(2024年4月11日)

QAを追記いたしました。


(2024年2月21日)

(通達)

この度、表題の日本協会規程の改正を行うと同時に、同規程に基づき「「大学生以上のチーム」を対象とする商業活動に関する運用ガイドライン」を策定し、その第一版(Ver.1) として発出させていただきます。


 

  • 1. 経緯・趣旨
    • (ア)近年、大学ラグビー部を中心に強化費や諸活動費が増加する中、現状の規程においては、大学等の登録チームに関し、一切の商業活動(広告掲出、出演等)を認めておらず、その緩和について、従来関係者より要望があり、当協会として各種実態調査や改正の議論を継続してきた。

    • (イ)今般、これらの調査や議論に基づき、関連規定を改正すると同時に、商業活動に関する運用ガイドラインを定めることとしたもの。

 

  • 2.改正内容概要
    • (ア)対象を「大学生以上のチーム」(定義については下記(注)参照)に限定し、一部の商業活動を認める。

(注)「チームの登録等に関する規程」第4条に定める「大学」、「社会人」、「学生クラブ」、「クラブ」又は「女子」の種別で日本協会に登録されているチーム(ただし、18歳以上の者で構成されるものに限る。)


(イ)今般の改正において、広告掲出が認められる着用物は、ウォームアップや記者会見等、試合中以外に着用する服装及び練習用具を対象とし、公式戦の試合中に着用するものは対象外とする。


(ウ)商業活動の対象、範囲、制限(個数・サイズ等)に関しては別途「商業活動に関する運用ガイドライン」(以下「ガイドライン」とする)で定めることとし、状況に応じガイドラインを改正することにより、環境変化や世の中の傾向に合わせ一定の柔軟性を持った運用を可能とする。


    • (エ)対象チームカテゴリー以外の登録チーム(高校生以下)については従来通り、商業活動は認められない。

 

  • 3.その他
    • (ア)ガイドラインに基づく運用は2024年4月1日からとする。
    • (イ)本改正及びガイドラインについて、下記の通り説明会を設ける予定。参加希望者は、下記URLのグーグルフォームにて、必要情報を入力の上申し込むこと。

① 開催日時:

  •       1.2月26日(月)19:00~
  •       2.2月28日(水)19:00~
  •       3.3月 6日 (水)18:00~ 
  •      (所要時間1時間程度:全て同様の内容の為、参加希望者は、いずれかの希望日時に参加のこと。)

② 開催形式:ZOOMによるオンライン開催

③ 参加申し込み:下記URLにリンクし、必要項目を記入の上送信のこと。申込者には、前日までにZOOMURLを送付

   <申し込みフォーム> https://forms.gle/xpepg8BAKeXEF1tF8

 

https://rugby-japan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/file/html/172184_65cde955d2fc8.pdf


    • (イ)商業広告への出演等に関する規程(改正後)

https://rugby-japan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/file/html/172183_65cde885d4576.pdf


    • (ウ)「大学生以上のチーム」を対象とする商業活動に関する運用ガイドライン

https://rugby-japan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/file/html/172190_65cf55d73f277.pdf

 

以上

■通達対象:加盟協会、競技運営関係者、加盟チーム

■文書作成:日本ラグビーフットボール協会 事業遂行責任者総務担当/マーケティング部門

■本件についてのお問い合わせ先:

公財)日本ラグビーフットボール協会

マーケティング部門(commercial_inquiry@rugby-japan.or.jp


Q&A 

※2024年3月30日現在 ※カッコ内は質問チームのカテゴリー


Q1 公式戦のウォーミングアップで着用するジャージや、ベンチコートなどにも掲載OKという認識で間違いないでしょうか?(大学チーム)

A1 その通りです。掲出の個数、面積等については、ガイドラインをご確認ください。

 

Q2 今回の変更の経緯、趣旨は?(クラブチーム)

