7月16日(土)

合宿最終日の16日は、約1時間フィットネストレーニングを行いました。朝10時からの練習にもかかわらず気温は30℃近くになっていたのではないでしょうか。

フィットネストレーニングはランニング系が中心で、水入れの時間以外は常に走っているような感じでした。厳しいトレーニングの中、全員で声を出してきついながらもチームのムードは向上していました。選手間のコミュニケーションも初日に比べ非常に良く、最終日としては良い感じで終えることができたと思います。
大会本番を控えて選手に意気込みを語っていただきましたので紹介します。

◎端迫雅俊選手(九州電力)
氷川高校→同志社大学→九州電力(2年目)
ニックネーム:ちゃこ
「再び7人制日本代表に選ばれて、光栄です。がんばって体張ってきます!」

◎山本英児選手(九州電力)
修猷館高校→慶応義塾大学→九州電力(4年目)
ニックネーム:えいじ
「日本人選手の中で最年長なので、チームを引っ張れるようにがんばりたい」

◎奥薗裕基選手(大阪府警)
天理高校→同志社大学→近鉄ライナーズ→大阪府警(1年目)
ニックネーム:ゾノ
「1年ぶりの7人制日本代表復帰ですが、犯人を捕まえるように、敵を捕まえて倒してきます!」

◎小吹祐介選手(リコーブラックラムズ)
法政大学第二高校→法政大学→リコーブラックラムズ(2年目)
ニックネーム:ブキ
「ワールドカップを終え、新しい7人制日本代表チームのメンバーに選ばれたことを、とても嬉しく思います。新チームの第一歩として、良い成績を残したいと思います」

◎上田泰平選手(ホンダヒート)
中村三陽高校→福岡大学→ホンダヒート(2年目)
ニックネーム:たいへい
「7人制日本代表に選ばれてとても光栄です。Sevensが楽しめるレベルにレベルアップできるようにがんばります!」

端迫雅俊選手   山本英児選手   奥薗裕基選手
端迫雅俊選手 山本英児選手 奥薗裕基選手

小吹祐介   上田泰平  
小吹祐介選手 上田泰平選手

7月15日(金)

合宿5日目は、試合を想定した実戦向けの練習となりました。

午前は太田コーチによるウォーミングアップから始まり、佐野コーチよりコンビネーション確認のミーティング後、ノンコンタクトのゲーム形式練習を行いました。

午後も軽いウォーミングアップ後、再びゲーム形式の練習。2本目まではノンコンタクト、最後の3本目はコンタクト有りの激しい練習となりました。1本目から、ややミスが目立つセブンズチームでしたが、ゲームに参加していた高井コーチの必死に走りながらの叱咤激励が、選手に伝わったせいか、声が出始め、ミスも少なくなっていきました。

3本目のフルコンタクトの練習になると、選手の顔つきも変わり、試合さながらの動きを見せてくれました。特にネイサン・アシュレイ キャプテンのタックルした後の素早い反応や、鋭い走りでディフェンスラインを突破しトライを奪う鈴木貴士選手など、本番への期待も膨らみます。

国内練習もあと1日。選手同士のコミュニケーションもとれ、もう既に"チーム"となりました。

2日前に24歳になったばかりの金澤選手  
2日前に24歳になったばかりの金澤選手
合宿前の日本大学での試合で顔に怪我を負った藤原選手。本当は温和な優しい顔をしていますよ!
合宿前の日本大学での試合で顔に怪我を負った藤原選手。本当は温和な優しい顔をしていますよ!

それでは、初代表選手紹介です。リコーブラックラムズの金澤選手です!

◎金澤良選手(リコーブラックラムズ)
大阪工業大学高校→法政大学→リコーブラックラムズ(2年目)
ニックネーム:リョウ
「7人制日本代表に選ばれて自分でもビックリです。今まで15人制しかやったことがなく、セブンズは初めてですが、すべての練習が新鮮でとても勉強になります。大会では自分の力を100%出してチームに貢献したいと思います。頑張りますので応援よろしくお願いいたします」

そして、今回唯一の大学生、藤原選手です。
◎藤原丈嗣選手(日本大学)
関西高校→日本大学(4年)
ニックネーム:タケシ
「Sevensの遠征には初参加ですが、世界の舞台で素晴らしいプレイヤー達と桜を胸に戦えることをとても嬉しく誇りに思います。元気よく思いっきり楽しんできます!」

