●5月31日(水)
3日目を迎えたIRBパシフィック・ファイブ・ネーションズ TOSHIBAジャパンラウンド トンガ代表戦直前合宿。本日も、九州電力のグランドで練習が行われました。
午前中は、コンタクト中心のメニュー。ウォーミングアップでは、グラウンドを大きく使い、サインプレーの動きを確認。新たに数個のサインも加わり、状況・メンバーなど様々な局面に応じて有効且つ効果的に適応できるように取り入れられています。そして、選手たちは徐々に体を温めていきます。
W-Up後は、FW・BKに分かれ、FWは密集周辺のディフェンスを、BKは一対一のディフェンスを行いました。
FWが取り組んだ密集周辺のディフェンスは、スクラムと同様に前回までの試合から課題の一つとして挙げられており、近場を攻めてくることが予想される今後の相手を見越して、再度修正しておく必要があるからです。今日の練習では、モール・ラックからのサイドアタックやSH・SOの内側にランナーを入れてくるプレーに対してのディフェンスを行いました。
BKは、インサイドブレークをしっかり抑えること、一対一のディフェンスをしっかりすることを目的に、スペースを区切った中でのタックルトレーニングを行いました。
FW・BK共に集中力が途切れることなく、激しい練習が行われました。
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今日はコンタクト中心のメニューが行われた |
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ボールキャリアーにしっかりと寄っていく |
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密集周辺のディフェンスをチェック |
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内側から外へ |
午後のトレーニングは、ユニット別となりFWはラインアウト、BKはサインプレーの確認とキックドリルを行いました。どちらもトンガ代表を意識したものとなり、トンガが得意とするFWのパワープレーやBKのディフェンスへの対応など、具体的な対応策も含め、より細かな部分を詰めていきました。
夕食後には、トンガ戦に向けたチームミーティングを行い、中山BKコーチ・古田テクニカルよりトンガ戦へのスカウティングレポートが報告されました。また、これまでの試合や練習の中での修正点も細かく指摘され、この5週間をしっかり戦い抜くために、今以上に日本代表がレベルアップするために意識の統一を行いました。
フランス合宿から積み重ねているものが浸透し、グラウンドで表現できてきています。しかし、さらに上を目指すために、一つ一つのプレーの精度を上げることがこれからの取り組みになります。選手たちの意識も高く、これまで非常に良い練習が行われています。トンガ戦では、その成果をしっかりとお見せしたいと思います。
引き続き、皆様のご声援をよろしくお願いいたします。
明日は、午前中のみ練習を行い、午後はフリーとなります。
PS.
5月31日は、熊谷選手とマキリ選手の誕生日で、夕食時にチームの皆からバースデーケーキが贈られました。なんとこの二人、同い年。ということでロウソクの火は、二人仲良く消してもらいました。
チームメイトを前に、マキリ選手が「ありがとうございました。トンガ戦は絶対勝ちましょう」、熊谷選手が「こんなに多くの人に誕生日を祝ってもらったのは初めてです。光栄です。これから非常に厳しい一ヶ月になりますが頑張りましょう」とスピーチし、ほかの選手たちから大きな拍手が。
実はこの合宿中、誕生日を迎える選手は意外に多く、明日は‥‥。
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内側を抑え、しっかりとヒットし止める |
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ラインアウトではディフェンスも確認 |
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誕生日を迎えた同い年の二人 |
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二人仲良くろうそくの火を消してくれました |