●9月7日(日) DAY4

ARFUアジアセブンズシリーズ2014第2戦「マレーシアセブンズ」大会二日目の1戦目はタイとの試合でした。
タイチームの特徴は、身体的には大きくない分、全員がサポートししっかりタックルし、マイボールはボールを動かしてギャップを見つけて仕掛けてくることです。
日本としては、ディフェンス時に前に出て相手の得意なアタックをさせないようにすること。アタックでは、力強いランニングとサポートを厚くしディフェンスラインを崩していくことを確認し試合に臨みました。
開始早々、テアウパの好判断からラックサイドを抜け出し先制トライ。その後は、攻撃リズムもよいアタックが続き、渡邊の3トライなどの活躍もあり準決勝へ駒を進めました。

準決勝は、香港セブンズと同じ相手の韓国と試合でした。韓国は、15人制とセブンズ両方で活躍する選手が多く、フィジカルの強さと全員の走力が高いチームです。特別なことをしてくる相手ではないですが、ミスも少なく、大きくワイドに展開すると波に乗るチームなので、ディフェンスの立ち位置とラインスピードの早さでプレッシャーをかけ続ける事を確認し試合に臨みました。
韓国は持ち前の強い当たりでプレッシャーを掛けてきて、先制を許す追いかける展開となりましたが、すぐに日本代表も桑水流のクイックスローからポイントを作り、さらに桑水流からのオフロードを豊島が受けロングゲインし、サポートしたレメキがトライし追いつきました。
前半ラストプレーで日本のペナルティーからクイックで攻められ、早い展開から追加点を許し7-12で前半を折り返しました。後半開始から日本代表は得意のテンポでボールを繋ぎ、最後はタイ戦でも活躍した渡邊の力強い突破でディフェンスラインをこじ開けトライを返しました。
さらに、韓国の連続攻撃の一瞬の隙を見逃さず、ターンオーバーから渡邊がノーマークでもらい、走りきってこの試合2本目のトライ。リードを奪う展開となりました。ここから韓国の必死の攻撃に坂井が反則をしてしまいイエローカードで一人少ない中での残り2分弱となりましたが、一丸となりリードを守りきって勝利しました。

決勝戦は、香港との試合でした。香港は今大会でも1本しかトライを許しておらず鉄壁のディフェンスと落ちついた試合展開を持ち味にしたチームです。
日本代表は、韓国戦の反省としてラック時のペナルティーを多くしてしまい、アタック時もディフェンス時も波に乗る事が出来なかったことを反省とし試合に臨みました。
開始早々、お互いにトライチャンスがありましたが、決勝戦というプレッシャーからか一進一退の攻防が続きましたが、日本代表のペナルティーでイエローカードとなり、一人少なくなった直後に先制を許しました。そのまま0-7で前半を終了。
後半になっても香港のペースで試合が進み、日本陣ゴール前スクラムから個人技でトライを奪われるとディフェンスのノミネートミス、さらにこの試合2人目のイエローカードをもらい追加点を奪われました。アジア競技大会の前哨戦となったこの大会ですが、コンタクト、タックル・・・ボールの動かし方など改めて15人制とセブンズのスキルの違いについて修正とマインドセットが必要になった大会となりました。

男子セブンズ日本代表「マレーシアセブンズ」遠征レポート
タイ戦
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試合後は、夜に日本人会の方々が主催して下さいました食事会に参加しました。
その席で、誕生日だった坂井と渡邊のケーキもいただきました。
最後にKL JRFC(Kuala Lumpur Japanese Rugby Football Club)のゼネラルマネージャーの鈴木さんに、お世話になったお礼にサイン入りジャージーをプレゼントしました。
写真は、坂井キャプテンからジャージーを受け取る鈴木さんです。

国外での大会となりましたが、地元の日本人会の方々のご協力があり、また、沢山の方々に会場に足を運んでいただき、ホームではないかというぐらいの応援をいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
今後とも変わらぬご声援をお願いいたします。

男子セブンズ日本代表「マレーシアセブンズ」遠征レポート
誕生日ケーキ
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サイン入りジャージーをプレゼント
●9月6日(土) DAY3

ARFUアジアセブンズシリーズ2014第2戦「マレーシアセブンズ」初戦の相手は中華台北でした。ここまで準備を重ねてきたので、待ちに待った試合となりました。
しかし、蓋を開けると東南アジアの15時前後の気温と湿度に身体が重く、点差は開いたもののジャパンチームが目指すランニングラグビーにはほど遠く、反省点の多い試合となりました。
この試合の一番の課題は、体力的にきつくなった時にいかに正確なプレイが出来るか、という事でした。その課題をもって2試合目のシンガポールとの試合に臨みました。
シンガポール戦は開始早々からシオネ・テアウパのトライを皮切りに、最後まで集中力を切らさず、各自が一つ一つのプレイを大切にプレー出来る順応力の高さを見せることが出来た試合となりました。

夜は、大会が主催するウェルカムパーティが行われ各国の選手、スタッフが一同に集まり食事をしました。

明日は大会2日目。まずは、カップ準々決勝でのタイとの試合です。
日本からのご声援よろしくお願いいたします。

男子セブンズ日本代表「マレーシアセブンズ」遠征レポート
 
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ウェルカムパーティ
●9月5日(金) DAY2

4日の夕方、無事にクアラルンプールへ到着しました。
この日のセッションは、ホテルで軽くストレッチとプールセッションを行いそのまま身体を休めました。こちらの天気ですが、ほぼ毎日スコールが降る時間があるようです。その後はカラッと晴れるため、湿度が高くなり香港や日本の暑さとは別の暑さを感じます。

一夜明けて、大会前日となりました。この日は午前のみ練習を行いました。まずは全員で息を上げ、その後に確認を含めたコンビネーションを中心に行いました。
日増しに、自分の役割とコミュニケーションの質が上がっています。ディフェンスとアタックの細かいところまで詰めることができ、翌日からの試合の準備が出来ました。
夜には、ジャージープレゼンテーションを行いました。

選手、スタッフ一丸となり、試合に臨みたいと思います。応援のほどよろしくお願いいたします。

男子セブンズ日本代表「マレーシアセブンズ」遠征レポート
全員でブローアウト
男子セブンズ日本代表「マレーシアセブンズ」遠征レポート
練習後集合写真。写真真ん中のサングラスのかたは今回のリエゾンのシャーさんです
男子セブンズ日本代表「マレーシアセブンズ」遠征レポート
セブンズ初代表の鶴岡の決意表明