2月5日(金)
キャンプ最終日となりました。今朝のヘッドスタートはフロントスクワットとRDL(ルーマニアンデッドリフト)を行いました。
キャンプ最後の練習は、セレクションマッチの翌日にも関わらずハードなものとなりました。里コーチのセッションの後、ユニットに分かれました。バックスは今回のキャンプで取り組んできた内容の総復習。疲れている中でも集中して行えていました。フォワードのユニットセッションは、今キャンプで一番激しいものとなりました。ライブスクラムを何本か組んだ後ボールを展開しフェイズアタックディフェンス。すぐにラインアウトを休まず行います。非常に息の上がる状況を作り出し、その中での我慢強く安定したスクラム、激しくアタックディフェンス、最後は乳酸が溜まる中での安定したラインアウトリフト。さらに最後はラインアウトモールセッション。選手たちは顔をゆがめながらも共に声を掛け合い、最後まで良い雰囲気の中でのトレーニングとなりました。
合間にチームトーク。気付いたことを積極的に話す選手が多く見られました。
宿舎に帰って昼食の後、掃除をして閉講式を行いました。横田ユース統括と樋口監督から、ともに「素晴らしいキャンプであった」との話しがありました。
第41期高校日本代表選手は後日発表され、選出された26名は引き続き2月16日から行われる強化合宿(天理教38母屋・天理大学)に臨みます。
2月4日(木)
キャンプ3日目、今日もヘッドスタートから始まります。今日は上半身を中心にトレーニングを行いました。トレーニングの最後にはプロテインを飲み、いち早く栄養分を体に吸収します。午前の練習は、初日から引き続き、里スポットコーチによるスタートダッシュのトレーニング。だいぶ体に浸透してきた様子で、乱れた体勢からでも素早くスタートセットポジションが取れるようになってきました。その後はユニット行い、最後は選手に任せ午後からのセレクションマッチに向けて、サインプレーの確認を行いました。
午後はいよいよセレクションマッチです。ゲームを前に、高体連ラグビー専門部顧問の前田先生が激励に訪れました。ウォーミングアップも大きな声が出ており、雰囲気よく練習が進んでいきました。
久保レフリーの笛でキックオフ。6月の岩手キャンプから取り組んできた練習内容がいたるところで見られました。激しいコンタクトあり、ゴール前の粘り強いディフェンスもありと、見ごたえのあるゲームとなりました。
ハーフタイムでは選手を中心に積極的に意見を出し合います。
大きな怪我もなく無事終了したセレクションマッチ。久保レフリーからのアドバイスを受け、ストレッチをして帰りのバスに乗り込みました。選手たちは、実力を出し切った選手、やや悔いの残る選手など様々ですが、帰りのバス内は賑やかな雰囲気となりました。
2月3日(水)
キャンプ2日目は朝の5時半に宿舎を出発。5:50より、S&Cセッションを行います。今日はベンチプレス・フロントスクワット・プルアップの測定を行いました。ベンチプレスの最高記録は、145kg、フロントスクワットは160kgとなりました。いつもは眠そうなヘッドスタート。この日は測定ということで、選手も声を出しながら意欲的に取り組んでいました。
午前中の練習はウォーミングアップの後、里スポットコーチによるランニングセッション。初日に引き続き、シャローディフェンスの重要なキーワードとなるスタートポジションを反復練習しました。
その流れのままディフェンスセッションに入ります。
その後はユニット。フォワードはスクラムを行いました。バックスは、はじめは細かなスキルトレーニングから最後は息の上がった厳しい状況下でのスキルトレーニングまで、非常に追い込んだセッションとなりました。
宿舎に帰り、夜のミーティングは個人面談とチームミーティング。明日のセレクションマッチに向け、個人の課題とチームの約束事を確認しました。
2月2日(火)
本日より、天理市の天理大学グランドで「第4回TIDユースキャンプ 第41期ラグビー高校日本代表セレクション合宿」が始まりました。今まで何度も顔を合わせている選手も、今回のキャンプはやや緊張感のある表情で参加していました。5日までの3泊4日、日々の練習や各種測定、オフ・ザ・グランドの集団生活、4日のセレクションマッチを経て、第41期ラグビー高校日本代表選手26名が決定されます。
開講式では、高体連ラグビー専門部副部長の天野先生より40年の歴史が続く高校日本代表の重みについて、お話しがありました。昨年のワールドカップにおける日本代表の活躍を例に出し、諦めない姿勢の大切さの話しがありました。続いて高体連常任委員で、今回の遠征で副団長を務めていただく服部先生よりお話しをいただき、スタッフ紹介の後、高校日本代表の樋口猛監督から、スコットランド遠征での目標が示されました。
「スコットランドに勝つ!」。
6月の岩手キャンプから終始一貫して言い続けている目標です。ワールドカップで唯一ジャパンが敗れているスコットランド代表。3月に敵地エディンバラに乗り込み、勝利をつかみ取ります。
今年も天理大学さんの人工芝グランドをお借りして行われます。素晴らしい環境をご提供いただき、ありがとうございます。
まずは測定からスタート。
ブレイクダウンとアタックシェイプのトレーニングのあと、ユニットに分かれてフォワードはラインアウト、バックスは1対1を行いました。
練習の最後は里スポットコーチによるランニングセッション。日本が目指すシャローディフェンスに不可欠なスタートにフォーカスし、様々なトレーニングが繰り返されました。
大石トレーナーによるストレッチセッションで1日のトレーニングが終了しました。明朝も恒例のヘッドスタートから始まります。