4月1日(土)

大会2日目は、スプーン戦をグアム代表と戦いました。序盤からディフェンスで前に出てリズムを作り、日本代表のペースでゲームを支配することができました。チーム結成時から取り組んできた「タックル」と「サポート」が随所に見られ、このチームでの最高のゲームとなりました。最終的には24-0でグアム代表に勝利し、スプーンを獲得し表彰されました。

午後からは、香港スタジアムへ男子セブンズ代表を応援に行きました。何度も好タックルで攻撃を食い止め、ニュージーランド代表を相手にロスタイムまでリードしていた男子セブンズ代表の戦いに大きな勇気をもらいました。

まだまだ若いチームで荒削りのところもありますが、この香港での経験はかけがえのないものとなったと思います。この経験を今後に活かしていきたいと思います。

また、この遠征に際してお世話になった方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。(コーチ 山下修平)

応援してくれた方々と記念撮影   アフターマッチファンクションで女子グアム代表と
応援してくれた方々と記念撮影 アフターマッチファンクションで女子グアム代表と

3月31日(金)

大会初日は1試合目に昨年優勝のニュージーランドと対戦しました。試合開始からディフェンスで前に出て圧力をかけましたが、パワー、スピード共に勝るニュージーランドに試合を徐々に支配され0-38で敗れました。

気持ちを切り替えて臨んだ2試合目の中国戦では、前半を0-0で折り返したものの、試合終了間際にトライを奪われ0-10で敗れました。中国は年々力をつけてきています。カザフスタンと共にアジアにおける女子ラグビーのトップランナーになりつつあり、これから長きに渡って戦わなければならないライバルの1つです。

プール戦を2敗で終えたため、今日の最終戦はプール戦3位チームによるトーナメント戦となりました。地元香港を相手に本間選手のトライで前半早々に先制しましたが、シンビンで1人少ない間にトライを返され、最後まで決め手もなくゴール差で敗れました。

今回の女子セブンズ代表に多く含まれる、初めての代表チーム、初めての海外遠征の選手は、初めて世界と対峙し、世界を相手にラグビーをする厳しさを知りました。また、それと同時にこれから克服すべき多くの課題に気付き、悔しさのなか成長を続けています。

明日はグアム代表とのスプーン戦(11位/12位決定戦)となります。今日敗れたものの若い日本代表は多くのことを学びました。明日、最高のパフォーマンスを発揮して香港セブンズを締めくくることをチーム全員で確認してスタジアムを後にしました。(コーチ 山下修平)

対ニュージーランド代表戦
対ニュージーランド代表戦

スタンドには日本代表を応援する横断幕も
スタンドには日本代表を応援する横断幕も

3月30日(木)

前日の深夜に到着したため疲れもありましたが、早くこちらの気候に慣れるように、天理での合宿から続けてきた朝食前の散歩を香港に来ても行いました。初めての海外遠征の選手も多く、街の中を散歩して外国へ来たと改めて感じたようです。

朝食をとった後、最終調整を行いました。明日の一試合目(NZ戦)が行われる11時20分に合わせて練習を設定し、ちょうどキックオフの時間に、試合を意識してディフェンスの最終確認を行いました。

また、夕食は参加全チームが参加してのウェルカムパーティーが行われました。いよいよ大会が始まるという緊張感と共に、参加全チームが同じホテルに宿泊するというセブンズ独特の国際色豊かな雰囲気を十分に味わい、日本代表としての自覚もさらに強まったと思います。

夕食後にはミーティングを行い、一つ一つの局面で強い気持ちで戦い、一つ一つの強い気持ちのプレーを積み重ねていくことを全員で確認しました。

いよいよ明日、NZ・中国と対戦です。チーム結成時からの目標である香港スタジアムでの試合を勝ち取れるよう全力で戦いたいと思います。(コーチ 山下修平)

ウェルカムパーティーで
ウェルカムパーティーで