(公財)日本ラグビーフットボール協会(JRFU)が取り組むアジアにおける普及活動「アジアン・スクラム・プロジェクト※1」の一環で実施した「World Rugby & Asia Rugby Performance Development Workshop(PDW)」がスポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)※2における功績を認められスポーツ庁長官感謝状を受章しました。

PDWはワールドラグビーとアジアラグビーが主催し、JRFUがホストユニオンとなり、流通経済大学の協力を得て毎年開催しているワークショップです。アジアラグビーに加盟(準加盟を含む)する32カ国のコーチ、レフリーらの資質向上を通じ、アジアにおけるラグビーの競技力向上を目的に実施し、昨年度は12カ国より総勢40名のコーチ、マッチオフィシャル、コンディショニングコーチのエデュケーターが参加しました。エデュケーターはそれぞれの分野の指導者を養成する役割であり、その指導を受ける裨益者は10万人を超えます。

参加者はそれぞれの知見を深めるとともに、交流を図り、自らのブラッシュアップに取り組みました。彼らはワークショップで学んだ内容を自国のみならず近隣のアジア諸国へ広める役割を担い、アジア全体におけるラグビーの普及に務めることが期待されます。

JRFUはラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたスポーツムーブメントをより大きなものとし、素晴らしいレガシーとなるようアジアン・スクラム・プロジェクトに取り組んでまいります。

■スポーツ庁長官感謝状授与式概要

  • 日  程: 2017年7月5日(火)
  • 場  所:新宿NSビルスカイカンファレンス
  • 表彰項目:SFT認定事業で最も多くの裨益者に貢献

■PDW概要

  • 実施期間:2017年2月26日~3月4日
  • 場  所:流通経済大学(茨城県龍ケ崎市)
  • 参 加 者:Asia Rugby加盟ユニオンより40名
  • 内  容:アジア諸国のコーチ、レフリーの資質向上によるアジアラグビーの競技力向上を目指したワークショップ。コーチングやスクラムセッション、クラブカルチャー、コーチングパスウェイなど多岐に亘るテーマを扱う。


※1 アジアンスクラムプロジェクトとは

ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催国としての理念「アジアのためのラグビーワールドカップ」の実現と、アジアラグビー発展のため、日本協会が2011年より取り組む活動。
http://www.jrfu-asianscrum.jp/

※2 スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)とは

SPORT FOR TOMORROWは、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を東京に招致する際、IOC総会において安倍晋三首相が発表したことをきっかけに始まった日本政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業です。2014年から2020年までの7年間で、開発途上国をはじめとする100カ国以上・1000万人以上を対象としたあらゆる世代の人々にスポーツの価値を広げていく取組みです。