佐野コーチによる練習前ミーティング   結構きつい?ボクササイズを行う端迫選手と藤原選手
佐野コーチによる練習前ミーティング 結構きつい?ボクササイズを行う端迫選手と藤原選手

15人制でもお世話になった渡邊トレーナーと暑いなか激しい練習を終えた上田選手   実戦さながらの激しい練習
15人制でもお世話になった渡邊トレーナーと暑いなか激しい練習を終えた上田選手 実戦さながらの激しい練習

練習後のアイシングをする平選手と金澤選手  
練習後のアイシングをする平選手と金澤選手

7月14日(木)

合宿4日目、練習は午前のみで、午後はフリーとなりました。

練習内容ですが、太田コーチによるランニング系中心のウォーミングアップから始まり、ストレッチの後は高井コーチによる、パスドリルでした。パスドリルの中には、コミュニケーション力が必要とされるものも多く、大きな声が飛び交っていました。

練習の最後はゲーム形式のアタックディフェンスです。ひとつひとつ確認しあいながら少しずつゲーム感覚を養っていきます。その練習の中でも、初代表となる竹山選手の大きな声がグラウンドの中に響いていました。今回は、そんな竹山選手のコメントを紹介したいと思います。

竹山森選手  
竹山森選手

◎竹山森選手(九州電力)
東福岡高校→同志社大学→九州電力(SH)

ニックネーム:もり
「日本代表に選ばれたことを非常にうれしく思います。今回代表に選ばれた中には知っている選手が多く、あまり緊張せずにプレーすることができています。しかし、セブンズでは人数が少ない分、練習ひとつひとつに対して責任感を強く感じます。その中でもディフェンスの練習は非常にためになっています。これは僕の課題の一つでもありますが、ディフェンスを中心にセブンズでは個々の役割が非常に明確なので気が抜けません。はやくチームの役に立てるレベルになりたいと思っています。

僕の持ち味はスペースをついて抜いていくところだと思っていますので、アタックではどんどんチャレンジしたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

7月13日(水)

合宿3日目。そろそろ疲労が溜まってきているこの日も午前、午後とグラウンドにて練習が行われました。午前中の練習は、昨日と同様、ウォーミングアップ→ボクササイズ→ベーシックタックル→ディフェンスシステムの確認→ゲーム形式でのコンビネーションのメニュー。午後はパススキルから始まり、ブレイクダウン、そしてゲーム形式でコンビネーションの練習を再びみっちり行いました。

国内での合宿も残り2日となりましたが、ゲーム形式の練習でも選手同士のコミュニケーションがとてもスムーズにとれるようになり、いよいよ本番に向けて期待が膨らみます。

そして、初代表選手紹介! 女性ファンが多い平浩二選手です。

平浩二選手  
平浩二選手

◎平浩二選手(サントリーサンゴリアス)
長崎南山高校→同志社大学→サントリーサンゴリアス(CTB)
「セブンズの世界で最も強いチームのひとつであるフィジーと1回戦で対戦できることは、すばらしい経験になると思います。15人制のラグビーで生かせるようなプレーを今大会で盗んで帰ってきたいです。セブンズはまったくといっていいほどプレーしたことがないのですが、このチームは同志社出身の選手が多く、自分にとってはやりやすいチームです」

――女性ファンに一言。

「このセブンズで頑張りますので、応援よろしくお願いします!」

そして、この日は金澤良選手(リコーブラックラムズ)の24歳のバースデー! チームのみんなから祝福をうけ、とても嬉しそうでした。

ダウンボールからの素早い球出し   パススキル
ダウンボールからの素早い球出し パススキル

7月12日(火)

合宿2日目、12日から2部練習がスタートしました。

午前中は、大田コーチのウォーミングアップからスタートし、佐野コーチのもとディフェンス中心の内容となりました。ウォーミングアップでは、ボクシングのエクササイズを取り入れたものやレスリングの要素が入ったものなどバラエティに富んだものでした。15人制とは違い、人数が少ない分次々にすべきことがまわってくるため、練習が始まるとあっという間に大粒の汗が出てきました。

午後からはこの日から合流した高井コーチのもとパストレーニングが行われましたが、時折起きてしまうミスに対してキャプテンのネイサン・アシュレイ選手から「ミスをなくせ!」とメンバーに対して叱咤激励の声が出ていました。しかし、ドリルが進むにつれてミスも少なくなり、またコミュニケーションもとれはじめ自然と拍手が起きるようなプレーも見せてくれました。

