iRB sevens シンガポール

4月9日(日)

シンガポールセブンズ最終日、ボウルトーナメントに進んだジャパンの初戦は韓国。ここ数年、韓国とは相性がいいジャパンですが、香港、シンガポールでの韓国のパフォーマンスは目を見張るものがあります。アジアNo1として、絶対に負けられない相手です。

この試合、ジャパンのタックルが冴え、相手の攻撃を寸断します。逆に有賀、三木がチャンスをつくり、得点を重ねます。最後は鈴木が快足を生かしダメ押しトライをとり、21対5で快勝。続く準決勝はカナダ。「香港のリベンジ」を合言葉に挑みます。この試合もジャパンのディフェンスが冴えます。有賀のしつこいタックル、大黒柱ネイサンのスペースを与えないディフェンス。攻めてはロコツイのトライなどで、宿敵カナダに31対0で勝利。ボウル決勝に進みました。

決勝の相手はケニア。身体能力は抜群のチームです。前半、ネイサンが抜けあわやトライになるか、といったところでケニアの必死のディフェンスに阻まれます。今までの相手よりもワンランク上のスピードを持つケニアにジャパンも必死のディフェンスで対応しますが、前半終了間際自陣から攻めようとしたところでミスを犯し、ケニアのカウンターでトライを喫します。
後半も一進一退が続きますがなかなか点数がとれません。逆にスクラムで崩されトライを奪われてしまい、14対0でノーサイド。ボウル優勝はなりませんでした。

しかしながら、最後にきて香港セブンズからの成長の跡がみられる試合をすることができました。継続して強化を行えば、必ず結果が出てくることも選手に浸透したようです。またひとつステップアップするために、今後も継続的に強化をしていきたいと思います。今後は国内合宿を行い、5月下旬にスペインセブンズに出場する予定です。(総務:内田)

ボウルトーナメント

ボウルトーナメント

ボウルトーナメント

4月8日(土)

シンガポールセブンズ1日目、スコールの真っ只中、FIJIと戦いました。長身の体と、長い手足でボールを支配されてしまいます。前半なんどとなくジャパンにもチャンスが巡ってきますが、ゴール前でFIJIの厳しいディフェンスに阻まれ、リガイリ、ライダーのスピードスターにトライを築かれます。終わってみれば8トライ献上し0-52の完敗。セブンズ世界一との差をまざまざとみせつけられました。

続くオーストラリア戦。前半半ばまで日本のペースで進みます。よいタックル、ディフェンスでしのぎながら少ないチャンスを生かそうとしますが、肝心なところでミスが出て得点できません。後半はまたもミスから崩れ、ジャパンの悪い部分がでてしまい0-45の敗戦。

後がないシンガポール戦には、山田選手や有賀選手の若手の活躍で54-0で快勝しましたが、結局ジャパンの目標としている強豪国には届きませんでした。

しかしこのままでは終われません。9日はボウルトーナメントに回ることになりましたが実力拮抗のチームに是が非でも勝利し、優勝を狙いたいと思います。(総務:内田)

対 7人制フィジー代表戦   対 7人制オーストラリア代表戦
対 7人制フィジー代表戦 対 7人制オーストラリア代表戦

このままでは終われない  
このままでは終われない

4月7日(金)

シンガポール最後の練習です。明日の試合時間に合わせて練習を行い、対フィジー戦のサインプレーなど最終チェックを行いました。

確かに香港でNZとよい試合をしましたが、勝つまでにはいたらなかった。勝つためには、さらにもう一段階上のレベルを目指さなければなりません。「辛い練習の上には楽しさがあることを感じよう」高井コーチのゲキに反応し、最高の練習ができました。最後のセッションはプールリカバリー。ここでもコミュニケーションドリルが行われ、チームの一体感を確認しあいました。

8日のFIJIチームにはトップリーグでもおなじみのサウカウ(NEC)、リガイリ(元 セコム)やセブンズの王様セレビなどを揃える豪華メンバーですが、とにかく結果を出すようにがんばりたいと思います。(総務:内田)

4月6日(木)

午前中、南アフリカとの練習試合を行いました。南アフリカは、香港セブンズでもカップトーナメントベスト4に入る強豪チームです。この猛暑の中で、どれだけ強豪国に挑めるか、また、本番でのレギュラー獲りへの各選手のアピールも兼ねて、試合が行われました。

香港セブンズではあまり出場機会がなかった、鈴木選手、有賀選手がチームを引っ張り、よいプレーを見せていました。

また、夕方からはシンガポールジャパニーズのミニラグビー教室にジャパンの選手が参加し、高井コーチの指導の下、交流を深めさせていただきました。将来、このミニラグビー教室の中から日本を代表する選手が出てくれればうれしい限りです。(総務:内田)

南アフリカとの練習マッチ   プールでリカバリー
南アフリカとの練習マッチ プールでリカバリー

シンガポールジャパニーズのミニラグビー教室  
シンガポールジャパニーズのミニラグビー教室

4月5日(水)

毎日の平均気温34度の猛暑の中、涼しい時間帯を選んでのトレーニングが行われました。

香港でのNZとの善戦がシンガポールでも話題になっており、ジャパンへの注目度が高くなっています。長い遠征になるとコンディションの調整が難しくなり、どの部分で選手を休ませ、また、強度なトレーニングをとりいれるかが焦点になります。本日は最後にフィットネスを取り入れました。

今回ジャパンのリエゾンはDANIELさんとMURALYさんです。二人ともシンガポールでラグビーをしており、ジャパンのラグビーが好きだということです。ジャパンのシンガポールセブンズでの活躍を楽しみにしているそうです。我々も応援に応えられるよう頑張りたいと思います。(総務:内田)

リエゾンのおふたり
リエゾンのおふたり

4月4日(火)

昨晩、香港からシンガポールに入り、今日からシンガポールでの練習が始まりました。シンガポールではシンガポール日本人会およびシンガポールジャパニーズラグビークラブ様のご協力により、日本人会グラウンドを日本チーム専用グラウンドとして確保していただきました。改めて御礼を申し上げます。シンガポールはとにかく暑く、脱水症状になりがちのため、こまめに水分をとるよう気をつけています。練習もなるべく暑い時間は避けて行うように時間を調整しております。このように時間を調整できるのも、専用グラウンドの強みです。

香港セブンズの経験もあって、選手たちのフィットネスには成長の跡がみられます。この暑さの中でもよく走れていました。また、シンガポールから山田選手(慶應義塾大学)、金澤選手(リコーブラックラムズ)が合流し、シンガポールセブンズでのスターターを目指して、練習に励んでいました。特に最年少の山田選手はムードメーカーになりそうです。

試合まであと5日。初戦のフィジー戦に向けて頑張りたいと思います。(総務:内田)

シンガポールでの練習開始
シンガポールでの練習開始

用意していただいたグラウンド
用意していただいたグラウンド