■2014年5月29日(木)

試合前日練習前のチームミーティングでは、ジャージープレゼンテーションが行われ、明日のサモア代表戦で82キャップの日本代表最多キャップ数更新となる大野選手がエディー・ジョーンズヘッドコーチよりジャージーを渡されました。
「4週連続でありがとうございます」と大野選手。毎週、キャップ数2位になったりと、最近は常にジャージープレゼンテーションを受けていたためです。
明日の試合では選手入場時に、先頭を切って入場します。

試合前日練習はグラウンドに出る前に室内でアクティベーションを行いました。
前の人が指す方向にアクアボールを動かしています。

その後はグラウンドでの練習。
大野選手の一挙手一投足には報道陣のみなさんからも注目が集まっていました。

そして13番で先発する松島選手。南アフリカでプレーしていた際に経験はあるのだそうです。

明日の試合の前、18:15頃から菊谷崇選手と福岡堅樹選手によるSAKURA基金(*)の募金活動を行います。
ぜひみなさん、リポビタンDチャレンジカップ2014のサモア代表戦にお越しいただき、募金活動にもご協力ください!

*「SAKURA基金」とは、2012年シーズンに日本代表選手たちが自ら発案した社会貢献活動です。募金活動にご賛同下さいましたラグビーファミリーの皆様からのご寄付に選手たち自身の寄付を合わせ、東日本大震災や福島第一原発事故で被災した子どもたちへの支援活動を行います。

「SAKURA基金」に寄せられたお金は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会が東日本大震災により被災されたラグビーファミリーへの支援を目的として設立した「JRFUラグビーファミリー支援会」を通じて管理いたします。

■2014年5月28日(水)

本日28日は午前練習の前にチームミーティングを行い、26日から新しくチームに加わったリー・ジョーンズDFコーチによるディフェンスについてのレクチャーがありました。

午前中の練習はクボタグラウンドで行われ、実戦的なゲーム形式の練習を主に行いました。
今日の練習から、廣瀬選手も部分合流となりました。

その後はクボタスピアーズさんとのアタック&ディフェンスの合同練習を行いました。
リーチキャプテンから一緒にやっていただく感謝の挨拶を行います。

また、午後の練習前には30日のサモア代表戦のメンバーが発表になりました。

1 三上正貴
2 木津武士
3 畠山健介
4 大野均
5 真壁伸弥
6 ヘンドリック・ツイ
7 リーチマイケル◎
8 ホラニ龍コリニアシ
9 日和佐篤
10 立川理道
11 山田章仁
12 田村優
13 松島幸太朗
14 藤田慶和
15 五郎丸歩
16 平島久照
17 湯原祐希
18 山下裕史
19 伊藤鐘史
20 トンプソン ルーク
21 ジャスティン・アイブス
22 内田啓介
23 中村亮土

松島選手は13番でのスタメン。エディー・ジョーンズヘッドコーチは「選手層を厚くするためにも、スピードとパワーがある松島が13番としても成長できる可能性がある」と13番に指名したとのこと。
松島選手本人も13番もやった経験があるとのことで、「楽しみたい」と語っていました。

また、注目のもう1人は、日本最多キャップホルダーとなる大野選手。
サモア代表戦で82キャップ目を獲得します。

午後の練習は秩父宮ラグビー場で行われ、五郎丸選手はキックの練習を行いました。

そしてBK陣はリー・ジョーンズDFコーチのもと、ディフェンスのウォークスルー、ベースとなるスキルを練習しました。

FW陣はウェイトトレーニングの後、ラインアウトの練習。
ラインアウトの練習が終わった後も、木津選手と湯原選手がスローイングの練習を行っていました。

リポビタンDチャレンジカップ2014第1戦となるサモア代表戦は5月30日(金)の19時キックオフ。ぜひ秩父宮にお越し下さい!

■2014年5月27日(火)

ラグビーワールドカップ2015のアジア最終予選を兼ねたアジア五カ国対抗で香港代表相手に勝利を収め、無事にラグビーワールドカップへの出場権を獲得した日本代表。
昨日26日は少し休息に充て、本日27日より再始動となりました。

早朝練習は高阪(*)スポットコーチによるメニューやウェイトトレーニングなど選手個々に合わせたメニューを行いました。
高阪スポットコーチのトレーニングでは、どちらかというと身体をほぐすような身体の使い方がメインとなりました。

(*)高は正しくは「はしご高」

午後の練習の前には、FWとBKわかれて、それぞれユニットミーティングを行ってから、午後の練習を行いました。
FWはスクラム練習があるため、ダルマゾコーチによるスクラムについてのミーティングでした。

