アメリカ代表のトム・ビルアップス ヘッドコーチ(右)、コート・シュベルト キャプテン ◎アメリカ代表 ○トム・ビルアップス ヘッドコーチ 「今回は若手主体でつくったチームであったので、きょうのパフォーマンスを誇りに思っています。僅差で負けてしまったことは残念だが、これを機に2007年ワールドカップを目指して、強化をしていきたい」 ○コート・シュベルト キャプテン 「カナダと対戦するときには、いつも僅差でタフなゲームになります。今回、若手主体で臨み、やや練習不足ということもあったが、もてる力を出し切りました」 ――チームのエース格、マイク・ハーカス選手(英国/セイル・シャークス所属)がリザーブで、後半からの出場でしたが? ○ビルアップス ヘッドコーチ 「マイクはイギリスでプレーしていることもあり、代表チームに合流するのが遅れたためです」 ――きょうの敗因は? ○シュベルト キャプテン 「前半はがんばったが、後半はドライビングモールが動かせなかったことです」 ――現在のアメリカでのラグビーの状況について。 ○ビルアップス ヘッドコーチ 「高校のレベルで、人気が出てきています」 カナダ代表のリック・スギット ヘッドコーチ(中央)、マーク・ローソン キャプテン(左)、ボブ・マックギーン ジェネラル・マネージャー ◎カナダ代表 ○リック・スギット ヘッドコーチ 「きょうの試合は若い選手を中心にまとまりをみせ、最後まで勝利への執念をもって戦ってくれました。いつもアメリカとの試合では競り合いになるが、きょうの勝因は気迫と執念だと思います」 ○マーク・ローソン キャプテン 「本当に大接戦で、常にアメリカにリードされていたが、点差が小さいままの状態をキープでき、最後にひっくり返すことができた。とにかく勝つことができた、ということが大事だと思っています」 ○ボブ・マックギーン ジェネラル・マネージャー 「私の仕事は、2007年ワールドカップに向けて選手ばかりでなく、スタッフも含めてまとめていくことです。今回のツアーでの、チーム全員のがんばりに、いい印象をもっています。このまとまりのまま、ワールドカップを迎えたい」 ――日本は2011年のワールドカップ招致の活動をしていますが、日本での滞在についてはどうですか。 ○スギット ヘッドコーチ 「日本エアロビクスセンターは、テレビもなく練習に集中できる環境で、現在は都心のホテルに移っていますが、いずれにしても日本の方の歓待ぶり、ホスピタリティには感謝しています。前回のオーストラリア以上の仕事をしてくれるのではないかと期待しています」 ――プラットフォーム、つまりボールを供給するフォワードが安定しているときもあるが、そうでないときもある。 ○スギット ヘッドコーチ 「以前はボールを展開した冒険的なラグビーをしていたのですが、アメリカはこちらの戦略に対応するのが早いので、ドライビングモールを使いながら、そしていまいいキッカーがいますので、キックを使って相手を後方に下げるなどして、ゲームを組み立てました。我々が好きなラグビーではないのですが、勝つことにこだわり、そうした先方をとりました」 ――日曜の決勝戦に向けて抱負を。 ○ローソン キャプテン 「もちろん勝ちたい。ただまだ(第2試合の前なので)対戦相手がルーマニアか日本か決まっていないので、決まってから戦略を錬りたい。いずれにしてもけが、疲労からの回復が大切だが、メンタルな部分がいちばん大きいと思うので、なんとか勝利したいと思います」 ○スギット ヘッドコーチ 「TOSHIBAスーパーカップ、と名前がついていますので、ぜひ日本と戦いたい(笑)」