■2014年6月13日(金)

昨日12日、IRBパシフィック・ネーションズカップ第2戦となるアメリカ代表戦が行われるアメリカ・ロサンゼルスに、カナダ・バンクーバーから移動してきました。
昨日はプールなどでのリカバリーを行い、本日13日は試合前日練習を行いました。
試合前日練習の前にはチームミーティング。エディー・ジョーンズヘッドコーチからヨーロッパでの初勝利やウェールズ代表戦の勝利など、数々の歴史を作ってきたこのチームで、再び日本代表連続勝利記録の9連勝を勝ち取ろうという話がありました。

ジャージープレゼンテーションは、負傷で出遅れていましたが今季初出場となる福岡選手が前に出て受け取りました。

練習会場は、試合会場と同じスタブハブセンター。選手たちも素晴らしいスタジアムにわくわくしているようでした。

まずは室内でアクティベーションなどが行われました。BKはキャッチパスのスキルトレーニングなどを行いました。

FWはキックオフキャッチなどの練習を入念に行いました。

その後は全体でシェイプなどの確認を行いました。

最後はポジション別に分かれての練習でしたが、FW陣はスクラム。
先週のカナダ代表戦の後半のような強いスクラムを再現したいところです。

ノンメンバーのFWはボーズウィックFWコーチとラインアウトの練習。
ジャンプしては携帯で撮った映像を確認して、次につなげます。

グラウンドは少し固めということで、スピードがある日本代表にとっては有利になるでしょうか。

素晴らしいスタジアムに興奮気味のヤマハ発動機コンビのマレ・サウ選手と五郎丸選手。明日はこのスタジアムを沸かせてほしいですね。

アメリカ代表戦はロサンゼルス・スタブハブセンターで14日19時30分(日本時間15日11時30分)キックオフです。
サッカーのワールドカップ・日本代表戦も同時刻での試合ですが、ぜひ応援をよろしくお願いします!

■2014年6月11日(水)

カナダでの練習も最終日を迎えた11日。午前練習はSt. George's Schoolで、午後はCapilano Rugby Clubで練習を行いました。
別メニューで調整しているのはマレ・サウ選手。足の裏を使ってタオルをたぐり寄せています。

午後はグローブをつけてボクサーのようなメニューを行っていました。

練習には追加招集となった村田選手が合流。
到着した10日はまだ時差ボケが残っていそうでしたが、この日はシャープな動きを見せていました。

FWは室内でのウェイトトレーニング。
またも日和佐選手はFWに混ざってのトレーニングとなりました。35kgのウェイトを背中に乗せての腕立て伏せです。

FW陣は屋外でもフィットネスメニュー。
ローイングや腕立て伏せ、アクアバッグを使った動きなどを繰り返し行いました。

フッカーの2人、堀江翔太選手と木津選手はバランスボールの上、不安定な状態からのスローの練習です。

午前練習後、練習場を散歩していたわんちゃんと記念撮影。
みんな癒されたようです。

午後の練習は実戦的な練習を約1時間行いました。また、14日のアメリカ代表戦のメンバーも発表になりました!

1 三上 正貴
2 堀江 翔太
3 畠山 健介
4 伊藤 鐘史
5 トンプソン ルーク
6 ジャスティン・アイブス
7 リーチ マイケル(C)
8 ホラニ 龍コリニアシ
9 田中 史朗
10 立川 理道
11 福岡 堅樹
12 田村 優
13 マレ・サウ
14 山田 章仁
15 五郎丸 歩
16 平島 久照
17 木津 武士
18 山下 裕史
19 真壁 伸弥
20 大野 均
21 ヘンドリック・ツイ
22 日和佐 篤
23 廣瀬 俊朗

前回のカナダ代表戦は途中出場だった伊藤選手、そして今季初スタメンとなる福岡選手にも注目ですね。

カナダでの練習も本日11日が最後。21時を過ぎても明るいバンクーバーでは良い準備ができました。

そして、5月31日にカナダに到着してからずっとリエゾンをしてくださったSiedoさん(写真左)とTimさん(右)には、リーチキャプテンからサイン入りジャージーが手渡されました。
Siedoさんは「さよならは言いたくないので、またね」とスピーチして下さいました。

明日12日、IRBパシフィック・ネーションズカップ第2戦対アメリカ代表が行われるアメリカ・ロサンゼルスに向けて出発します。
アメリカ代表戦はサッカーワールドカップ、日本代表の初戦と同時刻の試合となりますが、どうぞ応援よろしくお願いします!

