4月1日(金)~4月17日(日)、南アフリカ、ダーバンで行われた「U19世界選手権」、U19日本代表はDivision A で11位という成績で大会を終えました。4月25日に辰巳の森海浜公園ラグビー練習場クラブハウスで、石塚監督・小村コーチによる遠征報告会見が行われましたので、その内容をご紹介します。

石塚武生・U19日本代表監督
  石塚武生・U19日本代表監督

小村淳・U19日本代表コーチ
小村淳・U19日本代表コーチ

◎石塚武生・U19日本代表監督
「去年は8位という成績を残せましたが、結果は1勝4敗で11位という結果となりました。残念ですが、最後のグルジア代表との試合では、完勝することができ、ディビジョンAに残れたことには満足しています。12位になってしまうと、ディビジョンBに降格となってしまい、来年は世界の強豪と戦うことができなくなってしまうからです。

大会に参加して、1位から6位までの強豪(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、イングランド、フランス、ウェールズ)に勝つことは本当に困難であるというのが実感です。ただし目標にしていた7位には、ルーマニアが入りましたが、十分に狙えるという確信ももちました」

◎小村淳・U19日本代表コーチ
「大会を通じて、各国とも強化にとても力を入れているということをひじょうに感じました。たとえばイングランドなどは、スタッフが10名、メディア担当の女性もいました。やはり1位から6位の上位チームに勝つことは困難ですから、いかにアイルランド、スコットランド、ルーマニアあたりと勝負できるかだと思います。もう少し時間的な面など準備が行えれば、それらの国とは対等に戦えるレベルにあると感じました。

チームでやはりキーになったのは、早生まれの大学生です。キャプテンの中園、ウイングの朝見、そして権丈、堀江などが中心になって引っ張ってくれました」

――日本代表の南米遠征に招集されたために、五郎丸選手はルーマニア戦のみ参加、ロアマヌ選手は不参加ということになってしまいましたが。
◎石塚
「もちろんユースの代表よりも日本代表優先ということで理解しています。ただ、日本代表のスケジュールと重なりタイミングが悪かったのですが、五郎丸にしろ、クリスチャンにしろ、U19のチームで強豪と5試合を戦えるという経験をさせてあげたかった、とは個人的に思いました」