11月14日(日)

日本対アイルランドのテストマッチがダニーブルックというダブリン近郊の小さな町の競技場で行われました。試合は0対55でアイルランドに負けてしまいました。結果、メンバーは以下の通りです。

女子日本代表 0
0-17
55 女子アイルランド代表
0-38
(前半:3T1G 後半:6T4G)

メンバー 1高橋、2永田、3鹿内、4佐々木、5乾、6松平、7岡田真実、8辻本、9浜田、10浅見(キャプテン)、11小島、12本間、13榎本、14Angela、15宇田川
リザーブ 16並木、17井手、18野口、19加藤、20岡田真弥、21多島、22長谷部

日本は前半の最初から激しいタックルでチャンスを作るもトライがとりきれず、逆に相手の強力なフォワードとスピードのあるバックスに完全にリズムを奪われました。その後も果敢にタックルにいく日本選手ですが、アイルランドのハーフ団は能力が高く、完全にゲームを支配されてしまいました。

後半も立ち上がりから果敢に攻める日本ですが、アイルランドのディフェンスは厳しく、トライを奪うことができませんでした。後半の中盤からは相手に多くのトライを奪われ、結局無得点のまま試合は終わってしまいました。

アイルランドは、前回ワールドカップで対戦した時に比べ、フォワードとバックスのキックだけでなく、ワイドなパスや伸びのプレーなどフォワード、バックスが一体となった見違えるチームとなっていました。

日本は前回圧倒されたスクラムやラインアウトに関しては、ほぼ対等に戦い、接点の部分でも激しいタックルを連発し、相手に力負けしていませんでした。しかし、55点差をしっかりと受け止め、今後この差を埋められるよう努力していきたいと思っております。

本遠征では、3戦全敗という残念な結果でしたが、日本のチームは大きな経験をさせてもらいました。このチームは、確実に成長しており、まだまだ強くなれる可能性を秘めています。日本の女子ラグビーの環境は厳しいですが、この遠征を活かして2006年カナダで行われる女子ワールドカップに必ず出場したいと思っております。応援並びにご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。

11月10日(水)

11月7日から女子代表は、アイルランドのダブリンへ入りました。

この日は、オランダ戦の疲労と旅の疲れから練習は行わず、オランダ戦の反省並びに今後の戦い方の確認をミーティングで行いました。

11月8、9日と課題の克服に向け、午前・午後共にかなり激しい練習をしました。9日の午後にはFWのみアイルランドのクラブチームとスクラム、ラインアウトを合同で行いました。疲労はたまっていますが、チームは確実にレベルアップをしています。

11月10日、午後7時よりIRISH COMBAINED PROVINCESとの練習試合を行いました。メンバーは以下のとおりです。

1高橋、2井手、3鹿内、4加藤、5野口、6松平、7乾、8辻本、9浜田、10浅見(キャプテン)、11小島、12本間、13榎本、14長谷部、15河野

16永田、17並木、18井上、19清水20岡田(真弥)、21宇田川、22横山

試合は、オランダ戦同様激しいディフェンスからチャンスを作る日本ですが、なかなかゴールラインを割ることができませんでした。逆にICPは日本のペナルティーからPKを狙い先制点を奪いました。その後は激しい攻防が続きますが、お互い決定力を欠き、得点につながらない状態が続きました。試合が動いたのは、前半残り5分でした。連続攻撃で攻める日本にミスが起こり、カウンターから一気に先制トライを奪われてしまいました。

後半に入っても日本は素晴らしいディフェンスからチャンスを作りますが、得点につなぐことができず、逆に前半同様、ICPにカウンターから連続トライを奪われてしまいました。その後、やっと日本もラインアウトから連続攻撃でトライを奪うも、最後にはまたもやカウンターから駄目押しのトライを奪われてしまい5対29で敗れてしまいました。

この試合、負けはしましたが、選手は持っている力を十分に発揮し、また、やっていることがはっきりと出た試合でした。初の代表の試合となった選手も頑張っていました。15日のアイルランド代表は今回よりさらに強い相手となります。練習も残り3日となりましたが、やれることをしっかりとやり、遠征最後のテストマッチ、必ず勝利をし日本に帰りたいと思っております。

11月6日(土)

5時よりオランダラグビー協会のグラウンドにてオランダとのテストマッチが行われました。

女子日本代表 7

7-3

17 女子オランダ代表
0-12
(前半:1T1G)
(前半:1PG 後半:2T1G)

メンバー 1鹿内、2井出、3並木、4佐々木、5野口、6松平、7岡田(真実)、8乾、9坪井、10浅見(キャプテン)、11小島、12本間、13榎本、14Angela、15宇田川
リザーブ 16高橋、17永田、18加藤、19辻本、20浜田、21多島、22長谷部

試合は、序盤から日本のペースでしたが、前半20分にオランダのペナルティーキックで先制されました。しかし、すぐに日本はバックスのサインプレーから11小島が相手を振り切りトライを上げ7対3と逆転をしました。その後は、一進一退の攻防が続きましたが、得点は動かず、後半を迎えました。

後半早々日本はペナルティーの繰り返しによるシンビンを受けますが、それも何とか乗り切り、試合は残り10分となりました。スクラムにて劣勢に立たされていた日本には疲れも出ており、残り5分には逆転のトライ、そしてロスタイムには駄目押しのトライを奪われてしまい7対15で敗れてしまいました。

日本は、試合を通じて激しいタックルと早いパス回しで試合を有利に進めていましたが、オランダチームのパワーと体力に最後は力負けをしてしまいました。また、AWAYでのテストマッチの厳しさをあらためて感じられた試合でした。明日からはアイルランドへと移動します。この敗戦の悔しさを忘れず、次のアイルランドには絶対勝ちたいと思っています。

11月4日・5日

二日間オランダ協会のグラウンドをお借りし、午前、午後と練習を行いました。5日の午後は明日のメイン会場でチームの合わせを行いました。

11月3日(水)

現地時間15時30分にアムステルダムに到着しました。13時間近くのフライトのため選手にも疲れがみえていました。ホテルにて全員で食事をし、明日からの練習そしてテストマッチに備えました。