A2 大学チームを中心に、現状調査、対応検討及び関係者との議論を経て最終的には日本協会理事会にて決定されております。

今回の変更はあくまでも、これまで認められなかった商業活動を一部開放することにより、いくらかでもチームの財源確保をサポートすることを意図しております。

また、現状、ご所属のリーグや大会主催者が認めている活動や広告掲出を今回禁止するものでは無く、引き続き可能となります。あいまいな部分に関しましては、今後適宜調整してまいります。

なお、あくまでも公式戦に関わる制限ですので、チームが自己の練習会場で練習する場合等に適用されるものではございません。

 

Q3 チームのHPに、スポンサード頂いている企業とその企業の商品の感想・紹介を発信することの可否。(大学チーム)

A3 問題ございません。

 

Q4 協賛企業のHPにて チームに商品を提供し、商品名を記載し、スポンサードおよび応援していることを発信することの可否。 例:”株式会社〇〇は〇〇大学ラグビー部を応援しています”のみではなく、具体的な商品名も記載“(大学チーム)   

A4 「商品名〇〇は、〇〇大学ラグビー部を応援しております」、ということであれば、問題ございません。

 

Q5 「企業のHP」にてスポンサードしていることを示すため対象チームのマーク”(シンボル・ロゴ)を掲載することの可否   (大学チーム)

A5 チームや大学側がそのマークの掲載を了承しているのであれば、問題ございません。

 

Q6 グラウンドや寮の工事をした施工事業者や、備品の納入業者が、企業のHPで事例として紹介することの可否(大学チーム)  

A6 大学側が了承しているのであれば、問題ございません。

 

Q7 大学からの依頼で、「大学HP」でスポンサード内容、商品・サービスについて情報発信することの可否 (大学チーム)

A7 大学側がその情報発信を了承しているのであれば、問題ございません。

 

Q8 大学のラグビーチームに企業がスポンサードし支援している取り組みを大学のラグビー部とは直接関係のない「他の媒体・他のHP」にて紹介することの可否  (大学チーム)

A8 大学側がその掲載を了承しているのであれば、問題ございません。

 

Q9 企業ロゴを含むメディアバックボード、ZOOM背景を用意して、取材に応じることの可否(大学チーム)

A9 問題ございません。ただし、公式戦の試合会場では出来ません。

 

Q10 企業のロゴが掲載されたチームのT-shirtやジャージを制作し、販売することの可否(大学チーム)

A10 販売する場所、もしくは大会側が販売を容認しているのであれば、制作も販売も問題ございません。

 

Q11 スポンサー広告での協賛先の判定はどれ位の相当期間を要するのでしょうか?

A11 各チームが契約される協賛企業様について、当協会が個別に判定するということは予定しておりません。

 

Q12 スポンサー名が入った公式戦ユニフォームは全カテゴリーで使用禁止という理解でよろしいでしょうか?

A12 ガイドラインに記載の通り、チームが参加されているリーグや大会主催者が、日本協会と協議の上別途ルールを決めている場合や、承認している場合はそちらのルールに従っていただく形になります。これまで承認されていたものを今回のガイドライン制定により、即時に禁止する趣旨のものではございません。

 

Q13 企業の商業広告出演に関して日本協会のオフィシャルスポンサーと競合する場合は出演不可とのことですが、スポーツメーカーについても競合扱いになりますでしょうか?

A13 上記条文につきましては、2月の変更時点では残っておりましたが、実態に合わないものとして、3月の理事会にて再度改正が審議され承認されております。よって、その様な制限はございません。

 

Q14 試合会場に支払う「広告掲出料」について、いくつか会場ごとの事例をご教示願うことは可能でしょうか?

実際にチームの衣類に企業の広告を掲出しても、会場の「広告掲出料」でどれくらい負担しなければならないかがわからないと、対応するのが困難であるからです。

A14 着用物に掲出されている広告に対し、「広告掲出料」を設定している会場はそれほど多くはありませんが、一例としては、広告を掲出しているチーム数に関わらず、現状一律一試合当たり150,000円程度が発生するケースがございます。