(通達)ルーリング2018-3「競技規則3.6-一時的交替-頭部外傷の評価(HIA)」(競技規則の確認)

競技規則につきまして、ワールドラグビーよりこのほど、下記の通りルーリングに関する通達が出されました。
日本協会でもこれを受け、ここに通知いたします。
関係者各位へ周知徹底いただけますようよろしく願い申し上げます。


ワールドラグビーのハイパフォーマンス15人制マッチオフィシャルマネージャーのアラン・ローランド氏はブレッド・ゴスパー氏経由にて、競技規則3.6 – 一時的交替 – 頭部外傷の評価(HIA)について、解釈の明確化を要請する:

先日行われたスーパーラグビーの試合での事象を受け、下記の状況における解釈の明確化を求める:
プレーヤーがHIAを受けるためにプレーから離れたが、そのチームは入替えのプレーヤーを全員使い果たしてしまっている場合、一時的交替は認められるのか?また、そのプレーヤーがHIAの結果プレーに復帰できないとなった場合、その一時的交替は正式な交替になりうるのか?

ラグビー委員会の指定メンバーによるルーリング:

競技規則3.26は、このような事象について以下のように明らかにしている:
成人のエリートレベルの試合では、ワールドラグビーが事前にHIAプロセスの使用を承認しており(競技に関する規定10.1.4 10.1.5に準ずる)、頭部外傷の評価を受けるプレーヤーは:

  • a. フィールドオブプレーから離れる; および、
  • b. 一時的交替を適用される(交替要員がすべて出場してしまっていても) 。プレーヤーが競技区域を出てから10分以内(実時間)にフィールドオブプレーに戻ることができない場合、その交替は正式なものとなる。

このことは、HIAのプロトコルと手続きに関する文書にある「手続きに関するよくある質問」の中の質問20でも言及されている。

  1. プレーヤーがHIAを受けるためにプレーから離れたが、そのチームは入替えのプレーヤーを全員使い果たしてしまっている場合、一時的交替は認められるのか?

認められる。入替えのプレーヤーを全員使い果たしてしまっている場合も、頭部外傷による一時的交替は認められる。そのプレーヤーが頭部に衝撃を受けたことにより正式な交替を必要とする場合は、医務室での分類に関係なく、それは、即時の、かつ、正式な退出またはフィールド外での検査を意味し、たとえ負傷したプレーヤーがフィールドを出てから10分間を過ぎても戻って来なくても、一時的交替で出たプレーヤーがフィールドに残ることが認められる。
誤解にないよう申し加えるならば、他の交替要員が残っていても、戦術的に入替わったプレーヤーがプレーに戻り、頭部外傷を受けたプレーヤーと交替することができるのである。

追加

競技規則2017年版でも、このことが明確に記されている(競技規則3.10 – 競技規則の改正・試験的HIAの条項(a))。これは、負傷したプレーヤーがプレーに戻ることができない場合に交替要員がピッチに残ることを認める既存の出血を伴う負傷に関する競技規則と一致している。

HIAのプロトコルと手続きに関する文書には旧版があり、わかりにくくなっているが、現在はどちらの文書もきちんと整合性がある。

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