FWのウェイトトレーニングですが、BKの日和佐選手が混ざっています。
スクラムやラインアウトの練習ではスクラムハーフが必要となるのでスクラムハーフの日和佐選手や内田選手はFW陣と行動を共にすることも多いのです。

FWはスクラム練習。まずは自分たちでしっかりとバインドして、感触を確かめます。

その後、今日はクボタスピアーズさんとのスクラムセッションを行いました。

練習の最後にはそれぞれのチームが円陣を組み、簡単なレビューなどを行いました。

BKはウェイトトレーニングの前にウォーミングアップを兼ねたゲーム。
真ん中のエディー・ジョーンズヘッドコーチを囲むように選手たちが円になり、ジョーンズヘッドコーチがいろいろなところにボールを落とすのをキャッチするゲームです。

この写真の共通点は?
京都産業大学で1番、2番、3番を組んでいた同期なのだそうです(中央はクボタスピアーズ後藤満久選手)。
さすがにこの日は一緒に並んで組めませんでしたがなかなか揃うことのない一列目ですね。

明日28日はすでにリポビタンDチャレンジカップ第1戦となるサモア代表戦の2日前となります。
香港代表戦が終わってから練習できる時間は短いですがサモア代表戦に向けてベストな準備をしていきます!

■2014年5月24日(土)

本日24日の朝のチームミーティングでは、試合前日恒例のジャージープレゼンテーションが行われました。
香港代表戦で日本代表最多キャップ数タイとなる大野選手はエディー・ジョーンズヘッドコーチからジャージーを受け取り、スピーチ。
「またスピーチをさせてもらっています」と選手たちの笑いをとっていました。
大野選手は最近はずっと記念すべきキャップ数をと越えてきて、その度にスピーチをしてきたので、すでに今季は3度目となるスピーチです。

試合前日練習は試合会場の国立競技場で行われました。
最後の国立での練習ということもあり、報道陣も多く見られました。

練習ではユニットにわかれ、FWはラインアウトやスクラムの確認などを行いました。

その後はBKが合流して、全体で実戦的な練習を数回行いました。
最近の試合前日練習は約40分程度で終わり、強度よりも正確性を求められています。
試合本番へのいいイメージを作ることが大事です。

とうとう国立競技場でのスポーツイベントも、この日本代表vs香港代表が最後の試合ということもあり、多くの選手たちが自分の携帯などで写真を撮っていました。
バイスキャプテンの五郎丸選手も携帯を片手に誰もいなくなったスタジアムを撮影していました。
五郎丸選手は社会人になってからは国立競技場に縁がないものの、早稲田大学時代は3回の大学選手権優勝を国立競技場で手にしています。

明日はラグビーワールドカップ2015の出場権を懸けての香港代表戦。
勝利を手にした方が切符を勝ち取る大事な一戦です。
ぜひ、最後の国立競技場へ足を運んで応援をお願いします!

■2014年5月23日(金)

本日23日はFWとBKにわかれたユニット練習。
BKはビーチに行って、シェイプの確認などのウォークスルーを行いました。
いつもと違う環境でリフレッシュもできたようです。

その後はリカバリーを兼ねて海へ入りましたが、中でもハイパントキャッチなどを行いました。

最後は恒例の?記念撮影。
遠征が終わるごとに戻って来た玄海の海、福岡県・宗像市での合宿も本日23日が最終日です。

FWはウェイトトレーニングを行ったあと、ラインアウトについて確認を行いました。

約4週間にわたってお世話になった福岡を後にし、25日にアジア五カ国対抗最終戦となる香港代表戦が行われる東京へ移動。
メンバー発表記者会見を行いました。


(c)JRFU 2014, photo by RJP Kenji Demura

記者会見後には日本代表最多キャップタイとなる大野選手が取材に応じました。
記者会見にはウェブ・エリストロフィーも置かれていて、記者会見に出席したリーチキャプテンはしげしげと見つめていました。

明日24日は東京・国立競技場で試合前日練習を行います!

■2014年5月22日(木)

22日の午前練習はFWとBKに分かれて約1時間のウェイトトレーニングを行いました。
ウェイトトレーニングのメニューもフロントローやバックローなど、それぞれのポジションに合ったトレーニングメニューが課されています。

ペアになっているのは中村選手と流選手。帝京大学では去年、中村選手がキャプテン、今年は流選手がキャプテンを務めていますね。

ウェイトトレーニングの後はFWはラインアウトの練習、BKはスキルトレーニングを行いました。
スクラムハーフの内田選手と日和佐選手はブレイクダウンを想定してタイヤの中にボールを落とし、そこからパスの練習です。