今回の7's JAPANには初代表の選手が数名選ばれていますが、本日は鈴木貴士選手(セコムラガッツ)の意気込みを紹介したいと思います。

◎鈴木貴士選手(セコムラガッツ)
保善高校→中央大学→セコムラガッツ(WTB)

ニックネーム:タカシ

「7人制日本代表に選ばれたのは正直うれしいです。自分の持ち味はスピードですのでセブンには活かせると思っています。セブンは奥が深い分とても面白いです。スペースを上手く使って抜いていくのは本当に面白い。今までは試合もYCACにしか出ていませんし、きちんと戦術戦略や技術について教わるのは初めてなので新鮮です。とにかく初めて選ばれたわけですからすべてがチャレンジですが、まずは試合に出ること。ここからスタートです。がんばります」

セブンズ初代表・鈴木貴士選手  
セブンズ初代表・鈴木貴士選手

7月11日(月)初日

7月22日~23日、ドイツ・デュイスブルクで「ワールドゲームズ2005」が開催されます。これに向けて、7人制日本代表の国内直前合宿が本、11日、辰巳の森海浜公園ラグビー練習場においてスタートしました。

参加メンバー11名が全員そろい、まず辰巳の森でミーティングを行いました。

今遠征でなんと、昨年のセブンズ遠征より、15人制代表も含めて7回目の遠征となる佐野順コーチ。「各自チームが大切な時期に集まってくれたことに感謝しています。この2週間はとにかく"セブンズ"に集中し、浸ってもらいたいと思います。この11名が日本代表です。桜のエンブレム、日の丸を背負って世界と戦います。普段の生活から"日本代表"として行動をしてください」と、ワールドゲームズへの熱い意気込みを11名の『新生セブンズ』の選手たちに伝えていました。

練習は、太田正則フィットネスコーチのもと、ウォーミングアップから始まり、タッチフット→スキルドリル→クールダウン・筋力トレーニングと約1時間30分の軽いメニューを行いました。

今回初帯同となる太田正則フィットネスコーチに練習後の感想を聞きました。

「良い動きをしている選手がほとんどでした。フィットネスも問題ありません。ミスさえなければ良い結果が出るのでは」と、新生セブンズへ期待を寄せます。

キャプテンは、ワールドカップセブンズ2005で、炎のディフェンスを見せ、大活躍をしたネイサン・アシュレイ選手(日本IBMビッグブルー)です。ネイサン選手をキャプテンに選んだ佐野コーチは「ワールドカップセブンズやワールドセブンズシリーズで惜しみないプレーで貢献してくれたネイサン選手にキャプテンを頼みました」と、こちらも期待大の様子です。

◎ネイサン・アシュレイ キャプテン

「先週、佐野コーチよりキャプテンの指名を受けた時は、うれしかった。とても光栄です。若い選手が多く、7人制での経験は少ない選手ばかりだけど、練習を見たら、皆スキルがある。良いコミュニケーション、コンビをできたら、いい結果が出ると思います。海外の選手は日本人より大きいのでいいラグビーをしなくてはダメ。とにかくいいラグビーをやりたいです。また、若い選手は集中して頑張っている。そんな若い選手に7人制のラグビーを教えてあげたいです。

ワールドゲームズにはいいチャンスがある。また、ドイツでラグビーができることは新しい経験です。とにかく頑張っていきたいです」

夜のミーティングでは、佐野コーチより、「声が小さい、コミュニケーションが足りない」などと指摘を受け、もう一度自己紹介タイムから始まり、爆笑場面も出て、終始笑顔で充分コミュニケーションが取れるようになったのでは。と、確信しております。

明日から11名の新生セブンズをそれぞれ紹介していきます。皆さん、新生セブンズに応援よろしくお願いいたします!!!

ウォーミングアップ   セブンズではお馴染みの山本英児選手
ウォーミングアップ セブンズではお馴染みの山本英児選手

九州電力・竹山森選手   キャプテンのネイサン・アシュレイ選手
九州電力・竹山森選手 キャプテンのネイサン・アシュレイ選手

なんと7回目の海外遠征!佐野順コーチ   初遠征の太田正則フィットネスコーチ
なんと7回目の海外遠征!佐野順コーチ 初遠征の太田正則フィットネスコーチ