■2014年6月10日(火)

本日10日の練習は9日に続きSt. George Schoolで行いました。
5月31日にカナダに到着後はずっと天気には恵まれていましたが、本日の朝はカナダ到着後初めての雨。ただ、午前練習が始まる10時頃になると雨は止みました。
午前練習前はチームミーティングでキックオフやディフェンスのことについてボーズウィックFWコーチやリー・ジョーンズDFコーチからレクチャーされました。
ジョーンズDFコーチは選手たちと一緒に実戦して見せ、理解度を高めます。

午前練習は約1時間の練習のうち、ほとんどの時間を実戦練習に費やしました。
この日破れてしまった赤いビブスは計4枚。激しさを物語ります。

全体練習後はそれぞれのポジションでのスキルトレーニングを10分ほど行いました。
FW陣はキャッチング。いろいろなボールでのキャッチングを行いました。

ミドル5はリー・ジョーンズDFコーチの下、2人でのタックルのスキルを磨きました。

堀江選手は練習後にサッカーボールでリフティング。
元サッカー部ということで、華麗な足技を披露していました。

午後の練習は午前中の雨や曇りが嘘のように太陽がのぞき始めました。
FWはウェイトトレーニングの後にスクラム練習を40分間行いました。
まずはスクラムマシーンを相手にポジションを確認したり、スクラムハーフがボールを入れるタイミングを確認したりします。

その後は2組にわかれてスクラムを組み、前後に揺らしたりするエクササイズを行いました。

BKで唯一FWに混ざって練習していたのはスクラムハーフの日和佐選手。
FW陣が細かいスクラムの調整を行っているときには沢木コーチングコーディネーターとキャッチパスなどのドリルを行っていました。

明日11日も激しい練習は続きそうです!
12日にアメリカ・ロサンゼルスに移動予定です。

■2014年6月9日(月)

7日のカナダ代表戦に勝利し、翌8日はカナダ・バーナビーからバンクーバーの市内に移動してきました。
9日の練習は早朝からウェイトトレーニング、そしてFW陣はラインアウトのウォークスルーなどを行いました。
ホテルの敷地内でのラインアウトウォークスルー。

こんな都会の真ん中でやっています。

ウェイトトレーニングは朝5時台にも関わらず激しいです!

午前中の練習はSt.George High Schoolのラグビー場をお借りして練習しました。
中学・高校がある敷地はとても広く、手入れも行き届いた素晴らしいグラウンドでした。
この学校は中学生が350人、高校生が750人、計1,100人程度の生徒数ですがカナダでは通常2,000人くらいなので、少人数をうたっている学校なのだそうです。

学校内のジムの環境も素晴らしいものでした。

ジムでウェイトトレーニングを行ったFW陣はグラウンドに出てフィットネス!
16人で一斉にローイング!壮観ですね!

その後はインターバル走などを行いました。

一方のBKはパスやキッキングなどのスキルトレーニングを行いました。

FWの選手たちからはBK陣に対してうらやましそうな声も聞こえてきましたがFWとBKでは必要なスキルやフィットネスが異なるので練習もずいぶん異なりますね。
その後は全員でアタック、ディフェンスの確認などが行われました。

カナダ代表戦では後半スクラムを圧倒した日本代表ですが、ダルマゾスクラムコーチはいつでもどこでも誰とでもスクラム練習を始めてしまうスクラムの鬼です。
この日はスタッフを捕まえてスクラムのエクササイズを考案中?!

午後はリカバリーに務めて、明日10日も早朝練習からの3部練習を行います!

■2014年6月6日(金)

7日のパシフィック・ネーションズカップ第1戦対カナダ代表に向け、試合前日練習を行う前のチームミーティング。
カナダ代表戦で行うべきことを再確認しました。

会場は緑豊かなスワンガードスタジアム。
すでにチケットはほぼ完売だそうで、明日は完全アウェーの中での試合になるかもしれません。

キックオフの練習などを入念に行いました。

練習自体は40分程度の集中した短いものでした。
練習後に談笑するエディー・ジョーンズヘッドコーチとリーチキャプテン。

「今までの春シーズンの試合の中でもっとも難しい試合になる」と言っていたジョーンズヘッドコーチ。
カナダ代表戦は7日18時、日本時間8日10時キックオフです。
みなさんの応援をよろしくお願いします!

■2014年6月5日(木)

5日は試合2日前ということもあり、軽めの練習となりました。
BKは筋肉を起こしたり可動域を高めたりするアクティベーションを行いました。

FWはウェイトトレーニングを行いました。
これは「YTA」という文字になっているのがわかるでしょうか?
畠山選手はY、ツイ選手はT、堀江恭佑選手はA。
腕を斜め上にあげたり、水平にしたり、上から下に引っ張っているのがわかるでしょうか?

