U17日本代表メンバー | 国内直前合宿スケジュール | 国内直前合宿レポート ■2014年8月27日(水) 毎朝の日課であった花巻温泉神社への参拝も今日が最後。あっという間の8日間でした。本日、ついにU17日本代表の最終戦である中国戦を迎えます。 万全な準備により、自身に満ち溢れた表情で会場入りした選手たち。最後のW-upは、有終の美を飾るにふさわしい最も気持ちの入ったものとなりました。 そして迎えたキックオフ。開始3分でPGを決めると、次々とゲインラインを突破し、トライの山を築きました。特に、課題であった前に出るタックルからボンバー(カウンターラック)でボールを奪うこと、リロード、アタックシェイプについては、しっかりと改善がなされ、試合の中で散見されました。終わってみれば、91-5の大差での勝利。選手たちにとって、点差だけでなく、前述したとおり内容についても満足できたようです。しかし、「満足や妥協は成長・進歩を妨げる障壁となる」。現状に満足することなく、常に前へ歩を進め、未来へと向かってほしいと思います。今回の経験は、U17選手たちにとって「未来への糧」となることでしょう。 今回の合宿、大会では本当に多くの皆様に支えられてきました。応援にも駆けつけてくださった保護者の皆様、今回の事業を取り仕切ってくださった日本体育協会の皆様、岩手県高体連の皆様、そして直前合宿でお世話になったホテルの皆様、多くの皆様方のご協力やご理解、ご支援があったからこそ、今回の大会は大きな怪我もなく、無事に3戦全勝という当初の目的を達成することが出来たと思います。今合宿、大会に携わったすべての皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 ONE FOR ALL、ALL FOR ONE(一人は皆のために、皆は一人のために) 花巻温泉神社へお参り 最終戦へ向け気合の入ったW-upの様子 いよいよキックオフ。お互いにプレゼントを交換します U17日本代表の最終戦へ向け、円陣を組む選手たち ●試合の様子 試合後、岩手県高体連の先生方、子どもたちがグラウンド整備をしてくださいました 試合後、U17日本代表選手団で記念撮影 はじける笑顔のFW選手たち BKも目標達成に満足の笑顔 PR,HO 前列左から笹川選手、新井選手、有賀選手。後列左から藤井選手、鎌田選手 LO 左から堀部選手、石松選手、横井選手、本山選手 FL,NO.8 左から佐藤選手、服部選手、三浦選手 SH,SO 左から末選手、霜鳥選手、原田選手、本郷選手 CTB 左 桑山選手、右 溝尻選手 WTB 左から猿田選手、江金選手、山崎選手、薬師寺選手 3連勝のポーズでU17日本代表スタッフ ■2014年8月26日(火) 肌寒さを感じる早朝、コンディショニングチェックから一日が始まりました。本日、「第22回 日・韓・中ジュニア交流競技会」第2戦、地元岩手選抜チームとの試合です。 韓国戦の課題からキーワードを[1]アタックシェイプ [2]ブレイクダウン2+1(釘と金槌)[3]ボンバー(カウンターラック)の3つに絞り、岩手県選抜との試合に臨みました。開始1分でトライを奪うと、取り組んできた成果を遺憾なく発揮し、最終的に78-7のスコアで勝利しました。特に前半戦においては、キーワードであった3つをしっかりと意識し、再三素晴らしいプレーを見せてくれました。しかし、「今日の満足より明日へのモチベーション」。今日の課題をしっかりと改善し、明日の中国戦でしっかりと勝ち切り、有終の美を飾りたいと思います。 試合後、岩手県選手団、そして直前合宿から献身的にサポートをしていただいている黒沢尻工業高校ラグビー部の皆さんと集合写真を撮りました。はじける笑顔でチーム関係なく肩を抱き合う姿に“ノーサイドの精神”を改めて実感しました。 