早稲田大学の清宮監督(右)、青木ゲームキャプテン ◎早稲田大学 ○清宮克幸監督 「今日で『佐々木組』は解散します。昨日より、九州に入ってから、すでに盛り上がっていました。4年生中心であったが、早稲田らしく、最後まで見せ場を作って、九州の皆様に楽しんでいただけたと思っています。私は、フィフティーンベストメンバー以上に今日戦ってくれた、この4年生達が好きだった。いい見せ場を作ってくれたでしょう? この5年間、私は単に一大学のラグビー部の監督をやった結果と思っていない。早稲田ラグビーを、スポーツ全体の昇華に、少しでも貢献できたと自負しているし、それを、今日グラウンドにたった選手達が実践してくれた。一社会人の監督として、来季より再出発しますが、『清宮イズム』に期待していただきたい」 ○青木佑輔ゲームキャプテン 「今日は本当に楽しかったです。負けたのは悔しいけど、4年生中心の僕達の本当の仲間と試合ができたんですから。そうですね? このメンバーでは、4年間で3回程度しか試合をしてないんですよ。理屈抜きに楽しかった。また、そんな機会を与えていただいて、しかも、素晴らしいモチベーションでぶつかってくれた『九州代表』のフィフティーン、九州のファンの皆様に、本当に『ありがとう!』と言いたいです。卒業して社会人でがんばります。(清宮監督より「お前、サントリーだろうが!」という突っ込みに記者会見場は、爆笑の渦)」 九州代表の篠原監督(左)、沼田選手 ◎九州代表○篠原太郎監督 「とにかく勝てて素直にうれしいです。22名の結集した力のたまものでしょう。三地域対抗戦を踏まえて、最高のメンバーをセレクトした。セットプレイで有利に立てたし、ブレイクポイントへの集散、ディフェンス力等々、どれをとっても素晴らしかった。とにかく選手一同、前日より気合の入り方は尋常ではなかったですよ。九州のトッププレイヤーは、全国に通じるんだ! このクラウンドで、それを実証したんじゃないですか? 清宮(篠原監督が、早稲田現役時代の1年後輩)とは、今夜会いますが、『どうだ! 九州は甘くなかっただろう!』と、言ってやりますよ(笑)」 ○沼田一樹選手(早稲田OB) 「前週、関西代表に大敗したが、大学チャンピオンをシーズン最後の試合で破って素直にうれしい。監督の言葉通り、我々はモチベーションで、はるかに優っていた。 九州は今シーズン、とにかくレベルアップした。それを肌で感じた。今日の多くの観衆の前で、そのことを証明できたのがうれしい。全力で最後まで見せ場を作り、ぶつかってくれた『名門早稲田』に敬意を表します」