第1日目 マッチレポート

時折、雨が降り出すコンディションの中、大会初日の予選プールの戦いが始り
ました。
Japanの緒戦の相手は、未知数のインド。立ち上がりから気合の満ちた攻撃を仕掛
け、1分・2分と吉田・四宮選手が連続トライ。その後、一瞬のミスをつかれ
て唯一のトライを奪われるも、ネイサン選手の追加トライで、前半を17-
5で終了。後半に入るとJapanは一方的に攻め続け4トライ4ゴールで結局45
-5で快勝しました。
続く、第2戦は侮れない中国が相手。この試合でもキックオフ直後から勢いに乗
り、小吹・キリベ選手が連続してラインブレイクからトライ。しかし、直後
にマークしていた中国のセンターにディフェンスラインを破られて失トライ。
前半は、14-5で終わりました。後半に入るとJapanはプレッシャーを
かけ続け、相手のミスにつけこんで4分に菊谷選手がトライを奪いJapanペース
となりました。その後もアシュレイ選手のトライセービングタックル等、デ
ィフェンスでも粘りを見せ、終了間際にだめ押しの2トライを決めて、31-
5とここでも快勝しました。
Japanとしては、目標に掲げていた“ミスの少ないゲーム”を果たせたものの、ま
だまだボールの動きが遅く、ディフェンスでもミッドフィールドで破られる
など修正点も少なくありません。明日の決勝トーナメント、Cup Quarter
Finalは、2度練習試合を行った地元スリランカ。そして順当に行けば、Semi
Finalで韓国との対戦が見込まれます。ホテルでは食事時に韓国チームから
持参としたキムチやのりを分けてもらうなど、とても友好的な関係にありま
すが、7人制では一歩先を行く、この宿敵を是非とも破り、ワールドカップの
切符を勝ち取りたいと思っています。
■本城監督コメント■
まだまだ、目指しているラグビーまで到達していないが、実戦を積むことで確実
に進歩していると感じています。今日の2ゲームはUnforced Error(単純
なミス)も少なく、及第点をあげられる所まできた。ワールドカップの出場
権を確保する事はもとより、優勝目指して選手・スタッフ一丸となって頑張
ります。」

■山口主将コメント■

「大会の入り方としては良かったと思います。但し、勝ちたい気持ちが少しカラ
回りして、全てのフェーズで勝負してしまった。今までやってきた事を頭の
中でクリアにして、また今日のようなゲームが出来れば、結果はおのずとつ
いてくると思います。」
予選プール第1試合 試合結果
日本代表 45 - 5
(7T5G)  (1T)
インド代表
■メンバー
 1.キリベ・ナロリ(→山口:後半0分)
 2.菊谷 崇
 3.カトニ・オツコロ
 4.ネイサン・アシュレイ(→今利:後半3分)
 5.小吹祐介
 6.吉田大樹
 7.四宮洋平(→蠣崎:後半3分)

<リザーブ>
 8.山口智史
 9.今利貞政
10.蠣崎竜太
予選プール第2試合 試合結果
日本代表 31 - 5
(5T3G)  (1T)
中国代表
■メンバー
 1.キリベ・ナロリ
 2.菊谷 崇
 3.カトニ・オツコロ(→山口:後半7分)
 4.ネイサン・アシュレイ
 5.小吹祐介
 6.吉田大樹(→今利:後半3分)
 7.四宮洋平(→蠣崎:後半4分)

<リザーブ>
 8.山口智史
 9.今利貞政
10.蠣崎竜太