ジャージ授与式で団長より 大石トレーナーによる試合の準備 両チームによるプレゼント交換 試合前の円陣 ●試合の様子 岩手県選抜戦キックオフ ノーサイド 試合後、岩手県選抜の皆様と お世話になった黒沢尻工業高校の皆様と 明日の試合に向けてアイスバスでリカバリー 黒沢尻工業高校の皆様、ありがとうございます 平日にもかかわらず多くの方々が両チームの応援に駆け付けてくださいました ■2014年8月25日(月) 前日の韓国戦の疲れが残る中、早朝から入念なストレッチを行い、練習会場へ向かいました。 韓国戦の課題を改善すべく、約1時間30分の修正練習を行い、最後はチームリーダーを中心に課題改善練習。修正練習では、黒沢尻工業高校の皆さんに相手になっていただき、大変有意義な練習を行うことができました。黒沢尻工業高校の皆さん、本当にありがとうございました。午後は、各自ゆっくりと身体を休める時間として充てられました。選手たちも十分にリラックスできたようです。 明日26日は中国代表を41-0で下した岩手代表と対戦。日本の代表として“絶対に負けられない”相手です。前日の課題を改善し、取り組んできた成果を十分に発揮したいと思います。 早朝ストレッチ 修正練習へ向けてW-UPの様子 薬師寺コーチがポイントについて指示 修正練習の様子 修正練習“100%のブレイクダウン” 黒沢尻工業高校の皆さんとアタック・ディフェンス チームランの様子 チームランの様子 チームミーティングで高橋(*)監督より明日“すべき事”の確認(*高は正しくは「はしご高」) 薬師寺コーチより日本代表としての“マインドセット” ■2014年8月24日(日) 早朝5時15分からコンディショニング。その後、敷地内にある神社にて必勝祈願のお参り。本日より日・韓・中ジュニア交流競技会が開催されます。そして初戦は韓国戦。 ほどよい緊張感を保ったまま会場へ移動し、ジャージ授与式を行いました。黒澤団長から「JAPAN‐PRIDE」についてお話をいただき、高橋監督からジャージ授与。真剣な眼差しでジャージを受け取る選手たちの姿に勝利を確信しました。 開始式が行われ、その後ウォーミングアップを行い、ロッカーバック。高橋監督から「すべき事」の確認と闘魂注入。そして国歌斉唱。選手たちの表情がみるみる変わり、戦う男の顔になりました。 10:00キックオフ。開始1分で敵陣10m右ラックから左に展開し、13番桑山がトライ。ゴールも決まり7-0としました。このまま良い流れを保てればと思った矢先に、強靭なフィジカルを持つ韓国選手の突破をゆるし、自陣深くまで攻め込まれ、ラインアウトのミスからトライを奪われました。その後1トライ、1PGを奪い、15-5で前半終了。 ハーフタイムで後半の戦術・戦略の確認がなされ、残り30分の戦いが始まりました。後半開始4分、自陣ゴール前のPGから簡単にトライを奪われ、暗雲が立ち込めました。しかし、さすがは日本代表として選ばれた選手たち。9分にモールでトライを奪うと12分、22分とトライを奪い、相手をシャットアウト。34-12で見事に韓国戦を勝利しました。 試合後、選手たちがただ勝利を喜ぶだけではなく、課題についてコミュニケーションをとる姿を見て、頼もしさを感じるとともに、次戦が楽しみになりました。「今日の満足より明日へのモチベーション!」岩手県選抜戦、中国戦も取り組んできた全てを出し切り、良い形で勝利し、未来へつながる大会にしたいと思います。 明日の午後は黒沢尻工業高校ラグビー部の皆様と合同練習です。 花巻温泉敷地内の神社に参拝 ベンチに協会旗 ロッカーには日本国旗 開始式の様子 開始式の様子 開始式におけるU17日本代表選手団 開始式の様子 W-UPショットガン W-UPスクラムルーティーン W-UPニーアップ いよいよキックオフ。韓国戦が始まります! ●試合の様子 撮影 菊池恵一・盛岡第三高等学校