「ラグビー活性化プロジェクト」共同記者会見の内容から

日本ラグビーフットボール協会では、2011年ワールドカップを見据えた施策「ラグビー活性化プロジェクト」として、高校生選手のための新たな全国大会「~2011年ワールドカップへの道~ KOBELCOジャパンユースラグビードリームトーナメント2005」の新設、そして、いわゆる花園大会のよりいっそうの活性化を行うべく、7月19日、株式会社 神戸製鋼所様とともに、共同記者会見を行いました。
KOBELCOジャパンユースラグビードリームトーナメント2005は7月31日から3日間、北海道夕張市で開催されます。大会の概要については追ってご案内いたします。


株式会社 神戸製鋼所から犬伏社長と平尾GM(右)、日本協会から森会長と真下副会長・専務理事が出席
株式会社 神戸製鋼所から犬伏社長と平尾GM(右)、日本協会から森会長と真下副会長・専務理事が出席

◎森喜朗会長
「日本にラグビーが入ってから106年が経過し、今日まで発展をしてきました。現在では世界一のチーム登録数、世界で5番目の選手数であり、ワールドカップには過去5大会すべてに出場しており、そういう意味では日本はラグビー大国といえるのかもしれません。少子化の影響を受けながらも、特に最近では、ラグビーを楽しむ小学生が増え始めてきました。

しかし、日本ラグビーフットボール協会(以下日本協会)としても、長年にわたり (1)代表チームの強化 (2)競技人口の増加 (3)競技力の向上 (4)観客数の増加 という4つの目標を掲げて活動してきましたが、野球、とりわけサッカーの台頭によるラグビー人気の低迷に伴い、高校生の愛好者は年々減少の傾向にあります。国内ラグビー人口の裾野を支える高校ラグビー活性化は、2011年ワールドカップを見据えた重要プロジェクトの一つとして明確に位置付けており、国際的に通用する選手の育成と強化は喫緊の課題であります。

今回、高校生の愛好者減少という課題に対する打開策の一つとして、全国高等学校体育連盟等の協力を得た日本協会主催事業である「~2011年ワールドカップへの道~ KOBELCOジャパンユースラグビードリームトーナメント2005(全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会)」を新設し、さらに「第85回全国高等学校ラグビーフットボール大会」をこれまで以上に活性化を図ることとしました。そして、この二つの事業をサポート頂く企業として、株式会社 神戸製鋼所さんが特別協賛社に決定したことをご報告します」

◎犬伏泰夫・株式会社 神戸製鋼所社長
「このたび、当社グループが高校生大会を支援させていただくことになりました。
弊社は今年の9月1日、100周年を迎えます。そうしたなかで、ラグビー部(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)も創部78年目を迎えました。森会長のお話にありましたとおり、我々ラグビーを愛する者にとって、ラグビー競技そのものを、よりエキサイティングで魅力のあるスポーツにする、そして2011年ワールドカップの日本招致を実現させることが共通の願いだと思っています。

そのためには、青少年を中心とするラグビー競技人口の裾野の拡大が、たいへん重要な課題であり、とりわけ2011年ワールドカップ開催時の中心選手となる、いまの高校生に対する強化・支援策が肝要であろうと思います。そこで、高校ラグビーに関して、なんらかのお手伝いができないかと考えました。具体的には花園ラグビー場で行われる、「全国高等学校ラグビーフットボール大会」と、今年から開催される「全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会」を、神戸製鋼グループがサポートさせていただくことになりました。また弊社のラグビー部も、大会を盛り上げるために支援を行っていきます。これにより、日本ラグビーの活性化に少しでもお役に立てればと思っております。また花園大会は、弊社の地元での開催であり、地域文化の振興にも貢献できるのではと考えております」

◎平尾誠二・神戸製鋼コベルコスティーラーズ ゼネラルマネージャー
「ラグビーの強化を考えたとき、非常に重要になってくるのがこの高校生の年代です。私が代表監督をさせていただいたときにも、その時代だけではどうしようもないということが多いと痛感しました。向井さんのときにも、また萩本さんのときにも、やはり同じような問題に直面したと聞いております。

そこで今回、ユース大会を経済的に支援していこうということになりました。企業の社会における役割も大切とされる時代でもあり、企業スポーツのあり方も含めて、取り組んでいきたい。また、神戸製鋼には78年の歴史をもつラグビー部があり、会社としてもラグビー界としても、いい資源があります。そういったものを社会に還元していくという考え方です。

国内スポーツ総生産という考え方があり、9兆6000億円とされています。スポーツの用具の販売などが入っているわけですが、たとえば、いわゆる非行少年がスポーツを通して更生していく、というような価値は含まれていません。そういったことを含めていくと、スポーツの価値というのは、かなり大きいのではないかと考えます。そういった観点から、神戸製鋼、そしてコベルコスティーラーズの社会貢献を考えていきたいと思っています。

『~2011年ワールドカップへの道~ KOBELCOジャパンユースラグビードリームトーナメント2005(全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会)』については、コベルコスティーラーズの主力選手を7~8人派遣し、ラグビーの指導・レクチャーを行うことを計画しています。うちの選手自身のモチベーションにもプラスになるでしょう」

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