上から見てもきれいなYTAになっていますね!

BKはアクティベーションの後はパスゲーム。
2グループにわかれて、どちらが早いパスで往復できるかを競いました。

そしてこれは少し難易度があがっているのがわかりでしょうか?

バランスボールの上に膝をついてのパスです。

FWはグラウンドでラインアウトの練習を30分ほど行いました。

また、この長い合宿・遠征での選手たちの様子を見ていただける動画をアップいたしました。
リーチ マイケルキャプテンが、田中史朗選手のお部屋を突撃訪問するものです。どうぞご覧ください!

明日6日は試合が行われるスワンガードスタジアムでの試合前日練習となります!
強敵カナダ代表との試合、ぜひ応援をお願いします。

■2014年6月4日(水)

午前中の練習はBK、FWと分かれてウェイトトレーニングを行いました。
廣瀬選手がやっているは両サイドに10kgずつのウェイトをつけ、腿上げです。

FW陣はウェイトトレーニングの後にラインアウトの練習を行いました。
ジャンパーと持ち上げるリフター、そしてスローワーがそれぞれ入れ替わり立ち替わりで次々と行います。
上では2秒のホールド。

距離が近い5mから最終的には17mのところまで下がって行いました。

そして最近は恒例になっているリー・ジョーンズDFコーチによるセッション。
相手を簡単にローテーションさせてどかせるスキルを磨いています。コツさえ掴めば、力を入れなくても相手をくるりと転がせられるのです。

午後練習のチームミーティング。一体何をやっているのかというと、リーチキャプテンが若手を中心にくじ引きをさせています。
これは、リーチキャプテンの発案で、コミュニケーションをより深めるためにも7組にわかれて夕食に行くことになったためです。

午後の練習には追加招集となった林選手も加わりました。
朝到着したばかりなので、時差ボケがあるようで、練習にも部分的な参加となりました。

午後の練習はDFのスキルトレーニングの後、実戦的な練習を行いました。
福岡選手も本格的にチーム練習に合流となり、早速快足を見せつけていました。

リカバリーはアイスバスを行いましたが、その後通路に散った氷を掃除しているのはホラニ選手。
いつも率先して掃除などを行ってくれている選手です。

そしてお楽しみのディナー。こちらは藤田選手がリーダーとなったグループ。
見事?にエディー・ジョーンズヘッドコーチを引き当て、炭酸水で密度の濃いディナータイムを過ごしたようです。

明日は少し練習量も減り、週末7日のカナダ代表戦に向けてコンディションを整えて行きます!

■2014年6月3日(火)

本日3日の午前中の練習はCapilano Rugby Clubという、初日に行ったキャピラノ吊り橋の近くのラグビー場で練習を行いました。
到着してからずっと青空が広がり天気には恵まれていましたが、この日は初めて曇り空。
太陽が出ないと一気に10℃台前半となるので、かなり肌寒い中での練習となりました。

全体練習は実戦的な練習をメインに行いました。
廣瀬選手もようやく復帰!頼もしい限りです。

堀江選手も合流前の最後のスーパーラグビーの試合で顔に打撲を受けていますが、練習には影響なし。
力強いプレーを見せてくれています。

リー・ジョーンズDFコーチによるジャッカルを狙われているときの低いタックルの練習。
バックスリーとバックローの選手たちがアクアボールやアクアバッグ相手に行いました。
山田選手のタックルはしっかりとアクアボールの中段に肩が入っています。

午前練習後は、カナダ代表チームと一緒に報道陣に向けての対応をエディー・ジョーンズヘッドコーチとリーチマイケルキャプテンが行いました。

午後はBKはリカバリーに時間を充てましたが、FWは約50分のスクラム練習。
選手が足りなかったので、急遽スティーブ・ボーズウィックFWコーチがフランカーに入って練習を行いました。
今週7日のカナダ代表戦に勝利したら、FW全員にマルク・ダルマゾスクラムコーチがコーヒーをご馳走するという約束をして、FW陣も勢いづいていました。

練習後、練習会場でカナディアン・グースを発見して近づいているのは堀江恭佑選手。
捕まえてみたかったのかもしれませんが、この後カナディアン・グースは飛び立って行きました。

そして今日は選手3人の誕生日をお祝いしました。
先日試合前日でお祝いできなかったジャスティン・アイブス選手、本日3日が誕生日の中村亮土選手、そして日本時間ではすでに誕生日を迎えている三上正貴選手。
大きなケーキでお祝いしました!

明日4日も引き続きタフな練習を行います!

