筑波大学 22-31 大東文化大学
■筑波大学
○古川拓生監督
「本日はありがとうございました。関東大学対抗戦もジュニア選手権(第37回関東大学ジュニア選手権大会)も終わり、チームとしてしっかり準備して臨んだ試合でした。組織、規律を持って、しっかり大東文化さんの強みを封じ込めようと臨みました。FWもボールをキープし続けて戦ってくれましたが、スコアできませんでした。大東文化さんの強いランナーをしっかり組織で止め続けることができませんでした。大東文化さんは素晴らしいラグビーをされたと思います」
——攻め込んでのハンドリングエラーが多かったが?
「ボールが滑ってしまうことについては、大東文化さんも同じ条件ですが、パスを多く使って戦う連続攻撃チームの方が影響を受ける割合が高いと思います。しかし、天気に左右されるようではダメで、もう一つ壁を破るようでないと。スコアできなかったことが全てで、やっていることは間違っていないと思います」
——帝京大学戦(関東大学対抗戦・11月29日)ではブレイクダウンが良かったが?
「帝京戦と比べて、ダブルタックルが少なかったと思います。ダブルタックルからセカンドランナーが走り込んで勝てたのですが、今日はそもそもダブルタックルが少なかったのが敗因です」
○橋本大吾キャプテン
「お疲れ様です。組織としてうちは勝ちに行ったのですが、ディフェンスでダブルタックルに行けるチャンスがなく、外で強いランナーに走られて、アタックもオフロードになる前にディフェンスされてしまいました。前半、圧倒するというプランでいたのですが、大東文化さんに良い流れを持って行かれたのが敗因です」
——前半、思うようにトライが獲れなかったが?
「ショットを狙える場面はありましたが、チームとしてモールに時間をかけて来たので、あそこはモールで獲ろうと判断しました」
——モール対策を研究されていたのか?
「トライを獲れなかった場面は、モールがばらけた部分もありました」
■大東文化大学
○青柳勝彦監督
「今日はありがとうございました。今日の試合は、前回(関東大学リーグ戦 法政大学戦・11月22日)ディフェンスで食い込まれたので、3週間ディフェンスでしっかり前で止めることを練習してきました。その成果が出たと思います」
——12番の竹原選手のディフェンスが素晴らしかったが、秘訣は?
「そんな秘訣なんかありません。バックスには個人指導はしていませんが、細かい踏み込みのタックルなどは意思統一しています」
——ボーナスポイントも獲得したが?
「うちのチームは一発でトライを獲る自信を持っています。5トライ獲ったが、これまでは点を取ったら取り返されるパターンでした。今日は獲られなかったディフェンスが良かったと思います」
——福岡選手への対策をしたのか?
「特に対策はとっていません。福岡君は凄く足の速い選手で全部止めるのは難しいので、1本くらい獲られてもと思っていました。アマト選手がこちらの1年生で一番足の速い選手なので、大外のBKに入れてゲインをしようと考えました」
——残りの2試合については?
「Cグループはどこが勝ってもおかしくないし、我々もチャンスが出てきたと思います。選手も、今日の試合で自信が付いたと思います」
——サウマキ選手の復帰はあるのか?
「たぶん難しいと思います。秘密兵器なんですけれど(笑)」
○本間優キャプテン
「今日はありがとうございました。今日の試合には本当に全員で勝ちたいと思って臨みました。ディフェンスで、本当に全員が前で止める気持ちで、タックルで刺さることができたのがこの結果につながったと思います」
——守備で集中力が欠ける場面がこれまであったが?
「特に、いつもは後半の入りの部分で点を取られるケースが多かったので、今日は後半の入りをいつもと変え、少し早くピッチに入りダッシュして気合を入れました。そこで、しっかり前へ出てディフェンスしようと話しました」
——残りの2試合については?
「自分たちのやっていることが間違っていないと自信になりました」
——帝京大に勝った筑波大に勝った気持ちは?
「めちゃ嬉しいです(笑)。嬉しいとともに、自信にもなりました」