだものとなり、ラックシチュエーションで当たり負けないようにボールキャリアをしっかりブロックする練習や、一対一のタックル練習も行われました。一対一のタックル練習では、より一層激しさが増し、HO山岡がLO谷口の低いタックルで足首を刈られれば、FB水野が相手を仰向けにするタックルを連発するなど、日本を代表する選手たちが、桜の誇りと責任を背負い、なりふり構わず目の前の相手を倒す激しいタックルが繰り返されました。好タックルの連続に練習全体のテンションも上がり、緊張感がひしひしと感じられ、集中力が一気に高まった中でユニット練習に入りました。
ウォーミングアップ終了後は、FW・BKがユニットに分かれ、FWは相手のプレッシャーに強い姿勢で対抗し押し込まれないようにするドリルや、狭いスペースでのボールキープなど、肉体的に非常に厳しい内容となりました。BKは、2対1→1対1という2つのポイントで仕掛けていくドリル、タックル練習を行いました。午前の練習終了後には施設内のジャグジーを使用し交替浴を行い、疲労を除去して午前のメニューを終えました。
午後の練習では、まずはウォーミングアップでラダーを使い筋圧を効率よく上げてユニットに分かれました。
FWはラインアウトからのアタック・ディフェンスとスクラム。BKはパスとキックのドリルを行いました。
FWのラインアウトでは、取った後のアタックのサポート体系、ディフェンスにおけるサックや押し返す方向などを激しいコンタクトの中で確認しました。スクラムは、八人でコミュニケーションを取り、コンパクトにヒットし相手に押し負けない強いスクラムを組み込みました。
BKは、昨日行ったパスドリルをディフェンスの数を変えて実施。刻々と変わる状況の中で、しっかりと判断しパスをする。受けた選手はディフェンスとの間合いを考えてパスをするのか自分で勝負するのか、キックを使うのかを選択します。コーチ陣がディフェンスに入って行われた練習では、シャローや飛び出してくるディフェンスに対し、的確な判断をしながら練習を繰り返しました。
キックドリルでは、22mから22mの距離でキックとキャッチングの練習を繰り返しました。
今日の練習は、とてもハードなものとなりましたが、選手たちは常に全力で取り組みこれからの試合に向けてしっかりアピールしていました。チームの雰囲気も非常によくなり、より一層チームとして厚みを増しています。
とにかくイタリア戦に向けて万全な準備をしていきます。
8日も九州電力にて午前・午後と練習を行います。
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強い姿勢で当たる |
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激しさを増し熱を帯びた練習が行われた |
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相手に押し負けない強い姿勢で耐える |
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2対2でのモールの練習 |
PS.
今日は、PR笠井選手の誕生日でした。夕食時にチームよりバースデーケーキが贈られました。笠井選手は、「30歳になりましたが、プロップはこれからだと思っていますのでまだまだ頑張ります。これからの4試合すべて勝ちにいきましょう」と力強く宣言し、チーム全員から大きな拍手が起こりました。
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誕生日を迎えた笠井選手 |
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