練習後は緊張感のあった練習中から一転、和やかな雰囲気です。
エディー・ジョーンズヘッドコーチも入って、選手たちの学生時代の話に花を咲かせていました。

午後の練習の中で行うことをチームミーティングで予習。

実戦形式の練習では、片方のチームがうつぶせになり、状況に応じたディフェンス練習などを行いました。

ブレイクダウンの練習では、ボールをしっかり持つことが求められるので、持ちにくいサッカーボールでの練習となりました。
サッカーボールはラグビーボールと違って丸く、つるつるしているので滑りやすく、しっかり握っていないとノックオンなどを簡単にしてしまいます。
しっかりグリップすることをいつも心がけるようにする効果的な練習です。

本日22日は日和佐選手の27歳の誕生日でもありました。
夕食ではサプライズのケーキが。
「今年で3年連続ジャパンで祝ってもらっています」と日和佐選手。
25日に迫る香港代表戦での勝利も誓っていました。

5月25日、ラグビーワールドカップ2015アジア最終予選を兼ねる、アジア五カ国対抗の最終戦となる香港代表戦は、国立競技場で17時キックオフです!ぜひ最後の国立へお越し下さい。

■2014年5月21日(水)

本日21日も早朝練習からスタートです。
フロントロー陣は、スクラムに特化したストレングスを行いました。
頭からウェイトを吊るし、片足をあげた状態で腕立て伏せをしている三上選手。

また、測定も行いました。かかとを浮かさないで、どのくらいの距離から壁に膝を当てられるか、足首の柔軟性の測定です。
一番柔らかい選手は壁からつま先までの距離が15cmほどだったそうです。
両足をそれぞれ測定。
スクラムには必要な柔軟性なのだそうです。

昨日のレポートでは正面からどれだけ似ているかという写真を掲載しましたが、本日は練習中の田村選手とマレ選手。

練習中もやはり似ているでしょうか?

昨日は土砂降りの雨の中での練習でしたが、本日は雲が多いながらも青空が見えていました。

そして先日の韓国代表戦では4トライを奪った山田選手。
今日の練習でも鋭い動きを見せていました。

午前練習後のストレッチ。なぜかキックティーを頭の上に乗せながらストレッチしていたマレ・サウ選手。

午後はFWとBKに分かれてウェイトトレーニングを室内で1時間ほど行った後、FWはスクラムの練習を50分ほど行いました。

BKは若い選手を中心にウェイトトレーニングの後に居残り練習を行いました。
スキルトレーニングのキャッチ・パスの練習、相手の状況を見て正しいパスとランニングが求められるコミュニケーションが必須の練習メニューです。
中村選手が使ったのはテニスボール。
ラグビーボールと比べて格段に小さいので、より正確性が求められます。

別メニュー調整中の廣瀬選手と福岡選手は、スピードトレーニングで使っているアクアバッグを頭上にホールドしての腿上げ。
アクアバッグは水がランダムに揺れるため、非常にバランスを取るのが難しいです。


明日22日も引き続き福岡で練習を行い、23日に東京へ移動します。
25日は国立競技場で最後のスポーツの公式試合となる、アジア五カ国対抗最終戦 香港代表戦!
ぜひ国立競技場に応援に来てください。​

■2014年5月20日(火)

ラグビーワールドカップ2015のアジア最終予選を兼ねたアジア五カ国対抗 ​の第3戦が行われた韓国から18日に帰国し、昨日19日は早朝練習やリカバリーのみでオフとなりました。
本日20日は残念ながら雨。福岡に戻ってくるとよく天気が崩れているのが残念です。

堀江選手と育成選手の垣永選手がペアになって​ ​​​ ​​ウォーミングアップ。

FW陣は最近は恒例となっているインターバル走のユーロフィット。

その間、BK陣はスピードトレーニングを行いました。

FW陣は様々な姿勢のプランクも。頭の先からつま先まで一直線に保つことが​体幹強化のためには重要です。

全体ではキックオフアタックやディフェンスの練習を行いました。

全体練習が終わるとバックスリーはいつものハイパントキャッチの練習。
いつも通り障害物のコーンなどを並べ、ワイズマンテルテクニカルアドバイザーがキックするボールのキャッチ練習を行いました。

調整中の福岡選手や廣瀬選手は室内での別メニュー。
育成選手の牧田選手は残念ながら負傷でこの日の昼食後にチームから離脱となりました。​

練習後に並ぶ2人。
どっちが背が高いかを競っていたようですが、実はこの2人は国を越えて、顔や背格好が似ていると評判。
田村選手とマレ・サウ選手、みなさんはどっちがどっちかわかりますか?

​本日20日の午後も練習は行わず、この1ヶ月以上続く合宿・遠征で溜まっている疲労からの回復に努めました。
明日21日は通常通り、早朝練習から、午前練習、午後の練習と3回の練習を行います!