3月25日(土)

国内合宿最終日の25日は、「今後につながる練習をしよう」を合言葉に約2時間、秩父宮ラグビー場で練習が行われました。この日も持久力を上げるメニューでした。世界一流とジャパンが対等に戦うためには、身体能力の差を認識しなければなりません。高いフィットネスで3日間の大会を乗り切るため、走り続けました。

そして練習の最後は恒例のフィットネス。100m×10本で合宿を終了しました。

練習後、ミーティングが行われ、合宿の総括。2006年アジア競技会で金メダルを取り、2009年のW杯トップ8を目指すとともに、このスコッドの中から近い将来、15人制日本代表が選出されるためにも、まず香港、シンガポール、スペイン遠征で結果を出せるようにがんばろうということを全員で再認識しました。

合宿のMVPは、若手ながら一番声を出してチームに活気を与えてくれた築城選手です。築城選手にはオーストラリア産のVEGEMITE(バターの一種)がプレゼントされ、この味のトリコになったようです。(?)

明日から香港・シンガポール遠征が始まります。応援よろしくお願いします。(総務:内田)

国内合宿を終えて
国内合宿を終えて

合宿のMVP、築城選手(福岡大学)
合宿のMVP、築城選手(福岡大学)

ミーティングの様子
三木選手ミーティングの様子

3月24日(金)

合宿も終盤。選手にもそろそろ疲れがたまるころです。午前中はフリーでしたが、選手はつかの間の休息を取れたようです。そのおかげか午後の練習は、いつも以上にスピード感あふれる練習になりました。とくに7対5(アタック7人ディフェンス5人による抜きあい)は、とにかく高井コーチの笛が鳴るまで走りまくる、持久力、フィットネスの要素を含んでおり、選手の意地とプライドが感じられました。「確かにしんどいけど、ジャパンが勝つためにはもっともっとしんどいことをやらなければ」という高井コーチのゲキが飛びます。選手もそれに応えるように声を出し合いハイテンポのラインを生み出していました。

合宿もあと1日です。よいかたちで香港にいくためにも、明日の練習もがんばりたいと思います。なお、本日は三木選手の28回目の誕生日でした。練習後のミーティングでは選手、スタッフから祝福されていました。(総務:内田)

◎三木選手

「U19で香港に遠征したのが初めての遠征でしたが、それからもう10年がたちました。10年目の香港はメモリアルジャパンチームになるよう、がんばりたいと思います」

練習風景

三木選手
三木選手

3月23日(木)

昨晩から降り続けていた雨でグラウンドはぬかるんでいましたが、予定通り午前中はアタックサインプレー中心に行いました。ボールが滑りやすく、選手も戸惑っていましたが、香港、シンガポールは高温多湿で、また、雨も降りやすいため、このような状況でプレーすることも予測されます。いかにミスを少なくするかが勝利のカギとなります。

午後からはスコッド選手による練習試合が行われました。香港シンガポール遠征メンバーはもちろん、スコッド選手のアピールの場でもありました。この練習試合案は急遽決定し、レフリーの手配に協会スタッフの皆様にはご迷惑をおかけしましたが、日本協会の平林レフリーが都合をつけてくれまして、駆けつけてくれました。平林さんありがとうございます。試合に関しては、個人個人が決め事に関してよく守り、チームとして機能してきております。さらにチームとして成長し、香港大会初戦のスコットランド戦に臨みたいと思います。本日は、この国内合宿に来ていただいている村田亙コーチ(ヤマハ発動機ジュビロ)のコメントをご紹介します。(総務:内田)

◎村田コーチ

「こんにちは。ヤマハジュビロ村田です。今回初めてセブンズコーチとして参加させて頂いております。コーチの前に、プレイングという言葉を付けたほうが良いのかもしれません。

合宿3日目、午後は試合を行いました。初日にしてはGOODでした!特にディフェンス面で選手たちは教えられた規律を守り、最後まで諦めずに果敢にタックルしていました。メンバーみんながセブンズを理解し、この短期間でこれだけのゲームができたことは、いままで継続してきている形があるからでしょう。ただ、アタックに関してはもう少しスペースのあるところにボールを運ぶことができれば、もっとトライシーンも出たかなと思っています。コミュニケーションレベルで何とかなると思いますが、声を出すこと、これがいまの選手たちには一番難しいのかも‥‥。しかし、本城氏、そしてその意思をつなぐ高井監督の指導方法に毎日勉強させてもらっています。合宿は25日まで続きますので応援よろしくお願いします」

練習風景

練習風景

村田コーチ(左)と平林レフリー
村田コーチ(左)と平林レフリー

3月22日(水)

22日から午前、午後の2部練習です。午前中はディフェンス、午後はアタックを中心に行いました。セブンズ特有の間合いの詰め方、スペースの作り方を練習しました。このなかでも基本になるのは選手同士のコミュニケーションです。

「次に自分がどうするのか」「相手に何をしてほしいのか」を自分から発信しなければいけません。まして、代表スコッドはいろいろなチームから集まるので一層自分をアピールしないとコミュニケーションが取れなくなります。またセブンズの場合、強豪国に勝つには普段以上の早い動きをすることが重要になります。そのため、フィットネスは不可欠でフィットネスで強豪国とのサイズハンディーを補わなければ勝てません。練習の最後はフィットネスドリルを行いました。ほとんどの選手がシーズン終盤の体力、走力を維持しており、合宿に対する真剣さと、7人制日本代表スコッドのプライドが感じられました。(総務:内田)

練習風景

練習風景

練習風景

3月21日(火)

3月21日、2006年セブンズが始動しました。集合後、まずはミーティングが行われ、現在のセブンズの情勢、2006年のターゲットなどが話し合われました。今回のスコッドは2009年セブンズワールドカップに向けての選手育成のもと、香港、シンガポールという海外大会経験を積み、12月のアジアンゲームスの金メダル獲得、ということがターゲットになります。合宿にはおなじみのセブンズベテランプレーヤーに加え、次代のジャパンを担う若手選手も数多く参加してくれました。

ミーティング後の練習ではハンドリングやパス、ジェネラルプレーを反復練習しましたが、これらのプレーが7人制ラグビーにはとても重要で、15人制にもつながることを選手たちも自覚しているようです。明日から本格的な練習が始まります。応援よろしくお願いします。(総務:内田)