■2014年6月2日(月)

カナダに到着して3日目。いつもの3部練習が始まりました。
まずは早朝のウェイトトレーニングからスタートです。

午前中の練習はFWとBKにわかれて、それぞれ1時間のウェイトトレーニングを行いました。
この日お借りした施設はFortiusという素晴らしい施設。
一般にも解放されていながら、各競技の代表級の選手たちも使用する施設なのだそうです。

ウェイトトレーニング後はFWはラインアウトの練習をボーズウィックFWコーチの指導の下、屋外の人工芝グラウンドで行いました。

BKは状況に応じたアタックの練習を行いました。

隣のグラウンドでは今年カナダで行われるU20女子ワールドカップに出場するカナダ代表チームが練習を行っていました。

午後の練習前にはチームミーティング。
2日に発表になったIRBランキングでは日本は1つ順位をあげて2011年以来の12位となりました。

午後の練習はLake Rugby Clubという湖のほとりにあるグラウンドでの練習。
広い広いグラウンドです。

午後8時をまわっても明るく、時間の感覚が狂いそうですが練習をするには日が長くていい環境ですね。

リー・ジョーンズDFコーチによるジャッカルをしてくる相手をはがす練習です。
ジャックルをしてくる相手によってスペースが違うので、そのスペースによって異なるはがし方を学んでいます。

■2014年6月1日(日)

昨日5月31日にカナダに到着し、今日6月1日は早速グラウンドでの練習を行いました。

最初はダルマゾスクラムコーチによるプランクセッションを全員で。

その後はいくつかに分かれて、身体の可動域を高めたり筋肉を起こしたりするアクティベーションを行いました。

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カナダでは初めてのグラウンドでの練習となりましたが、移動日翌日ということもあって、まだ軽めのメニュー。
新しい攻撃のシェイプなどの習得に努めました。合流したばかりの田中選手もフルメニューを行いました。

また、本日朝に再合流した堀江翔太選手とマレ・サウ選手は別メニューでの調整となりましたが、新しいシェイプについては他の別メニューの選手たちと見学して、学んでいました。

グラウンドはバンクーバーのスタンレー・パーク内にあるラグビークラブで行い、クラブハウスからは多くのギャラリーが見学していました。

約45分間の全体練習の後は、それぞれのポジションでのピックアップ練習。
バックローはハイボールのキャッチングの練習をテニスボールで行いました。

練習後のリカバリーはグラウンドからすぐの海で。
バンクーバーの気温は20℃前後ととても過ごしやすいですが、さすがに水温は冷たいようで選手たちも足のみ浸かっていました。

堀江恭佑選手が加えているのはパイプ!・・・ではなく、謎の海産物です。

午後は時差調整を兼ねて、バンクーバーのダウンタウンで1時間半ほど
フリータイムを過ごし、夕方にはチームミーティングを行いました。
チームミーティングにはスティーブ・ボーズウィックFWコーチが合流。
自身の引退試合となったプレミアシップの決勝を5月31日に行った直後に
チームを離れ、日本代表にこの日合流となりました。

明日からは早朝練習を入れた3部練習の再開となります!

■2014年5月31日(土)

5月30日に行われた「リポビタンDチャレンジカップ2014」のサモア代表戦では勝利を収めた日本代表。
翌31日には「IRBパシフィック・ネーションズカップ」が開幕となるカナダ・バーナビーへ向けての移動となりました。
時差が-16時間もあるため、31日の夕方に日本を離れましたが、到着しても31日のお昼。長い1日となりました。
到着直後のチームミーティングには、スーパーラグビーが中断期間に入り、今季初めての合流となる田中史朗選手が挨拶しました。
頼もしい選手の合流です。

そして長いフライトのリカバリーをプールで行いました。

このプール、選手たちは「深い、深い!」と言っていたと思ったらなんと深さは3.3m。
大きな選手たちでもさすがに深かったようです。

その後は時差の調整を兼ねて、キャピラノ吊り橋へ行きました。
各地から観光客が訪れている観光スポットです。
トーテムポールなどの文化の説明なども行われていました。

そしてメインはこの吊り橋。
全長137m、川からの高さは約70mだそうです。かなり長い吊り橋なのでとても揺れます。

その奥に行くと、橋で木々の間を渡れるようになっていました。
マイナスイオンもたくさん浴びて、すっかりリフレッシュできたようです。

夕食はバンクーバーの真ん中にある巨大な公園、スタンレー・パークの中にあるレストラン。
夕食後に大きな鴨を発見した堀江選手と三上選手は捕まえようとしているのか?鴨の真似をしているのか?
近寄っていました。

明日6月1日には、さらに堀江翔太選手、マレ・サウ選手が再合流予定。
週末7日のカナダ代表戦に向けて、練習も再開します!