7人制女子日本代表の宇田川美穂選手
7人制女子日本代表の宇田川美穂選手
photo/古賀千尋(Phoenix)

3月6日に花園ラグビー場第2グラウンドにおいて、女子ラグビーの7人制大会が行われました。この大会は、以前より行っていた7人制を関西地区での開催として定着させたもので、今回は初心者のための「エンジョイ7's」、中学生女子のための「中学7's」も新たに加わり、より一層充実した大会になりました。

一般の部のトーナメントでは、昨年度チャンピオンの「Phoenix」が準決勝で「レッドアローズ、千葉、湘南」の合同チームの好プレーに苦戦を強いられましたが、なんとか決勝に進出。もうひとつのシード「世田谷BLACKS」は完成度の高い戦い方で、こちらは難なく決勝進出を果たしました。決勝戦は「身長が低い選手が多かったので、できるだけ接点を造らないような速い展開を心がけた」世田谷BLACKSが終始「Phoenix」を圧倒。自分達のペースで流れを引き寄せ、完封で初優勝を飾りました。

敗者による裏トーナメントでは、外国人選手の駆動力を生かした「寝屋川ウィメンズ」が勝利をものにしました。エンジョイ7'sも多くのトライが見られ、中学7'sには展開力の高さ、確実なタックル、パス能力の高さなど、賞賛の声がしきりでした。

この大会は、様々な方のご協力により、無事成功させることができました。レフリー、タッチジャッジとして関西協会より糸山、北中、松岡、高尾各氏、関東協会より大澤、川口の6名が全17試合を担当。運営は連盟設立当初より関わりのある、大嶋、藤田、玉置の3名が強力にバックアップ。エンジョイのコーチは江戸川区レディースコーチの吉田氏のご協力をいただき、中学7'sにはユースコーチの多島が専属であたり、関が試合も兼任でフォローをしました。関係者のみなさまお疲れ様でした。いつもながら、記録、水、ボールガールなどは参加者が担当をし、長く熱い一日が終了しました。

試合結果

●一般の部

1回戦

世田谷UNICORNS

25-5

京都ウィメンズ

江戸川区レディース

20-0

寝屋川ウィメンズ

2回戦

Phoenix

34-5

世田谷UNICORNS

レッドアローズ、千葉、湘南

20-0

兵庫県RSレディース

名古屋レディース

33-5

リバティーフィールズ

江戸川区レディース

5-32

世田谷BLACKS

裏準決勝

京都ウィメンズ

5-29

兵庫県RSレディース

リバティーフィールズ

5-22

寝屋川ウィメンズ
準決勝

Phoenix

17-10

レッドアローズ、千葉、湘南

名古屋レディース

0-31

世田谷BLACKS

裏決勝

兵庫県RSレディース

15-20

寝屋川ウィメンズ
決勝

Phoenix

0-19

世田谷BLACKS

●エンジョイの部

Aチーム

27-0

Bチーム

●中学7'S

(1) Aチーム

12-32

Bチーム

(2) Aチーム

27-30

Bチーム

●エキジビション

香港7'S日本代表

31-0

Phoenix

香港7'S日本代表

45-0

世田谷BLACKS